北朝鮮の核保有宣言の影響
投稿者: ahoahoahocha6 投稿日時: 2003/04/27 13:32 投稿番号: [65103 / 232612]
<北朝鮮核保有発言>脅しか本気か
日本政府は冷静に受け止め
米朝中協議で「核兵器保有」を明らかにした北朝鮮の発言は、日本をとりまく安全保障環境を一段と緊迫させる可能性をはらむ。26日、3カ国協議に出席したケリー米国務次官補から説明を受けた政府は「北朝鮮の真意をよく分析する」(外務省幹部)との姿勢で、まず政治的意図の解明が先との立場だが、北朝鮮の真意とは別に、日本国内で「北朝鮮脅威論」が高まるのは避けられない。 【及川正也】
■脅しか、本気か
「米国は従来、北朝鮮が1、2個の核兵器は持っているとの認識を持っており、発言は特段驚くべき内容ではない」
外務省の藪中三十二アジア大洋州局長は25日、ケリー氏からの電話報告をもとに、与党3党幹事長にこう伝えた。北朝鮮は80年代に実験用原子炉を停止させた際、数キロから十数キロのプルトニウム抽出をした可能性があるとされ、これが原爆1、2個分保有という見方の根拠となっていた。
核兵器は1、2個では戦略上の実戦レベルにあるとはみなされず、日本政府は冷静に対応している。核保有発言も、正確にどんな表現だったか、公表されていない。
それよりも日本の関心は、北朝鮮が寧辺の黒鉛減速炉から引き抜いた使用済み核燃料棒の再処理に言及した点にある。保管中の約8000本の核燃料棒を再処理すると、新たに30〜50キロのプルトニウム抽出が可能で、4〜6個分の原爆が製造できる。核拡散の懸念も生じて「軍事上の核抑止力を持つ」(防衛庁幹部)とされる。
ただ、政府は米側から「核燃料棒を再処理した形跡はない」との情報を得ている。再処理すれば米の衛星で探知が可能なので、この情報の確度は高いとみられる。今回の北朝鮮発言には日本政府内でも今のところ「瀬戸際外交で妥協を引き出そうとするいつもの戦術。米国も北朝鮮の脅しとみている」(外務省幹部)との見方が強い。
■弾道小型化はまだ?
仮に北朝鮮が相当数の核兵器を保有していた場合、日本にとって脅威はどの程度なのか。
北朝鮮には日本全土をほぼ射程に入れた弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)が100基以上配備されている。これに核爆弾を搭載するには、弾頭の小型化が必要だ。ただ、小型化技術がどこまで進んでいるかは見解が分かれる。
米国には「既に搭載可能」とする声もあるが、日本では「弾頭の小型化は成功していないとみられる」(防衛庁幹部)との見方が大勢だ。
また、北朝鮮は起爆装置の実験は過去にしているが、爆発を伴う核実験はなく、実戦配備段階にはないとされる。
防衛庁などが警戒するのは、核物質が放射能爆弾(ダーティーボム)として利用されること。通常爆弾の内部に放射性物質を詰め込み爆発とともに放射性物質を飛散させる兵器で、人間への危険度は高いとされる。
さらに、北朝鮮が核兵器を大量に製造し、外貨獲得のために輸出する可能性がある。3カ国協議でも、北朝鮮は「核兵器の輸出」を示唆したとされ、外務省幹部は「核がテロリストの手に渡れば世界的な脅威になる」と懸念している。
米朝中協議で「核兵器保有」を明らかにした北朝鮮の発言は、日本をとりまく安全保障環境を一段と緊迫させる可能性をはらむ。26日、3カ国協議に出席したケリー米国務次官補から説明を受けた政府は「北朝鮮の真意をよく分析する」(外務省幹部)との姿勢で、まず政治的意図の解明が先との立場だが、北朝鮮の真意とは別に、日本国内で「北朝鮮脅威論」が高まるのは避けられない。 【及川正也】
■脅しか、本気か
「米国は従来、北朝鮮が1、2個の核兵器は持っているとの認識を持っており、発言は特段驚くべき内容ではない」
外務省の藪中三十二アジア大洋州局長は25日、ケリー氏からの電話報告をもとに、与党3党幹事長にこう伝えた。北朝鮮は80年代に実験用原子炉を停止させた際、数キロから十数キロのプルトニウム抽出をした可能性があるとされ、これが原爆1、2個分保有という見方の根拠となっていた。
核兵器は1、2個では戦略上の実戦レベルにあるとはみなされず、日本政府は冷静に対応している。核保有発言も、正確にどんな表現だったか、公表されていない。
それよりも日本の関心は、北朝鮮が寧辺の黒鉛減速炉から引き抜いた使用済み核燃料棒の再処理に言及した点にある。保管中の約8000本の核燃料棒を再処理すると、新たに30〜50キロのプルトニウム抽出が可能で、4〜6個分の原爆が製造できる。核拡散の懸念も生じて「軍事上の核抑止力を持つ」(防衛庁幹部)とされる。
ただ、政府は米側から「核燃料棒を再処理した形跡はない」との情報を得ている。再処理すれば米の衛星で探知が可能なので、この情報の確度は高いとみられる。今回の北朝鮮発言には日本政府内でも今のところ「瀬戸際外交で妥協を引き出そうとするいつもの戦術。米国も北朝鮮の脅しとみている」(外務省幹部)との見方が強い。
■弾道小型化はまだ?
仮に北朝鮮が相当数の核兵器を保有していた場合、日本にとって脅威はどの程度なのか。
北朝鮮には日本全土をほぼ射程に入れた弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)が100基以上配備されている。これに核爆弾を搭載するには、弾頭の小型化が必要だ。ただ、小型化技術がどこまで進んでいるかは見解が分かれる。
米国には「既に搭載可能」とする声もあるが、日本では「弾頭の小型化は成功していないとみられる」(防衛庁幹部)との見方が大勢だ。
また、北朝鮮は起爆装置の実験は過去にしているが、爆発を伴う核実験はなく、実戦配備段階にはないとされる。
防衛庁などが警戒するのは、核物質が放射能爆弾(ダーティーボム)として利用されること。通常爆弾の内部に放射性物質を詰め込み爆発とともに放射性物質を飛散させる兵器で、人間への危険度は高いとされる。
さらに、北朝鮮が核兵器を大量に製造し、外貨獲得のために輸出する可能性がある。3カ国協議でも、北朝鮮は「核兵器の輸出」を示唆したとされ、外務省幹部は「核がテロリストの手に渡れば世界的な脅威になる」と懸念している。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.