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沈黙の艦隊 原潜1隻でこんなに活躍

投稿者: ahoahoahocham6 投稿日時: 2003/02/27 23:01 投稿番号: [52366 / 232612]
33位 沈黙の艦隊
128pts
24位 120位 かわぐちかいじ   講談社   全32巻

 

<あらすじ>
日本とアメリカが共謀して極秘裏に建造した、最新鋭の原子力潜水艦「シーバット」。米軍所属のシーバットは、将来の日本の初の原潜となるべき艦とされ、乗員は全員日本人から選ばれた。

ところが、艦長の海江田四郎は試験航海中に叛乱逃亡。シーバットを独立国「やまと」として独立を宣言し、米艦隊に核の脅しをかける。「やまと」独立を容認し擁護する日本と、独立を認めず脱走艦として処分しようとするアメリカの対立は深まり、遂に米軍によって自衛隊に被害が出、日米関係は最悪の状態に陥る。

一触即発の状況下、米艦隊と、アメリカに歩調を合わせるソ連艦隊と交戦した海江田はこれを撃破し、日本と同盟を結ぶべく東京に舵を向ける。そこで海江田は自分の世界平和への理想を語り、それを達成するために新たな目的地を発表する。

<みどころ>

1988年、米ソの冷戦が続いていた時代に連載を始めたこの漫画は、いきなり冷戦下の政治・軍事が抱える問題にメスを入れてきた。近年、社会問題に取り組む漫画が増えてはきているが、ここまで直接的な表現で立ち入った漫画も珍しいだろう。

海江田が語る理想。たしかに、現実的に考えれば途方もない理想である。そもそもその前提ともなる「やまと」の強さはやはり漫画の中でこそのものだ。だがそれでも、読み進んでいく上で海江田の語る言葉を聞きたいと思わせる力をこの漫画は持っている。

また、この漫画の魅力の一つである、近代兵器を緻密に描写したリアルな戦闘シーン。ミリタリーへの関心が深くなければ、聞いたこともない専門用語の中でそれは進行する。しかしそれも物語の中での解説により、読んでゆく上での障害とはなっていない。

だが、そこからこの漫画を単なるミリタリーマニア向けの戦記漫画とすることはできない。もちろん、一瞬の判断が命取りとなる、戦場という極限状態で戦う男達の、緊張の心理描写にも引き込まれるところが大きい。が、その場を政治の舞台に移した、一国の、世界の運命をかけて政治の駆け引きを行う政治家達。それぞれの強固な信念に基づいて、自分の意見をミサイルでなく言葉で戦わせる政治家達の人間味にも、強く魅せられる。そう、これは軍人や政治家、その他の人々の人間ドラマでもある、社会派漫画だ。

湾岸戦争以後、ブラウン管の中でではあるが、戦争は日本人に身近になってきた。PKOによる自衛隊の海外派兵、台湾海峡での中国の軍事演習、北朝鮮の韓国侵入事件と日本上空へのミサイル発射実験に不審船事件。そして、日米ガイドラインの見直しと、有事立法。冷戦終了後、日本には確実に戦争の影が忍び寄っている。そして、世界でも各地で続く地域紛争。カフカス山脈、カシミール、バルカン半島等で未だに続く紛争を、米露の大国やNATOは収束できないでいる。海江田の言う通り、アメリカを世界の警察とした現在の体制はゆきづまっている面もある。

核兵器、国家、戦争、そして平和。激動の20世紀末、人類に課せられた最大のテーマにこの漫画は挑んでいる。
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