小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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第6軍団事件

投稿者: t2daisukii47 投稿日時: 2003/02/02 14:43 投稿番号: [46889 / 232612]
先ほど紹介したところより

1995年4月、北朝鮮北部、清津の朝鮮人民軍・第6軍団に査察が入っ
た。将校らが平壌に進撃し、政権を覆そうという計画を立てた容疑だった。政
治委員(少将)を筆頭に数百人が銃殺刑に処され、同軍団は解体、再編され
た。ソウルの消息筋が語った「第6軍団事件」である。

  韓国に亡命した元中佐も事件を知っていた。「韓国との戦争勃発(ぼっぱ
つ)を想定し、背後から北朝鮮軍を狙う構想を練っていた」。同事件ながら、
聞いた内容は異なる。北朝鮮では、体制にかかわる情報がいかに統制されてい
るかを示している。

  96年、平壌北西、平安南道・文徳郡の工場の煙突に「人が主人というな
ら、人を生かしてくれ」との文言が大書された。97年、平壌の松新市場で
「政治改革」を求めるビラがまかれた。ソウルには38度線を越えてこの種の
情報が入ってくる。厳しい統制下でも体制批判の動きは確実にある。

  ソウルの消息筋は「最近の脱北者の証言でも地下鉄に体制批判の落書きが
あったり、金日成の肖像画にペンキがかけられたりしている。社会の底流には
不満が渦巻いているが、組織化はされていない」と語る。

  岡崎久彦・元駐タイ大使が2年前、学術会議で「国家は経済問題では倒れな
い」と述べたことがある。国家存続は経済の関数ではなく、治安能力の関
数――。北朝鮮で国民が大量に餓死しても、国家権力の治安能力が保たれ、
クーデターや暗殺を抑えていれば体制はもつ、との指摘だ。

  北朝鮮の元外交官、高英煥氏も「導火線があれば、住民暴動の可能性はあ
る。だが、いまは密告、監視の力が上回っている」と分析した上で、「暴動は
明日起きるかもしれないし、10年後なのかもしれない」と言う。

  高氏は宮廷クーデターにも懐疑的だ。金総書記の統治は密室型で、党組織指
導部と宣伝煽動(せんどう)部の副部長たち約30人を集めた会議で、国家の
すべてを決める。

  「北では地位が上がるほど監視が強まる。金正日の右腕の組織指導部の総括
副部長でさえ、自宅の会話は盗聴される。指導層で変革の動きは困難だ」
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