小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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村長の表現箇所 (2)

投稿者: jig1868 投稿日時: 2002/11/26 22:04 投稿番号: [26333 / 232612]
こうした疑問にたいする答えは、権カの座に返り咲いた戦前からのリーダーたちの性格にみいだせる。

自由民主主義者と名をあらためた彼らは、伝統的な政治慣習   ・・・・・   つまり権威への服従、村のしきたり、政治的派閥、票の買収を、そうした慣習の自然死の時期を越えてまで長びかせた。

要するに、保守派エリートは民主的慣行を阻害することによってみずからの延命をはかったといえよう。

では、アメリカ人はこれにどの程度まで手を貸したのだろうか。

この点は完全にはあきらかになっていない。

が、1994年以後、以前よりは少しばかり事実が判明している。

同年、ニューヨーク・タイムズは、中央情報局   (CIA)   が1970年代以降もひきつづき与党に秘密資金を送りつづけていたことを暴露した。

この工作によりアメリカは選挙を操作し、目をかけていた首相を支援し、反対勢力を弱体化させた。

秘密資金は少なくとも数千万ドル、場合によっては数億ドルにおよんだ。

正確なことはわからない   ・・・・・   CIAは打ちあけそうにない。

アメリカの懸念は、冷戦の司令官としての懸念だった。

この戦いに加わっている軍隊の忠節を危慎した。

ワシントンはとりわけ、政治的に自立した日本が、アジアのスイスになるという道、中立して冷戦から手を引く道を選びはしまいかと心配した。

それはひとつの可能性であり、アメリカにとっては   「危険」   だった。

しかし見方を変えると、逆コースおよびこうした秘密工作は、日本における一応の民主主義の機構と、日本国民を重視していることを示すためのアメリカの手段だったと言えなくはない。

要するに、村を救うという大義の下に、村を焼き尽くしたヴェトナム戦争の時と同じ理屈である。

民主主義を救うという口実をもって民主主義を破壊したのだ。






『日本人だけが知らない日本のカラクリ』

新潮社2000年発行、p.25より引用、パトリック・スミス著   (米国人ジャーナリストで元ニューヨーク・タイムズ記者)
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