日本の外交史上、前代未聞の不祥事
投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/05/28 08:06 投稿番号: [71633 / 232612]
産経新聞
【主張】対北「圧力」削除
更迭に値する背信行為だ
先の日米首脳会談で、北朝鮮に対して「対話と圧力」で臨む方針が確認されたにもかかわらず、外務省が作成した記者団への説明資料では「圧力」の文字が削除されていた。歴史的な会談の中身を改竄(かいざん)しようとした日米両国首脳への背信行為である。
問題の外務官僚は、小泉純一郎首相の訪米に同行した田中均外務審議官だ。訪米前の首相を交えた専用機内の打ち合わせでは、対北朝鮮政策について「圧力はよくない。対話継続を強調すべきだ」と主張したといわれる。首相への進言を非難するのではない。だが、日米首脳会談で、小泉首相は「平和的解決のためには対話と圧力が必要だ」と語り、ブッシュ大統領も同意したのである。その会談から肝心の「圧力」という言葉を削除したら、意味が全く違ってしまうではないか。
田中氏とともに同行した安倍晋三官房副長官がこれに気づき、記者説明では自らの判断で「圧力」を復活させたから事なきを得たが、とんでもない誤った情報が世界に発信される危険性があった。日本の外交史上、前代未聞の不祥事である。
田中氏の情報隠しは、今回だけではない。昨年九月十七日の日朝首脳会談で、北朝鮮が「死亡」とする拉致被害者八人の非公式リストを、当時アジア大洋州局長だった田中氏らは事前に受け取っていながら、会談前にこれを小泉首相に見せなかった。非公式リストに書かれた「死亡年月日」には不自然な点があり、これを首相が事前に見ていたら、首脳会談での対応も違ったのではないかといわれている。
官僚は、首相や閣僚に対して政策のオプションや助言を与えることはできても、政策を決定する権限はない。とりわけ、国の主権や安全保障にかかわる外交政策を担当する外務官僚は、そうした分別を十二分にわきまえるべきである。
田中氏は北朝鮮の「ミスターX」とのパイプがあることなどを買われて昨年十二月、政治担当の外務審議官に昇格し、川口順子外相は引き続き田中氏に北朝鮮との折衝を担当させる考えを示した。今回の資料改竄で田中氏への国民の信頼はさらに失墜した。こうした官僚を更迭できないようでは、川口外相の鼎(かなえ)の軽重が問われる。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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