小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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村長の表現箇所 (1)

投稿者: jig1868 投稿日時: 2002/11/26 22:03 投稿番号: [26331 / 232612]
1955年体制を通じて、アメリカは占領終結後、日本にたいして莫大な権力をふるった。

それが今日もつづいている。

東京が外交政策上の決定にかんして、ワシントンの承認を得ずに明確に発言したことはほとんど   ・・・・・   1970年代までは一度も   ・・・・・   なかった。

また東京はつねに、日本の国益に反する場合でも、アメリカの目的を支持する。

われわれアメリカ人は日本を独立国だと呼んではいるが、日本人自身が   (また、諸外国の人びとも)   先刻承知のように、本質的には軍事的保護国である。

アメリカの権力は内部にまでおよんでいる。

占領後おおよそ20年ものあいだ、ワシントンは、冷戦時代に第三世界の多くの国で行なったことを日本でも行なった。

1948年に復帰させた政界のエリートを、秘密裏に、そして積極的に支援した。

そのうえで、諸外国を同調させて、日本は民主主義が十分に機能している国という外見を保った。

では、小グループの保守派政治家が、実は外国人ぎらい   (ゼノフォーピア)   であるのにアメリカにへつらっていて、有権者からたいした支持を得ていないにもかかわらず、なんら本格的な挑戦を受けることもなく、1993年まで権力を保持し得たのはどういうわけだろうか。

この点は、1950年代以降たびたび問われてきた。

日本が一応の民主主義の機構をもっているがために、その答えは単純なものではなかった。

自由民主主義者に代わる信頼に足る者がなかったというのはたしかだが、それはなぜなのか。

腐敗のせいなのか。

それもまたたしかだが、では、その責任はだれにあったのだろう。

いったいどういうわけで、日本は世界の舞台に不似合いな無能な村長が取り仕切る官職分配システム   (パトロネッジ)   によって動かされているのだろうか。


       ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・



『日本人だけが知らない日本のカラクリ』   新潮社2000年発行、p.24より引用
パトリック・スミス著   (米国人ジャーナリストで元ニューヨーク・タイムズ記者)

ニューヨークで生まれ育ったジャーナリスト、パトリツク・スミスは、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の東京特派員、ニューヨーカー誌の記者として、アジアに長く滞在した。

ヘラルド・トリビューン時代にも、日本の政治・経済のニュース分析に切れ味の鋭さをみせていたが、すでにある歴史観をもって現代日本をみており、日本のリーダーには自国がみえていないとか、日本にはほんものの民主主義がないと言っていたように記憶する。

この日本論をアメリカの評論家はどうみているのか。

西欧に定着していたステレオタイプな日本人のイメージを一新したという点では、有力紙誌の評価はほぼ一致している。

相当に   「野心的」   で、「刺激的、挑発的な本」、「極端に太筆をつかい、大づかみな絵を描いている」、「近寄れば近寄るほど霧がかかってみえなくなる」   国について   「フレッシュで価値ある洞察を示す」   と評したのは、ニューヨーク・タイムズ・ブツク・レヴュー紙だ   (評者は日本通のジャーナリスト、フランク・ギブニー)。

タイム誌もまた、「不可解な国、日本をめぐる議論に新風をふきこむ」、「冷戦後の日本についての優れた入門書」と評価するが、「この本のこまったところは野心」   とある   (こちらの評者は、ギブニー氏の子息で、タイム東京支局長のフランク・ギブニ)。

国際政治学者のチャーマーズ・ジョンソンにいたっては、「今日の日本を紹介する唯一、最上の本」   とほめちぎる   (パシフィック・リム・ヴォイシズ書評)。

         ≪翻訳者あとがきより≫
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