細菌兵器研究の事故の実例
投稿者: ahoahoahochann7 投稿日時: 2003/05/17 01:00 投稿番号: [69234 / 232612]
http://www.primate.gr.jp/yamanouchi/79.html
インドの生物兵器研究の疑惑
アリベックが1989年ソ連代表団の一員としてインドのネパールとの境のヒマラヤ山脈のムクテスワールMukteswarという小さい村へ行った時のことが紹介されています。ここには私は2回訪れたことがあります。ニューデリーから800キロくらい離れた辺鄙な山の中ですが、ヒマラヤ山脈での日の出を目の前で見ることができるすばらしい場所です。
アリベックはここの総合生物研究施設見学した際に、警備はニューデリー以上に厳しく、どの建物にも付き添いなしで入ってはいけないと言われ、わけを尋ねると危険すぎるからとの回答であったと述べています。そして、厳しい警護の状態から、ここでも間違いなく生物兵器の開発研究を行っていると疑い、インドの生物兵器開発の証拠とみなしています。
ここは正式にはインド獣医学研究所のムクテスワール・キャンパスです。現在の支所長も私とは旧知の間柄です。 1886年に英国の著名な細菌学者アルフレッド・リンガードAlfred Lingardが設立したものです。インドはもちろん、全世界の牛に大きな被害を与えていた牛疫の研究のために、山の中に完全隔離の施設を作ったのです。当時、ロベルト・コッホなどもここを訪れて牛疫の研究をしたことがあります。ついでですが、彼の自筆の実験ノートも残っており、私はそのゼロックスコピーをとってきて大事に保管しています。
アリベックが訪問した同じ年に、私は1週間あまりここに滞在して私たちが開発した組換え牛疫ワクチンのウシでの有効性についての実験を行っていました。ここを生物兵器の研究所と信じたというのには驚きました。
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分厚い本ですが生物兵器の開発に関する骨格部分は以上にまとめた程度です。
古典的な細菌学にもとずく生物兵器の開発の実態は想像以上にすさまじいものです。天然痘ウイルスや炭疸菌は古典的な方法でおそろしい生物兵器になりうるもので、それらが大量生産されていたことは事実でしょうし、さらにそれらがほかの国にも広がっているとすると非常に危険なことです。
しかし、本書に紹介されているウイルス兵器の話に先端的な技術は見受けられません。アリベック自身のウイルス学の知識も非常に疑問です。ベクター研究所からの研究発表は、これまで私が知っているかぎりでは、とても最先端のウイルス学の知識を応用した生物兵器開発にはつながるレベルのものではありません。ただし現在、最先端の技術が導入されつつあることも事実です。
ウイルス学の新しい技術の応用は現在ではそれほど難しいことではなくなってきています。今後、古典的生物兵器と同様に先端生物兵器についての注意が必要です。
インドの生物兵器研究の疑惑
アリベックが1989年ソ連代表団の一員としてインドのネパールとの境のヒマラヤ山脈のムクテスワールMukteswarという小さい村へ行った時のことが紹介されています。ここには私は2回訪れたことがあります。ニューデリーから800キロくらい離れた辺鄙な山の中ですが、ヒマラヤ山脈での日の出を目の前で見ることができるすばらしい場所です。
アリベックはここの総合生物研究施設見学した際に、警備はニューデリー以上に厳しく、どの建物にも付き添いなしで入ってはいけないと言われ、わけを尋ねると危険すぎるからとの回答であったと述べています。そして、厳しい警護の状態から、ここでも間違いなく生物兵器の開発研究を行っていると疑い、インドの生物兵器開発の証拠とみなしています。
ここは正式にはインド獣医学研究所のムクテスワール・キャンパスです。現在の支所長も私とは旧知の間柄です。 1886年に英国の著名な細菌学者アルフレッド・リンガードAlfred Lingardが設立したものです。インドはもちろん、全世界の牛に大きな被害を与えていた牛疫の研究のために、山の中に完全隔離の施設を作ったのです。当時、ロベルト・コッホなどもここを訪れて牛疫の研究をしたことがあります。ついでですが、彼の自筆の実験ノートも残っており、私はそのゼロックスコピーをとってきて大事に保管しています。
アリベックが訪問した同じ年に、私は1週間あまりここに滞在して私たちが開発した組換え牛疫ワクチンのウシでの有効性についての実験を行っていました。ここを生物兵器の研究所と信じたというのには驚きました。
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分厚い本ですが生物兵器の開発に関する骨格部分は以上にまとめた程度です。
古典的な細菌学にもとずく生物兵器の開発の実態は想像以上にすさまじいものです。天然痘ウイルスや炭疸菌は古典的な方法でおそろしい生物兵器になりうるもので、それらが大量生産されていたことは事実でしょうし、さらにそれらがほかの国にも広がっているとすると非常に危険なことです。
しかし、本書に紹介されているウイルス兵器の話に先端的な技術は見受けられません。アリベック自身のウイルス学の知識も非常に疑問です。ベクター研究所からの研究発表は、これまで私が知っているかぎりでは、とても最先端のウイルス学の知識を応用した生物兵器開発にはつながるレベルのものではありません。ただし現在、最先端の技術が導入されつつあることも事実です。
ウイルス学の新しい技術の応用は現在ではそれほど難しいことではなくなってきています。今後、古典的生物兵器と同様に先端生物兵器についての注意が必要です。
これは メッセージ 69233 (ahoahoahochann7 さん)への返信です.