MDという言葉について
投稿者: masa4618 投稿日時: 2002/12/22 14:12 投稿番号: [34003 / 232612]
最近女性の方の投稿も多いので(詳しい方には、意味がない投稿かもしれませんが、間違いなどありましたら補足願います)少し「MD」について説明してみます。
敵のミサイルをレーダーなどで探知し、迎撃ミサイルで撃ち落とす構想のことです。
米国は、海外に展開する米軍や同盟国を対象にした戦域ミサイル防衛(TMD)と、自国を守る本土ミサイル防衛(NMD)の開発計画を進めてきました。NMDが露・欧州の反発を招いたため、ブッシュ政権は二つの区別をやめたという経緯があります。(ABMについては割愛)
また、BMDという言葉を耳にすることがあるとは思いますが、これは防衛庁が、我が国にとっての弾道ミサイル防衛であるBMDのあり方について研究をしたいということで、TMDと分けて、使用してます。
ではMDがどうして今、論議されているかというと石破氏は先日、アメリカで「研究」から「開発・配備」への格上げを検討する考えを表明しました。
しかし、私が知る限りにおいて、米は地上発射型迎撃実験を1999年以来8回、ブッシュ政権下では5回。前政権時代に2回失敗していて、つい先日も迎撃ミサイルの推進ロケットから弾頭破壊装置(キル・ビークル)を切り離せず、標的を破壊できなかったと発表しています。(投稿済み)結果的には13回中、3回失敗しています。
上昇中のミサイル迎撃についてもつい最近、日米共同実験で成功を収めたばかりです。
まだ、実験の段階の話だということが言いたいわけです。しかしながら、日本の専守防衛の観点からは非常に重要な防衛手段であり、将来的には実戦導入は必要不可欠であると思います。現段階で石破氏が少し先走った感は否めませんが。
しかしながら、このMDには大きな問題があります。
①日本がこのシステムを導入した場合、政府の憲法解釈で禁じられている集団的自衛権の行使に抵触すると考えられます。
②日本の技術が米国を通じて他国のミサイル防衛に利用されれば、政府の武器輸出3原則に触れると考えられます。
③開発・配備には数兆円がかかるとされ、財源問題も課題となると考えられます。
おそらく10年近い、時間と論議が必要だと思います。
とても、今回の北朝鮮の一連の行動のカードには、時間がかかりすぎてカードにならないと先程書いた理由です。
長い文章になり、恐縮です。
なかなか、ややこしいお話ですが少しでもお役に立てば幸いです。
これは メッセージ 34001 (masa4618 さん)への返信です.
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