(財)DRC研究専門委員 藤本昌士氏の論文
投稿者: t2daiisuki48 投稿日時: 2003/02/08 21:01 投稿番号: [48571 / 232612]
2.特殊部隊の編制・兵力・装備及び能力
(1)特殊部隊の編制・兵力
a.総参謀本部直轄の特殊軍団
「特殊軍団」の実態は、不明な部分が多いが、各種資料から以下のように判断される。
特殊軍団は、世界通念上のゲリラ部隊であるのみでなく、空挺、空中機動、水陸両用の各作戦、後方地域警戒を含み、正規戦を任務とする正規戦部隊でもある。陸・海・空軍と肩を並べて重要な地位にあり、①狙撃旅団(6個)、②水陸両用狙撃旅団(2個)、③空軍狙撃旅団(2個)、④軽歩兵空輸旅団(3個)、⑤偵察大隊(17個)、⑥軽歩兵旅団(9個)、⑦空輸大隊(1個)からなる。
総兵力は、約10万名(ミリタリーバランス2000-2001版によれば88,000名)である。
北朝鮮の特殊軍団は軽歩兵によって構成されているが、「軽」歩兵は軽い歩兵を意味していない。各種地形の踏破、昼夜・全天候の能力をもつ「高機動」という意味である。このことは、図-1において、総参謀本部の下に「軽歩兵」教導指導局が、戦車教導指導局、砲兵教導指導局と並列に設置されていることと関連がある。すなわち、北朝鮮軍においては、「軽歩兵」が歩兵の中の種類区分でなく戦車、砲兵と肩を並べる兵種の区分になっている。
1969年1月、特殊部隊として第8軍団が創設された。この第8軍団は、1970年代に拡大され、10万人規模の第8特殊軍団となった。後に一般部隊の中に第8軍団が創設されたので、第8特殊軍団は「特殊軍団」に改称された。
(a)狙撃旅団×6個
地下トンネルを使用してDMZの米韓軍防御線の背後に進出して第2戦線を構成し、米韓軍の戦力を分散させ、突破南進する主力の先制・奇襲作戦の成功に寄与する。
(b)水陸両用狙撃旅団×2個
先鋒として韓国に潜入し、ミサイル基地などの軍事施設を破壊し、原子力発電所等を含む産業・公共施設を速やかに占拠する役目を担う水陸両用部隊である。
パレードで、ライフジャケットを着用し、兵員輸送車に搭乗しているのは水陸両用強襲部隊と思われる。
(c)空軍狙撃旅団×2個
空軍陸戦隊ともいうべき部隊である。北朝鮮空軍の作戦能力を維持するために、米韓連合軍が使用する飛行場、レーダー、管制施設、地対空ミサイル基地などを襲撃する任務を有する。この部隊が生まれた背景には、朝鮮戦争で瞬く間に制空権を奪取された苦い経験があると言われている。
パレードで、飛行帽を着用し、迷彩服に青いセーラー服の襟をつけて、トラックに搭乗した部隊と思われる。
(d)軽歩兵空挺旅団×3個
落下傘降下・ヘリボン部隊である。北朝鮮軍では、空挺作戦の任務は特殊部隊に与えられている。
軽飛行機An-2を使って低空飛行をすることが多い。隊員には常時、自動小銃と実弾300発、弾倉4個、手榴弾4個が支給されているといわれる。分隊8人、小隊25人、中隊80人、大隊500人の編成で、1個旅団は7個大隊で計3,500人である。
(e)偵察大隊×17個
事前の潜入を含み、韓国内の奥深くに潜入し、米韓軍の情報を収集する。
パレードで、全員が迷彩の戦闘帽と戦闘服を着用し、銃剣付きのAK-74を所持する偵察軍官学校の学生とみられる部隊と思われる。2番目に登場しており、地位の高さを示している。
(f)軽歩兵旅団×9個
北朝鮮第1線部隊の背後をついてくる米韓の落下傘部隊や上陸部隊に対処する後方警戒・対処部隊である。平時は平安北道 や咸鏡南道等に駐屯して、超人的な徒歩機動訓練に従事している。30キロの軍装備を背負い、160Kmを休眠なしに2・3日で、徒歩機動するといわれる。軽歩兵旅団には12人編成と40人編成の部隊がある。130人で中隊、500人で大隊になる。
(g)空輸大隊×1個
航空機を保有し、空輸を担当する飛行隊と判断される。
b.偵察局特殊大隊(8個)
韓国の8道に、それぞれ1個大隊を潜入させるように8個大隊から構成されている。各大隊は300名からなり、総兵力は約2,400名である。
(1)特殊部隊の編制・兵力
a.総参謀本部直轄の特殊軍団
「特殊軍団」の実態は、不明な部分が多いが、各種資料から以下のように判断される。
特殊軍団は、世界通念上のゲリラ部隊であるのみでなく、空挺、空中機動、水陸両用の各作戦、後方地域警戒を含み、正規戦を任務とする正規戦部隊でもある。陸・海・空軍と肩を並べて重要な地位にあり、①狙撃旅団(6個)、②水陸両用狙撃旅団(2個)、③空軍狙撃旅団(2個)、④軽歩兵空輸旅団(3個)、⑤偵察大隊(17個)、⑥軽歩兵旅団(9個)、⑦空輸大隊(1個)からなる。
総兵力は、約10万名(ミリタリーバランス2000-2001版によれば88,000名)である。
北朝鮮の特殊軍団は軽歩兵によって構成されているが、「軽」歩兵は軽い歩兵を意味していない。各種地形の踏破、昼夜・全天候の能力をもつ「高機動」という意味である。このことは、図-1において、総参謀本部の下に「軽歩兵」教導指導局が、戦車教導指導局、砲兵教導指導局と並列に設置されていることと関連がある。すなわち、北朝鮮軍においては、「軽歩兵」が歩兵の中の種類区分でなく戦車、砲兵と肩を並べる兵種の区分になっている。
1969年1月、特殊部隊として第8軍団が創設された。この第8軍団は、1970年代に拡大され、10万人規模の第8特殊軍団となった。後に一般部隊の中に第8軍団が創設されたので、第8特殊軍団は「特殊軍団」に改称された。
(a)狙撃旅団×6個
地下トンネルを使用してDMZの米韓軍防御線の背後に進出して第2戦線を構成し、米韓軍の戦力を分散させ、突破南進する主力の先制・奇襲作戦の成功に寄与する。
(b)水陸両用狙撃旅団×2個
先鋒として韓国に潜入し、ミサイル基地などの軍事施設を破壊し、原子力発電所等を含む産業・公共施設を速やかに占拠する役目を担う水陸両用部隊である。
パレードで、ライフジャケットを着用し、兵員輸送車に搭乗しているのは水陸両用強襲部隊と思われる。
(c)空軍狙撃旅団×2個
空軍陸戦隊ともいうべき部隊である。北朝鮮空軍の作戦能力を維持するために、米韓連合軍が使用する飛行場、レーダー、管制施設、地対空ミサイル基地などを襲撃する任務を有する。この部隊が生まれた背景には、朝鮮戦争で瞬く間に制空権を奪取された苦い経験があると言われている。
パレードで、飛行帽を着用し、迷彩服に青いセーラー服の襟をつけて、トラックに搭乗した部隊と思われる。
(d)軽歩兵空挺旅団×3個
落下傘降下・ヘリボン部隊である。北朝鮮軍では、空挺作戦の任務は特殊部隊に与えられている。
軽飛行機An-2を使って低空飛行をすることが多い。隊員には常時、自動小銃と実弾300発、弾倉4個、手榴弾4個が支給されているといわれる。分隊8人、小隊25人、中隊80人、大隊500人の編成で、1個旅団は7個大隊で計3,500人である。
(e)偵察大隊×17個
事前の潜入を含み、韓国内の奥深くに潜入し、米韓軍の情報を収集する。
パレードで、全員が迷彩の戦闘帽と戦闘服を着用し、銃剣付きのAK-74を所持する偵察軍官学校の学生とみられる部隊と思われる。2番目に登場しており、地位の高さを示している。
(f)軽歩兵旅団×9個
北朝鮮第1線部隊の背後をついてくる米韓の落下傘部隊や上陸部隊に対処する後方警戒・対処部隊である。平時は平安北道 や咸鏡南道等に駐屯して、超人的な徒歩機動訓練に従事している。30キロの軍装備を背負い、160Kmを休眠なしに2・3日で、徒歩機動するといわれる。軽歩兵旅団には12人編成と40人編成の部隊がある。130人で中隊、500人で大隊になる。
(g)空輸大隊×1個
航空機を保有し、空輸を担当する飛行隊と判断される。
b.偵察局特殊大隊(8個)
韓国の8道に、それぞれ1個大隊を潜入させるように8個大隊から構成されている。各大隊は300名からなり、総兵力は約2,400名である。
これは メッセージ 48569 (t2daiisuki48 さん)への返信です.