小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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投稿者: t2daisukii47 投稿日時: 2003/02/02 14:45 投稿番号: [46890 / 232612]
北朝鮮危機(1)「虚飾の政権」金体制


  北朝鮮の核を巡る米朝間の対立が深まる中、金正日(キム・ジョンイル)総
書記(60)は23、24日、軍前線部隊を2日続けて視察した。報道によれ
ば、総書記は「この強大な革命武力が社会主義祖国を力強く守護している」と
満足感を表し、「米帝の戦争の危険に対処し、万全を期せ」と指示した。

  同じころ、北朝鮮軍の元中佐(52)がソウルで本紙記者に打ち明けた。4
年前、中国を経て韓国に亡命した元政治将校である。

  「金正日の視察は部隊にとって大変な名誉です。しかし、その時、軍団長か
ら兵士まで銃器から銃弾はもちろん、雷管と撃針まで外されるのを知っていま
すか。近隣部隊も砲口を逆方向に向け、ワイヤで固定されているんです」

  北朝鮮はいま国家統治の根幹に「軍事優先政治」を据える。金総書記は国際
的孤立と経済破たんの中で「軍こそ人民であり、国家であり、党である」と、
軍を権力の後ろ盾にしている。にもかかわらず、総書記はその軍さえ信じては
いない。

  猜疑(さいぎ)心にとらわれた「虚飾の政権」――。これが金正日政権の実
像である。

  北朝鮮は1948年の建国以来、粛清の歴史を刻んできた。故・金日成(キ
ム・イルソン)主席は5、60年代、中国派、ソ連派を次々に打倒。67年5
月の朝鮮労働党中央委員会総会で権力を完全に握り、「党の唯一思想体系」を
打ち出した。

  「唯一思想」とはもちろん金日成思想、主体(チュチェ)思想のことだ。全
党員が金主席の思考通り行動する。それ以外の思想、指導者の存在は許されな
くなった。

  唯一思想を武器に「全社会の金日成主義化」を進めたのが息子の金総書記
だった。7、80年代に党を掌握。イデオロギー解釈権を独占し、軍権も握っ
た。北朝鮮社会の隅々まで監視・統制網を敷く恐怖政治を実行した。反対者は
処刑し、その家族らは強制収容所へ送った。

  父を全知全能の「神」に仕立てれば、自分は必然的に「神の子」となる。こ
の国は67年を境に「金王朝」へ変質し、「王朝存続」が自己目的化していっ
た。

  91年に韓国に亡命した北朝鮮の元外交官、高英煥(コ・ヨンファン)氏
(49)(現・統一政策研究所室長)は言う。

  「金正日が力を持った70年代から党幹部の自宅や自動車にまで盗聴器が仕
掛けられた。収容所が急増したのも70年代。収容者は現在まで延べ300万
人に上る。こんな国がありますか」

  「金王朝」という“神聖国家”を目指しても、経済を維持し、民生に目を配
ることは可能なはずだ。しかし、総書記は核、ミサイルなど軍備増強を優先、
金主席を賛美する巨大建造物建設に巨費を投じ、人々の生活を顧みることはな
かった。
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