(財)DRC研究専門委員 藤本昌士氏の論文
投稿者: t2daiisuki48 投稿日時: 2003/02/08 20:56 投稿番号: [48569 / 232612]
4)北朝鮮軍の編制
北朝鮮軍の編制を図-1に、特殊部隊と関連する組織を図-2に示す。図-1に示すように、いわゆる特殊部隊は特殊軍団と特殊大隊の2種類の部隊から構成される。
図-1
北朝鮮軍の編制の概要
図-2北朝鮮特殊部隊関連組織に示すように、総参謀本部が直轄する特殊軍団は軽歩兵教導指導局の指導を受ける。一方で、8個の偵察局特殊大隊は形の上では総参謀本部偵察局の指揮下にあるが、実質的には金正日の直接指揮を受け、かつ労働党の対外情報調査部(35室)の指導を受けることになっていて、韓国をはじめ、その他の外国に対する各種の地下工作を実行する部隊である。
図-2
北朝鮮特殊部隊関連組織
労働党の海外情報調査部(35号室)は、韓国その他の国において工作員を長期間潜伏させ、政治、経済、軍事、社会に関する情報収集とテロ活動、拉致等の謀略・破壊活動を行わせる。1987年のベンガル湾上での大韓航空機の空中爆破事件は海外情報調査部の仕事であった。
総参謀本部偵察局は人民武力省の中にある謀略・破壊組織である。金正日総書記の直接の指揮下に置かれている。偵察局は、武装ゲリラを養成し、韓国に派遣して、韓国政府の要人暗殺、主要施設の破壊、拉致等の活動を行うとともに、韓国に関する軍事情報の収集を行っている。1983年のビルマでの韓国閣僚爆殺事件、1996年の韓国東海岸で座礁したスパイ潜水艦の派遣は、偵察局の仕事であった。
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