北の核問題 「2、3カ月で鮮明に」
投稿者: inakamonodemisawa 投稿日時: 2003/07/28 01:18 投稿番号: [80025 / 232612]
北の核問題
「2、3カ月で鮮明に」
日米台シンポで米元政府高官(産経新聞) 7月27日5:15
中国の「圧力」に期待示す
「東アジアの安全保障と日米同盟・東アジア経済の現状と展望」をテーマとした日米台協力シンポジウム(日華文化協会主催、産経新聞後援)が二十六日、都内のホテルで開かれた。シンポジウムにはクリントン米政権下で国防次官補代理を務めた戦略国際研究所(CSIS)のカート・キャンベル上級副所長が出席、北朝鮮の核開発問題について、「外交的手段で解決するのか対立していくのか、今後二、三カ月で鮮明になる」と述べた。
キャンベル氏のほか、日本から軍事評論家の江畑謙介氏と国際エコノミストの長谷川慶太郎氏、台湾から元国防部副部長の陳必照氏、台湾経済研究院の呉栄義院長が出席した。
「北朝鮮問題は最も深刻、注意すべき課題」とするキャンベル氏は、「米中関係はこれまでの歴史を振り返っても最も良い時期」としたうえで、「中国が北朝鮮に圧力をかけ核開発を断念させることを願う」と述べ、米国は米朝の二国間協議でなく、あくまで日中韓を含めた協議を望んでいるとした。国際政治の新しい課題として「イスラム原理主義の台頭」を指摘、「フィリピンやインドネシア、マレーシアで反米感情が顕著。米国は表面的にはアフガニスタンやイラクで戦っているが、深い意味では東南アジアの人々とも戦っている」と語った。
キャンベル氏は「難しい挑戦を抱えた時代に入った」としたうえで、「世界的なテロ」「中国の台頭」「北朝鮮のような破綻(はたん)しつつある国への懸念」「核をめぐる課題」が、今後の重要な戦略的課題であり、「ほかのいかなる時代より、日米関係の強化は現在の方がはるかに重要」と強調した。
◇
≪シンポジウムでの安全保障に関する主な発言は次の通り。≫
▼カート・キャンベル氏 米国は、中国が北朝鮮に圧力をかけ核開発をやめさせることを望んでいる。また北朝鮮と二国間協議を持つことには大きなためらいがあり、日本、中国、韓国を交えての多国間協議を望んでいる。しかし、どのような形で協議を持つべきかを考えている間に、北朝鮮はずいぶん核開発を進めているようだ。
今後二、三カ月で物事がはっきりし、北朝鮮問題の解決は外交的手段によるのか、対立していくのかがはっきりしてくる。個人的には交渉に戻ると予想しているが、その場合二つの難しい問題が待ちかまえている。
一つは、金正日総書記は北朝鮮が開放された国になるような改革をまったく受け入れようとはしていない。また、核への野心を放棄させることも難しいだろう。この二つが解決されなければ、朝鮮半島問題は北東アジアを不安定化させる非常に大きな要因になる。
われわれは難しい時代に入った。これからのアジアに平和と安定をもたらすには、日米関係の強化が重要だ。冷戦時代のいかなる時期より、今の方がはるかに日米同盟の重要性は大きいといえるだろう。
▼江畑謙介氏 二〇二〇年には中国の石油輸入が現在の二倍を超える二億トンに達する。中国は輸送ルート確保のためにも、日本のタンカー航路であり世界経済の動脈である東シナ海、南シナ海を実効支配できる「準外洋海軍国家」に向かいつつある。特に潜水艦の増強を目指している。中国が台湾を軍事的に封鎖すれば世界経済に大きな影響が出る。抑止力が必要だ。北朝鮮の弾道ミサイル問題では、日米台の早期警戒衛星の情報共有化が重要だが、集団的自衛権の問題と台湾承認の問題が技術的に出てくる。
▼陳必照氏 大陸(中国)は、北東アジアの平和維持には朝鮮半島の分断が現実的な選択であることを理解している。統一朝鮮が大量破壊兵器を有することについて韓国には、大国への抑止力・影響力向上につながると考える向きがあるが、日本はそれを許容できない。大陸の国益を害する形で日本が(防衛的に)反応することも大陸は認識している。北朝鮮の核問題で外交的解決への手段が尽き、米国が先制攻撃を仕掛けた場合、日本がどう出るか。北朝鮮が反撃し、六千余の大砲がソウルへ砲撃、日本への核攻撃の可能性もある。
中国の「圧力」に期待示す
「東アジアの安全保障と日米同盟・東アジア経済の現状と展望」をテーマとした日米台協力シンポジウム(日華文化協会主催、産経新聞後援)が二十六日、都内のホテルで開かれた。シンポジウムにはクリントン米政権下で国防次官補代理を務めた戦略国際研究所(CSIS)のカート・キャンベル上級副所長が出席、北朝鮮の核開発問題について、「外交的手段で解決するのか対立していくのか、今後二、三カ月で鮮明になる」と述べた。
キャンベル氏のほか、日本から軍事評論家の江畑謙介氏と国際エコノミストの長谷川慶太郎氏、台湾から元国防部副部長の陳必照氏、台湾経済研究院の呉栄義院長が出席した。
「北朝鮮問題は最も深刻、注意すべき課題」とするキャンベル氏は、「米中関係はこれまでの歴史を振り返っても最も良い時期」としたうえで、「中国が北朝鮮に圧力をかけ核開発を断念させることを願う」と述べ、米国は米朝の二国間協議でなく、あくまで日中韓を含めた協議を望んでいるとした。国際政治の新しい課題として「イスラム原理主義の台頭」を指摘、「フィリピンやインドネシア、マレーシアで反米感情が顕著。米国は表面的にはアフガニスタンやイラクで戦っているが、深い意味では東南アジアの人々とも戦っている」と語った。
キャンベル氏は「難しい挑戦を抱えた時代に入った」としたうえで、「世界的なテロ」「中国の台頭」「北朝鮮のような破綻(はたん)しつつある国への懸念」「核をめぐる課題」が、今後の重要な戦略的課題であり、「ほかのいかなる時代より、日米関係の強化は現在の方がはるかに重要」と強調した。
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≪シンポジウムでの安全保障に関する主な発言は次の通り。≫
▼カート・キャンベル氏 米国は、中国が北朝鮮に圧力をかけ核開発をやめさせることを望んでいる。また北朝鮮と二国間協議を持つことには大きなためらいがあり、日本、中国、韓国を交えての多国間協議を望んでいる。しかし、どのような形で協議を持つべきかを考えている間に、北朝鮮はずいぶん核開発を進めているようだ。
今後二、三カ月で物事がはっきりし、北朝鮮問題の解決は外交的手段によるのか、対立していくのかがはっきりしてくる。個人的には交渉に戻ると予想しているが、その場合二つの難しい問題が待ちかまえている。
一つは、金正日総書記は北朝鮮が開放された国になるような改革をまったく受け入れようとはしていない。また、核への野心を放棄させることも難しいだろう。この二つが解決されなければ、朝鮮半島問題は北東アジアを不安定化させる非常に大きな要因になる。
われわれは難しい時代に入った。これからのアジアに平和と安定をもたらすには、日米関係の強化が重要だ。冷戦時代のいかなる時期より、今の方がはるかに日米同盟の重要性は大きいといえるだろう。
▼江畑謙介氏 二〇二〇年には中国の石油輸入が現在の二倍を超える二億トンに達する。中国は輸送ルート確保のためにも、日本のタンカー航路であり世界経済の動脈である東シナ海、南シナ海を実効支配できる「準外洋海軍国家」に向かいつつある。特に潜水艦の増強を目指している。中国が台湾を軍事的に封鎖すれば世界経済に大きな影響が出る。抑止力が必要だ。北朝鮮の弾道ミサイル問題では、日米台の早期警戒衛星の情報共有化が重要だが、集団的自衛権の問題と台湾承認の問題が技術的に出てくる。
▼陳必照氏 大陸(中国)は、北東アジアの平和維持には朝鮮半島の分断が現実的な選択であることを理解している。統一朝鮮が大量破壊兵器を有することについて韓国には、大国への抑止力・影響力向上につながると考える向きがあるが、日本はそれを許容できない。大陸の国益を害する形で日本が(防衛的に)反応することも大陸は認識している。北朝鮮の核問題で外交的解決への手段が尽き、米国が先制攻撃を仕掛けた場合、日本がどう出るか。北朝鮮が反撃し、六千余の大砲がソウルへ砲撃、日本への核攻撃の可能性もある。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.