このコラムニスト、誰と思いますか?②
投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/02/04 23:13 投稿番号: [47539 / 232612]
日本の場合、プライドの源泉だった経済をめぐって反米感情が渦巻いた。1980年代末の日本の経済の絶頂期に、盛田昭夫・石原慎太郎が共著した『ノーを言える日本』がその典型である。反米ハイテクナショナリズムのマニフェストと言ってよかった。韓国の場合、経済面での反米感情が日本より希薄であるようだ。
また一つ、韓国の反米感情は親中感情と裏返しという側面がある。韓国は中国と国交を樹立してからまだ10年ほどに過ぎない。それだけに相手のいいところが大写ししになる憧憬の度合いが強い。
韓国の中には、米国は韓国より日本を重視しているのではないか、日本と韓国を差別しているのではないか、との疑念と不信感が根強い。
地位協定(SOFA)でも日本と韓国に差をつけている、と不満である。「そんなに日本が大切なら、日本とだけ同盟をやってください。こちらは降りますから」といった脅して、すねて、甘えるような屈折した感情もどこかにあるのだろうか。
さて、日米はこうした韓国にどのように臨むべきだろうか。
まず、両国とも韓国の反米感情の背景に雄積する「民族問題」の難しさををもっと理解するべきである。その上で次のような韓日米の政策協調をの強化を考えるべきである。
①極東における米国のプレゼンスのあり方を韓半島の平和統合を促進する形で、その使命と役割を再定義すえる。
②それにともなって、米軍の兵力構成を基地の規模を縮小し、重圧感を減らす(reduce
the
footprint)べく再構成する。
③そのプロセスについては、テポドン発射後韓日米でつくった韓日米3カ国のTCOGを閣僚級に格上げするとともに、外務・国防大臣レベルの2プラス2会議を韓日米の3極体制に持ち込む。
ところで南北が統一した暁には北朝鮮の人々の方が韓国の人々よりはるかに親米になるのではないか。今のポーランドやチェコの人々のように。もちろんそれは、米国の今後の対韓半島政策の行方次代でもある。
日米中ロが南北の統一の雰囲気作りを手伝うことができるかどうかにかかっている。統一の重みを受け止めることができる韓国の経済力がついているかどうかによる。。
ただ、それがうまく相乗効果を生んで南北統一が実現すればいいと思う。中国との関係の難しさをより深いところで知り抜いた北の人々と米国との関係の難しさをより深いところで知った南の人々とが力を合わせて、大人ーおとなでありたいじんーの外交を進める日がいつかは来ることだろう。
「そういえばあんな思春期時代もありましたね」とともに懐かしみながら…
●船橋陽一(朝日新聞コラムニスト)でした。
※皆さんの感想を聞いてみたいもんだ。
これは メッセージ 47537 (nigakudo72 さん)への返信です.
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