現代中国共産党の一断面②
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/04/23 03:48 投稿番号: [64374 / 232612]
私が仕事をした職場は「技術に依拠したある公的な生産機関」だったわけですが、そこに主任(中国ではこの言葉は非常に重要で、その部署の責任者というか、トップという意味になります)に相当する人AとBがいたと仮定してください。
Aは当時そこの主任で党員であるが技術的なバックはさっぱりなしで、この国ではよくあることです。たまに会議をやるとAは1時間くらいは一人で演説をすることがある。止まらなくなってしまうわけですね。他の人々はうんざりした顔で聞いているし、こちらも言葉が分からないし同じなのですが、誰も止めようとしないところが不思議なところです。
準主任のBは非党員で技術的なことに強いが、組織的なこと政治的なことには興味がさらさらないというか、日本でもよくあるタイプです。
二人とも性格としては人付き合いもよく、好人物です。
さて、時が経つうちにAの指導力に影がさして業績も上がらないことから(こちらもAじゃだめだと思っていたわけですが)、上部の方針で更迭されてしまった。
Bが実質主任というわけです。
ところがこのBはそのうちに党員になってしまった。本人がいうから間違いはないですが、これにはこちらがびっくりしました。Bのような人間は、どうして党員になれるかということです。
確かに党員にならないと出世はできないし、上部機関としても組織の責任者が非党員では困るということだったようです。
この人は入党が遅かったようですが、通常このような機関にいると若いときから入って行くのが当たり前のようです。逆に非常に優秀な人物で信念で入党しない人がいましたが、やはり出世ができませんでした。
一事が万事とは言いませんが、中国の共産党はこのようになっている。
出世とお金を約束しながら、末端まで優秀な人々を取り込んでいる、取り込もうとする
今回の江沢民の方針も私企業の人々を入党させることだったです。
一方で無数の公司(コンス)を作りお金儲けに走っている。
こういう中で実は党員といえども結果を出さないと、上に上がれないようになっている。
また、こういうことで党の支配する中国を支え、発展させる原動力の「内実」をみたような気がします。
見方を変えれば、これは中国におけるこの党というのは、国民各層のから集まりその総意のバランスを取りながら、利益と権力を配分する集団かなと思ったりしました。かっての労働者&農民の党ではなく、国民総意から離れないよう各層から優秀でやる気のある連中を集め、オール与党体制を継続していくわけです。
コネ、人脈、横のつながりの悪さ、親孝行・敬老精神、旧正月等伝統行事はしっかり行われているというのは、社会主義とは無縁の伝統そのものであります。
一方で日本と違うところは、完全な共稼ぎで家事・食事は平等にやっていて、女性の発言権も確保されているということでしょうか。
浮気・離婚・三角関係・痴情沙汰なんていうのはどこの世界とも変わりはありません。
ナイトクラブ・売春有り、黒社会有り、賭け事有りでこれもどこの世界とも変わらない。
特に中国人は、賭博というものが大好きなようで、麻雀・トランプはともかく、信用する人物に対する投資、政治・経済に対する賭けは中国人特有の凄味があります。
株式売買の店の前は自転車で一杯、中は株価を見る人々で黒山というのは、よく象徴しています。
ここまでくるともう社会主義どころか資本主義そのものです。
清廉な党員という言葉もありましたが、皆さん拝金主義です。
私の受け方は、中国人にとってそれが最も活力があり自然で似合っているということでした。
事実、ここ10年ほどの高度成長はこの体質によるものと理解しています。
以上のような拙い私の体験から、中国というものを認識しているのですが、建前は社会主義かもしれませんが、人々の意識はもうどう考えても社会主義ではないと思っています。確かに党はML毛沢東主義ということになっていますが、実質「黒猫白猫論」が支配しているわけです。
またこのような活力ある社会が、以前の社会つまり「左旋回」はありえないだろうというのが私の実感です。
また、北朝鮮はこのような開放社会には激しく反発しているようです。
(了)
Aは当時そこの主任で党員であるが技術的なバックはさっぱりなしで、この国ではよくあることです。たまに会議をやるとAは1時間くらいは一人で演説をすることがある。止まらなくなってしまうわけですね。他の人々はうんざりした顔で聞いているし、こちらも言葉が分からないし同じなのですが、誰も止めようとしないところが不思議なところです。
準主任のBは非党員で技術的なことに強いが、組織的なこと政治的なことには興味がさらさらないというか、日本でもよくあるタイプです。
二人とも性格としては人付き合いもよく、好人物です。
さて、時が経つうちにAの指導力に影がさして業績も上がらないことから(こちらもAじゃだめだと思っていたわけですが)、上部の方針で更迭されてしまった。
Bが実質主任というわけです。
ところがこのBはそのうちに党員になってしまった。本人がいうから間違いはないですが、これにはこちらがびっくりしました。Bのような人間は、どうして党員になれるかということです。
確かに党員にならないと出世はできないし、上部機関としても組織の責任者が非党員では困るということだったようです。
この人は入党が遅かったようですが、通常このような機関にいると若いときから入って行くのが当たり前のようです。逆に非常に優秀な人物で信念で入党しない人がいましたが、やはり出世ができませんでした。
一事が万事とは言いませんが、中国の共産党はこのようになっている。
出世とお金を約束しながら、末端まで優秀な人々を取り込んでいる、取り込もうとする
今回の江沢民の方針も私企業の人々を入党させることだったです。
一方で無数の公司(コンス)を作りお金儲けに走っている。
こういう中で実は党員といえども結果を出さないと、上に上がれないようになっている。
また、こういうことで党の支配する中国を支え、発展させる原動力の「内実」をみたような気がします。
見方を変えれば、これは中国におけるこの党というのは、国民各層のから集まりその総意のバランスを取りながら、利益と権力を配分する集団かなと思ったりしました。かっての労働者&農民の党ではなく、国民総意から離れないよう各層から優秀でやる気のある連中を集め、オール与党体制を継続していくわけです。
コネ、人脈、横のつながりの悪さ、親孝行・敬老精神、旧正月等伝統行事はしっかり行われているというのは、社会主義とは無縁の伝統そのものであります。
一方で日本と違うところは、完全な共稼ぎで家事・食事は平等にやっていて、女性の発言権も確保されているということでしょうか。
浮気・離婚・三角関係・痴情沙汰なんていうのはどこの世界とも変わりはありません。
ナイトクラブ・売春有り、黒社会有り、賭け事有りでこれもどこの世界とも変わらない。
特に中国人は、賭博というものが大好きなようで、麻雀・トランプはともかく、信用する人物に対する投資、政治・経済に対する賭けは中国人特有の凄味があります。
株式売買の店の前は自転車で一杯、中は株価を見る人々で黒山というのは、よく象徴しています。
ここまでくるともう社会主義どころか資本主義そのものです。
清廉な党員という言葉もありましたが、皆さん拝金主義です。
私の受け方は、中国人にとってそれが最も活力があり自然で似合っているということでした。
事実、ここ10年ほどの高度成長はこの体質によるものと理解しています。
以上のような拙い私の体験から、中国というものを認識しているのですが、建前は社会主義かもしれませんが、人々の意識はもうどう考えても社会主義ではないと思っています。確かに党はML毛沢東主義ということになっていますが、実質「黒猫白猫論」が支配しているわけです。
またこのような活力ある社会が、以前の社会つまり「左旋回」はありえないだろうというのが私の実感です。
また、北朝鮮はこのような開放社会には激しく反発しているようです。
(了)
これは メッセージ 64373 (sofiansky2003 さん)への返信です.