イランの核武装の論文(2)
投稿者: humhumu456 投稿日時: 2003/03/09 15:44 投稿番号: [54761 / 232612]
(3)原子力の研究開発機関
核兵器開発に際して理論的研究の中心は、テヘラン原子力研究センターとエスファハーン原子力技術センターである。
テヘラン原子力研究センターは公式には研究施設と称しているが、核兵器関連物質の製造も担当しているとの報道がある。この研究センターには出力5MWeの米国製研究炉があり、1980年代に燃料をアルゼンチン製の20%濃縮ウランに交換した。公式にはその原子炉を使用して放射性同位元素を製造していると言う。プルトニウム抽出工場があると言う報道もあるが、それを否定する報道も複数ある。サバム鉱山複合体又はヤズド大学原子力部でウラン鉱石を精錬した粗製ウランを加工する工場があり、イェローケーキの製造施設の存在を示す証拠があるものの、その施設はここ暫くの間使用されていないと言う報道がある。仮にここでイェローケーキを製造しているとすると、その製品はファーサ/ルダン研究センターに送られて六フッ化ウランにし、それをモアラム・カライェー製造施設に送られて原子炉用濃縮ウランに加工されることになろう。いずれにしても、この原子力センターは原子力に必要な資材製造の中枢と思われる。また、同所にあるイブネ・ハイサン・レーザー技術研究センターでは、レーザー法によるウラン濃縮とともに慣性封じ込め法による核融合の研究を行っていると言われている。
エスファハーン原子力技術センターは、アヤトラ・ホメイニ政権がイラン・イラク戦争の最中の1984年に、原子力研究に対する強い意欲を持って新しく創設した研究施設である。表面上は研究センターとなっているが、実体は偽装された核兵器開発の中心的な機関と思われ、従業員は約3,000人と言われる。ここには出力27kWの中国製小型中性子照射炉、零出力重水炉及び準臨界炉2基と研究炉が4基ある。更に、ここにはその他に出力27MWのプルトニウム製造炉もあるとの噂がある。それは出力27kW中性子照射炉のことを、混乱して出力27MWと取り違えたのではないかとも言われているが、最悪のケースとしてプルトニウム製造炉があるとして見積るべきであろう。また、中国製のカルトロン(電磁法によるウラン濃縮器材の器材となりうる)がある。そのカルトロンには器材の耐蝕性からみてウラン濃縮能力がないと言われているが、少なくとも医療用の放射性同位元素を製造していることは明らかである。ウランを六フッ化ウランに転換する施設があるとの説もあるが、ここではなくファーサ/ルダン原子力センターにウラン転換施設があると考える方が自然である。また、ジルコニウム製造施設もあり、ここでは原子炉用燃料棒被覆用のジルコニウム管が製造されていると言われている。
また、レーザー研究センターと理論物理・数学研究センターもあり、レーザー研究センターは原子法によるウラン濃縮の研究、理論物理・数学研究センターでは高エネルギー物理学・素粒子物理学・理論核物理・統計力学を使った理論解析によって核兵器の開発に重要な役割を果たしていると言われている。この他に、ブシェール原子力複合体、ゴルガン・アル・カビル原子力センター、タブリズ研究所、ボナブ原子力研究センター等が原子力の開発に携わっている。
(4)原子炉
イランは1967年に米国から5MWの研究炉を導入して以来、民需用原子力発電所建設に向けて着実に努力している。1975年にはイラン原子力エネルギー機構を設立して西ドイツのジーメンス社やフランスの会社の協力を受けてブシェールに原子力発電所の建設を開始した。しかし、1979年のイスラム革命が起こって工事が中断となり、その後のイラクとの戦争中攻撃を受けて破壊された。戦争終了後工事再開についてドイツに打診したが、1991年6月軍事的利用の可能性があるとして再開は拒否された。 その後、紆余曲折を経て1995年1月ロシアとの間で跡地にロシア製軽水炉2基を建設することで契約が成立した。2003年12月にはその中の1基が稼動する予定だと報じられている。その他、中国から数基の小型研究用原子炉が導入されたとの報道があり、民生用とは言えこうした地道な原子炉及びその建設・運転技術の導入が欧米諸国特に米国に核兵器開発への疑念を深める結果となっている。
核兵器開発に際して理論的研究の中心は、テヘラン原子力研究センターとエスファハーン原子力技術センターである。
テヘラン原子力研究センターは公式には研究施設と称しているが、核兵器関連物質の製造も担当しているとの報道がある。この研究センターには出力5MWeの米国製研究炉があり、1980年代に燃料をアルゼンチン製の20%濃縮ウランに交換した。公式にはその原子炉を使用して放射性同位元素を製造していると言う。プルトニウム抽出工場があると言う報道もあるが、それを否定する報道も複数ある。サバム鉱山複合体又はヤズド大学原子力部でウラン鉱石を精錬した粗製ウランを加工する工場があり、イェローケーキの製造施設の存在を示す証拠があるものの、その施設はここ暫くの間使用されていないと言う報道がある。仮にここでイェローケーキを製造しているとすると、その製品はファーサ/ルダン研究センターに送られて六フッ化ウランにし、それをモアラム・カライェー製造施設に送られて原子炉用濃縮ウランに加工されることになろう。いずれにしても、この原子力センターは原子力に必要な資材製造の中枢と思われる。また、同所にあるイブネ・ハイサン・レーザー技術研究センターでは、レーザー法によるウラン濃縮とともに慣性封じ込め法による核融合の研究を行っていると言われている。
エスファハーン原子力技術センターは、アヤトラ・ホメイニ政権がイラン・イラク戦争の最中の1984年に、原子力研究に対する強い意欲を持って新しく創設した研究施設である。表面上は研究センターとなっているが、実体は偽装された核兵器開発の中心的な機関と思われ、従業員は約3,000人と言われる。ここには出力27kWの中国製小型中性子照射炉、零出力重水炉及び準臨界炉2基と研究炉が4基ある。更に、ここにはその他に出力27MWのプルトニウム製造炉もあるとの噂がある。それは出力27kW中性子照射炉のことを、混乱して出力27MWと取り違えたのではないかとも言われているが、最悪のケースとしてプルトニウム製造炉があるとして見積るべきであろう。また、中国製のカルトロン(電磁法によるウラン濃縮器材の器材となりうる)がある。そのカルトロンには器材の耐蝕性からみてウラン濃縮能力がないと言われているが、少なくとも医療用の放射性同位元素を製造していることは明らかである。ウランを六フッ化ウランに転換する施設があるとの説もあるが、ここではなくファーサ/ルダン原子力センターにウラン転換施設があると考える方が自然である。また、ジルコニウム製造施設もあり、ここでは原子炉用燃料棒被覆用のジルコニウム管が製造されていると言われている。
また、レーザー研究センターと理論物理・数学研究センターもあり、レーザー研究センターは原子法によるウラン濃縮の研究、理論物理・数学研究センターでは高エネルギー物理学・素粒子物理学・理論核物理・統計力学を使った理論解析によって核兵器の開発に重要な役割を果たしていると言われている。この他に、ブシェール原子力複合体、ゴルガン・アル・カビル原子力センター、タブリズ研究所、ボナブ原子力研究センター等が原子力の開発に携わっている。
(4)原子炉
イランは1967年に米国から5MWの研究炉を導入して以来、民需用原子力発電所建設に向けて着実に努力している。1975年にはイラン原子力エネルギー機構を設立して西ドイツのジーメンス社やフランスの会社の協力を受けてブシェールに原子力発電所の建設を開始した。しかし、1979年のイスラム革命が起こって工事が中断となり、その後のイラクとの戦争中攻撃を受けて破壊された。戦争終了後工事再開についてドイツに打診したが、1991年6月軍事的利用の可能性があるとして再開は拒否された。 その後、紆余曲折を経て1995年1月ロシアとの間で跡地にロシア製軽水炉2基を建設することで契約が成立した。2003年12月にはその中の1基が稼動する予定だと報じられている。その他、中国から数基の小型研究用原子炉が導入されたとの報道があり、民生用とは言えこうした地道な原子炉及びその建設・運転技術の導入が欧米諸国特に米国に核兵器開発への疑念を深める結果となっている。
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