日米韓の思惑の差
投稿者: ahoahoahocham6 投稿日時: 2003/03/02 10:15 投稿番号: [53020 / 232612]
<日米韓個別会談>思惑の差封じ結束
韓国の盧武鉉新大統領は25日の就任式を機に小泉純一郎首相、パウエル米国務長官とそれぞれ会談し、北朝鮮問題で結束を確認した。だが、ミサイル発射で冷水を浴びせた北朝鮮が瀬戸際政策をエスカレートさせれば、米韓の対北朝鮮対応の違いが改めて浮上し、はざまの日本が対応に苦慮する場面も予想される。この日は三者三様の思惑の違いをとりあえず封じ込めて結束をアピールする、政治的演出の色濃い新政権の船出となった。
◇小泉首相が橋渡し役 米との温度差解消向け
小泉首相 「意欲的な気迫に満ちた就任演説で感動した」
盧大統領 「天が特別にいい天気で私を祝賀してくれた」
両首脳の初会談は首相お得意の「感動した」から始まり、なごやかな雰囲気で終始した。だが、対北朝鮮問題での両首脳の力点の置き方には微妙な違いがあった。
南北対話の活性化を唱える大統領に対して、イラク問題もからみ日米同盟を最優先させたい首相は、日米韓3国連携の重要性を強調。それだけでなく、米韓関係の「橋渡し役」を自ら担う意欲までをにじませた。
首相周辺には、韓国内の反米感情が高まり、米国離れが進めば、日米韓連携の基盤が崩れる懸念があった。訪韓前、ある首相経験者は「簡単な話じゃないんだよ。南北双方が米国を嫌い、同化への純粋な考えが韓国内で台頭している」と、日米韓の結束維持に疑問を投げ掛けてもいた。
日米同盟になぞらえて米韓同盟の重要性をあえて強調した首相の胸中には、盧新政権が独自性を強調しすぎて米国との温度差が開くことを、何としても食い止めたい思いがあったようだ。
そのため会談は、相違より一致点を演出するものとなった。ミサイル発射など北朝鮮をめぐる協議だけでなく、首相の靖国神社参拝などでも突っ込んだやりとりはなかった。首相は「なぜ会談で取り上げなかったか」との記者団の質問に「ミサイルだけを取り上げる会談ではない。今の時点でそう(平壌宣言違反)と思っていない」とムキになって答えた。
一方、ミサイル発射について外務省幹部は「カードを小出しにする『サラミ戦術』が以前に比べて薄切りになってきた」と漏らす。朝鮮中央通信など北朝鮮の最近の論評について「最近は『全面戦争』などの表現が消え、トーンが落ちている」と別の首脳も指摘する。16日の金正日総書記の誕生日も、平壌宣言について「偉業」とたたえた。「日朝関係を断絶させず、安保理での経済制裁を回避したい北朝鮮側のシグナル」(首脳)とみて、今回の発射も「予想された挑発の範囲内だ」と冷静に反応している。
外務省では「テポドンを再発射すれば明確な平壌宣言違反だ。そこは北朝鮮も考えるはず」と楽観視する見方もある。ただ瀬戸際政策を続ける限り、今後のテポドン再発射につながる懸念が消えたわけではない。
【ソウル徳増信哉、高安厚至】
韓国の盧武鉉新大統領は25日の就任式を機に小泉純一郎首相、パウエル米国務長官とそれぞれ会談し、北朝鮮問題で結束を確認した。だが、ミサイル発射で冷水を浴びせた北朝鮮が瀬戸際政策をエスカレートさせれば、米韓の対北朝鮮対応の違いが改めて浮上し、はざまの日本が対応に苦慮する場面も予想される。この日は三者三様の思惑の違いをとりあえず封じ込めて結束をアピールする、政治的演出の色濃い新政権の船出となった。
◇小泉首相が橋渡し役 米との温度差解消向け
小泉首相 「意欲的な気迫に満ちた就任演説で感動した」
盧大統領 「天が特別にいい天気で私を祝賀してくれた」
両首脳の初会談は首相お得意の「感動した」から始まり、なごやかな雰囲気で終始した。だが、対北朝鮮問題での両首脳の力点の置き方には微妙な違いがあった。
南北対話の活性化を唱える大統領に対して、イラク問題もからみ日米同盟を最優先させたい首相は、日米韓3国連携の重要性を強調。それだけでなく、米韓関係の「橋渡し役」を自ら担う意欲までをにじませた。
首相周辺には、韓国内の反米感情が高まり、米国離れが進めば、日米韓連携の基盤が崩れる懸念があった。訪韓前、ある首相経験者は「簡単な話じゃないんだよ。南北双方が米国を嫌い、同化への純粋な考えが韓国内で台頭している」と、日米韓の結束維持に疑問を投げ掛けてもいた。
日米同盟になぞらえて米韓同盟の重要性をあえて強調した首相の胸中には、盧新政権が独自性を強調しすぎて米国との温度差が開くことを、何としても食い止めたい思いがあったようだ。
そのため会談は、相違より一致点を演出するものとなった。ミサイル発射など北朝鮮をめぐる協議だけでなく、首相の靖国神社参拝などでも突っ込んだやりとりはなかった。首相は「なぜ会談で取り上げなかったか」との記者団の質問に「ミサイルだけを取り上げる会談ではない。今の時点でそう(平壌宣言違反)と思っていない」とムキになって答えた。
一方、ミサイル発射について外務省幹部は「カードを小出しにする『サラミ戦術』が以前に比べて薄切りになってきた」と漏らす。朝鮮中央通信など北朝鮮の最近の論評について「最近は『全面戦争』などの表現が消え、トーンが落ちている」と別の首脳も指摘する。16日の金正日総書記の誕生日も、平壌宣言について「偉業」とたたえた。「日朝関係を断絶させず、安保理での経済制裁を回避したい北朝鮮側のシグナル」(首脳)とみて、今回の発射も「予想された挑発の範囲内だ」と冷静に反応している。
外務省では「テポドンを再発射すれば明確な平壌宣言違反だ。そこは北朝鮮も考えるはず」と楽観視する見方もある。ただ瀬戸際政策を続ける限り、今後のテポドン再発射につながる懸念が消えたわけではない。
【ソウル徳増信哉、高安厚至】
これは メッセージ 53019 (ahoahoahocham6 さん)への返信です.