北朝鮮崩壊のメカニズム3
投稿者: akitanoonajikoto111 投稿日時: 2003/02/09 13:10 投稿番号: [48791 / 232612]
機関の数の多さは、すなわち役職=ポストの数の多さを意味する。人民主権という建前の下で特権階級を存続させようとすれば、彼等の特権享受を正当化するために、何等かの役職を与えなければならない。建国者が子息に地位を世襲させた以上、それに次ぐ地位の人々も子息が同等な地位に就ける事を望むだろうし、2人目以降の子息や息女も相応の地位に就けたいと欲するだろう。むしろ金正日の即位が歓迎された理由は、日成-正日父子が率先して世襲する事により、特権階級の世襲が事実上公認された点にある。これが要点の3つ目。
またポスト不足を緩和するためには、なるべく早めに停年退職させた方が望ましくはある。例えば旧ソ連では、一定以上の地位に昇った者には豊かで名誉ある年金生活が保証されていたが、これも特権階級の延長と見て構わない。とはいえ古今東西を問わず、年長者は年少者を同じ頃の自分たちよりも過小評価しがちである。加えて引退後に自分の特権や名誉が蔑( ないがし )ろにされる事をおそれ、金日成と同時代の革命第1世代は半々( なかなか )引退しようとはしなかった。さらには人民に絶望観を抱かせないため、喩え限られた一部であれ下位の階層の出身者に上位の階層を開放しなければならない。極めて狭き門であれ地位向上の機会が与えられてさえいれば、「人民が政治体制に絶望し、支配階級を敵視する」風潮が緩和されるためである。したがって、特権階級の人口比は漸次増えていく傾向にある。すなわち総兵力のうち14.2%もの割合を占める特殊戦部隊には、「一般兵士=人民の1つ上に、世襲させる必要のない上位の階層を設ける」という意味もあった訳だ。これが要点の4つ目。
これは メッセージ 48790 (akitanoonajikoto111 さん)への返信です.
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