小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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:「虚飾の政権」金体制 ②

投稿者: kitachousendeikirai 投稿日時: 2003/02/02 23:26 投稿番号: [47108 / 232612]
不満抑圧、組織化されず

  鉄の監視・統制の下、北朝鮮の人々は生活苦にあえぐ。北朝鮮に反体制勢力は存在しないのか。

  1995年4月、北朝鮮北部、清津の朝鮮人民軍・第6軍団に査察が入った。将校らが平壌に進撃し、政権を覆そうという計画を立てた容疑だった。政治委員(少将)を筆頭に数百人が銃殺刑に処され、同軍団は解体、再編された。ソウルの消息筋が語った「第6軍団事件」である。

  韓国に亡命した元中佐も事件を知っていた。「韓国との戦争勃発(ぼっぱつ)を想定し、背後から北朝鮮軍を狙う構想を練っていた」。同事件ながら、聞いた内容は異なる。北朝鮮では、体制にかかわる情報がいかに統制されているかを示している。

  96年、平壌北西、平安南道・文徳郡の工場の煙突に「人が主人というなら、人を生かしてくれ」との文言が大書された。97年、平壌の松新市場で「政治改革」を求めるビラがまかれた。ソウルには38度線を越えてこの種の情報が入ってくる。厳しい統制下でも体制批判の動きは確実にある。

  ソウルの消息筋は「最近の脱北者の証言でも地下鉄に体制批判の落書きがあったり、金日成の肖像画にペンキがかけられたりしている。社会の底流には不満が渦巻いているが、組織化はされていない」と語る。

  岡崎久彦・元駐タイ大使が2年前、学術会議で「国家は経済問題では倒れない」と述べたことがある。国家存続は経済の関数ではなく、治安能力の関数――。北朝鮮で国民が大量に餓死しても、国家権力の治安能力が保たれ、クーデターや暗殺を抑えていれば体制はもつ、との指摘だ。

  北朝鮮の元外交官、高英煥氏も「導火線があれば、住民暴動の可能性はある。だが、いまは密告、監視の力が上回っている」と分析した上で、「暴動は明日起きるかもしれないし、10年後なのかもしれない」と言う。

  高氏は宮廷クーデターにも懐疑的だ。金総書記の統治は密室型で、党組織指導部と宣伝煽動(せんどう)部の副部長たち約30人を集めた会議で、国家のすべてを決める。

  「北では地位が上がるほど監視が強まる。金正日の右腕の組織指導部の総括副部長でさえ、自宅の会話は盗聴される。指導層で変革の動きは困難だ」

  国家存続と治安能力の関数。ところが、今はそこに核という新たな変数が加わった。韓国有数の北朝鮮専門家、李東馥(イ・ドンボク)・元国会議員が興味深いシナリオを示した。

  〈1〉北朝鮮が核放棄に応じない〈2〉対イラク戦争後、国連安保理で北朝鮮への経済制裁が決議される〈3〉米国は海上封鎖、日韓は貿易制限を始める〈4〉北朝鮮の需給システムは瓦解(がかい)する〈5〉北朝鮮の住民はもちろん、指導層の困窮もどん底に達する――という筋書きだ。

  「米国が対イラク戦争を終えれば、春にもこのシナリオが浮上する。経済制裁が本当に始まれば、北の体制はもたない。早ければ年末から来年にかけ、体制レベルの変化が起きる」

  今回、体制不満が治安能力を超える段階にまで事態は進むのか。その変化は暴動か、クーデターか、政権の自壊か。北朝鮮が「経済制裁は宣戦布告」と主張するように、暴発なのか。北朝鮮の恐怖の関数方程式は朝鮮半島、そして北東アジア全体への重大な危機を内包している。(ソウル   河田   卓司)


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  核開発に向けた動きを加速する北朝鮮。日本のすぐ隣にある脅威が、ますます深刻化している。ベールに包まれた独裁国家の実態をさぐり、対応策を考えていく。

(2003年1月31日付)


http://www.yomiuri.co.jp/rachi/200301/ra20030131_r01.htm
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