北は安保確保に躍起
投稿者: remember140917 投稿日時: 2003/07/15 22:39 投稿番号: [78370 / 232612]
中国が北朝鮮から距離を置き始めようとする時、ロシアがどう出るかも一つのポイントになるはずだ。
元々この国は、伝統的に火事場泥棒を常習にしているところだから、今回の問題でも可能な限り漁夫の利を得ようとするに違いない。
そして北朝鮮は、それを元に中国に揺さぶりをかけるに違いないと思うのだが。
北朝鮮の、成功する可能性の少ない新たな瀬戸際外交が始まるのだろうか。
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2003/07/15 (産経新聞朝刊)
北は安保確保に躍起 中国、新条約打診対中同盟に「揺れ」 核カードなお誇示 ( 7/15)
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【ソウル=黒田勝弘】中国が朝鮮半島有事の際、北朝鮮を自動的に軍事支援しなければならない「義務」を負った中朝軍事同盟条約の修正ないし新条約締結の話は、これまでも非公式情報としては伝えられてきた。とくにロシアが北朝鮮と新条約を結んだ後、中国も新条約を目指してきた。
今回、中国側は北朝鮮をなだめるため新条約のメドを「核問題解決後」にしたという。とすると北朝鮮にとっては新条約下では今後、中国からの「朝鮮戦争型」のような直接的な軍事支援は期待できないことになる。
そのため核問題解決に向けて北朝鮮は、核問題後の自らの「安全保障」確保のため必死にならざるをえない。北朝鮮が「核開発疑惑」をしきりにエスカレートさせ、米国との交渉による「見返り」の値段をつり上げようとしているように見えるのも、中国との同盟関係の「揺れ」からくる将来の不安まで念頭に入れているせいかもしれない。
中朝同盟は北朝鮮の核問題をきっかけに明らかに動揺が見られる。北朝鮮は体制維持の最大カードとして「核開発」を誇示しているのに対し、同盟国の中国はそれに反対しているからだ。しかも中国は米国との直接交渉にこだわる北朝鮮を説得(?)し、先の北京での「米朝中・三国協議」を実現させている。北朝鮮の核問題をめぐる中国の位置は「明らかに日米韓寄り」(ソウルの外交筋)なのだ。
その中国は胡錦濤体制スタートの後、まず韓国の大統領を北京に迎え中韓首脳会談を開催している。韓国にとっては核問題が最大テーマだったから、国際包囲網が強まるなか、北朝鮮にとってこの中韓首脳会談は相当の「圧力」だった。
北朝鮮の中国に対する不満は誰が見ても明らかだろう。金正日総書記と胡錦濤主席との首脳会談がいまだ実現していないことも「中国に対する北朝鮮側の不機嫌さを物語っている」(同筋)とする見方がある。
中国は北朝鮮との新条約の必要性を説明するに際し、韓国との国交正常化(一九九二年)の事実も指摘しているという。現在の中朝条約は朝鮮戦争の経験もあって軍事的には事実上、米韓を意識したものだ。しかし中国は米国に続いて韓国とも国交を結び「中朝対米韓」という対決構図は今や後退している。
中国にとって北朝鮮との軍事同盟条約は負担になっているのだ。
韓国では最近、反米運動や盧武鉉政権に対する「反米疑惑」などから「米韓同盟の揺れ」がいわれる。これに対応するように今、中朝同盟にも「揺れ」が見られる。朝鮮半島にも冷戦後的な新しい国際関係の模索として、「同盟関係の変化」というこれまでにはなかった現象が起きている。
元々この国は、伝統的に火事場泥棒を常習にしているところだから、今回の問題でも可能な限り漁夫の利を得ようとするに違いない。
そして北朝鮮は、それを元に中国に揺さぶりをかけるに違いないと思うのだが。
北朝鮮の、成功する可能性の少ない新たな瀬戸際外交が始まるのだろうか。
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2003/07/15 (産経新聞朝刊)
北は安保確保に躍起 中国、新条約打診対中同盟に「揺れ」 核カードなお誇示 ( 7/15)
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【ソウル=黒田勝弘】中国が朝鮮半島有事の際、北朝鮮を自動的に軍事支援しなければならない「義務」を負った中朝軍事同盟条約の修正ないし新条約締結の話は、これまでも非公式情報としては伝えられてきた。とくにロシアが北朝鮮と新条約を結んだ後、中国も新条約を目指してきた。
今回、中国側は北朝鮮をなだめるため新条約のメドを「核問題解決後」にしたという。とすると北朝鮮にとっては新条約下では今後、中国からの「朝鮮戦争型」のような直接的な軍事支援は期待できないことになる。
そのため核問題解決に向けて北朝鮮は、核問題後の自らの「安全保障」確保のため必死にならざるをえない。北朝鮮が「核開発疑惑」をしきりにエスカレートさせ、米国との交渉による「見返り」の値段をつり上げようとしているように見えるのも、中国との同盟関係の「揺れ」からくる将来の不安まで念頭に入れているせいかもしれない。
中朝同盟は北朝鮮の核問題をきっかけに明らかに動揺が見られる。北朝鮮は体制維持の最大カードとして「核開発」を誇示しているのに対し、同盟国の中国はそれに反対しているからだ。しかも中国は米国との直接交渉にこだわる北朝鮮を説得(?)し、先の北京での「米朝中・三国協議」を実現させている。北朝鮮の核問題をめぐる中国の位置は「明らかに日米韓寄り」(ソウルの外交筋)なのだ。
その中国は胡錦濤体制スタートの後、まず韓国の大統領を北京に迎え中韓首脳会談を開催している。韓国にとっては核問題が最大テーマだったから、国際包囲網が強まるなか、北朝鮮にとってこの中韓首脳会談は相当の「圧力」だった。
北朝鮮の中国に対する不満は誰が見ても明らかだろう。金正日総書記と胡錦濤主席との首脳会談がいまだ実現していないことも「中国に対する北朝鮮側の不機嫌さを物語っている」(同筋)とする見方がある。
中国は北朝鮮との新条約の必要性を説明するに際し、韓国との国交正常化(一九九二年)の事実も指摘しているという。現在の中朝条約は朝鮮戦争の経験もあって軍事的には事実上、米韓を意識したものだ。しかし中国は米国に続いて韓国とも国交を結び「中朝対米韓」という対決構図は今や後退している。
中国にとって北朝鮮との軍事同盟条約は負担になっているのだ。
韓国では最近、反米運動や盧武鉉政権に対する「反米疑惑」などから「米韓同盟の揺れ」がいわれる。これに対応するように今、中朝同盟にも「揺れ」が見られる。朝鮮半島にも冷戦後的な新しい国際関係の模索として、「同盟関係の変化」というこれまでにはなかった現象が起きている。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.