小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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将軍様を激怒させた金融制裁 ②

投稿者: komash0427 投稿日時: 2006/12/03 21:34 投稿番号: [229885 / 232612]
「偽装核実験説」の他に提起されたのは「失敗説」、「中性子爆弾説」である。失敗説は実験当日から主張されていたのだが、その根拠は他ならぬ北朝鮮自身の「事前通告」にあった。北が核実験の約20分前、中国に事前通告した内容は「4キロトン規模の核実験を行う」というものだったからだ。
  通告のとおり北が4キロトン規模の爆発を予測していたのなら、今回の実験は予測をかなり下回る出力しか得られなかったことになる。見込み違いという意味では「失敗」といえる。
  だが「核物質による爆発」というものを前提とするならば、北朝鮮の核兵器は爆発した以上、成功なのである。核実験には「成功」か「失敗」しかない。「部分的成功」などというものはない。
  技術的に最も大きな問題が生じるのは起爆装置だ。プルトニウム型の起爆装置は通常32〜64個からなり、これらすべてが数百万分の一秒の誤差で同時に爆発しなければならないのだが、これは非常に高度な技術を要する。ここで誤差が大きくなれば当然、爆発の威力は半減してしまう。また核燃料で使われたプルトニウムの純度が低かった可能性もある。
  いずれにせよプルトニウムを爆発させたとすれば、これは成功と見なさねばならない。爆発効率をいかに上げていくか、というのはもはや時間の問題なのだ。
  また爆発の規模だが、インドやパキスタンも初の実験の際には数百トンレベルの結果しか出すことができなかった。北が4キロトンを爆発させようとして、1キロトン未満の結果を得たとすれば、25%程度の効率を示したことになる。広島に落とされた原爆の効率は1.3%だったにもかかわらず、あれほどの威力を示したのである。
  だが北が技術面でゴールとしているのは、なにより核兵器の小型化。爆発力そのものの増大化ではない。さる7月のミサイル連続発射と連動して考えれば、弾頭に搭載できる小型核こそが彼らの目標であることは自ずと理解できることだ。
  ところで核実験では通常、いわゆる「核爆発装置」(nuclear explosive device)の実験が最初に行われる。小型化への技術研鑽はその後に追従するのだ。この「通常的方法」のゆえか、北朝鮮初の核実験は核爆発装置の実験だった、と暗黙のうちに仮定されている節がある。そのため1キロトン以下の爆発では規模が小さすぎるから失敗であると考えられ、ごく初歩的な実験すらままならない技術力では弾頭搭載可能な小型核など製造できない、と受け取られているようである。
  だが筆者は、北朝鮮の意を受けたであろう朝鮮総聯関係者が、通常的手順である核爆発装置の実験について、こう主張するのを何度か耳にしたことがある。
「そんなものは、我々はとっくにパキスタンでやりました」……。
  パキスタンが98年5月末に南西部のバルチスタン州チャガイ丘陵核実験場にて行った6回の地下核実験のうち、最後の30日に行われたものが実は北朝鮮核の「代理実験」だったのではないか、との疑惑はこれまでにも指摘されてきたとおりである。チャガイ丘陵核実験場上空から当時、パキスタンには存在しないはずのプルトニウムを裏付ける放射性ガス・クリプトン85が検出されたからであった。
  北の核兵器1キロトンの爆発力が、弾頭の実験結果であったなら。これはもう、戦術核兵器以外の何物でもない。
  北の核実験は、技術的には成功したと見なさねばならない。実験からわずか数日後のテレビ番組で「あれは失敗だった」と滔々と述べる評論家諸氏は、何を考えているのか。そのころに判明していたのは、北朝鮮でM4前後の人工地震と思われる振動があった、ということだけだったのだ。一週間も経たずに「失敗」などと断定するのは、あまりに軽率ではなかろうか。
  核実験から8日後の10月17日、アメリカ情報機関は北朝鮮の実験が間違いなく核実験であり、プルトニウム型であったと結論づけた。寧辺の黒鉛減速炉の使用済み核燃料からプルトニウムを採取したと分析し、パキスタンのカーン博士の「核の闇市場」を通じて得たといわれているウラン型の核開発は、まだ実験段階には至っていないとの考えを示した。ミステリーといわれた「北朝鮮初の核実験」は、こうして世界史の一部となったのである。
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