手嶋龍一VS佐藤優(3)
投稿者: komash0427 投稿日時: 2006/08/25 21:36 投稿番号: [229096 / 232612]
「北朝鮮とイラン」の関係に
鈍感な日本人
佐藤
45分後に全否定というのは、これはすごいことだと思うんですね。というのは、45分で北朝鮮本国と協議できるはずないですから、大使に全権が付与されているわけです。ですから、北のほうはあらかじめ相当シナリオを読んでいる。
もうひとつ重要なのは、中東と北朝鮮のリンケージを日本が見えていないことです。ミサイル実験が成功したか失敗したか、ここで大事なことはひとつだけ、(日本を射程に収める)ノドンは5発の連射に成功したということです。その発射現場に、イランのバイヤーが10人以上来ていたという情報があります。
手嶋
まさに目の前でノドンの性能を見せて、取引をということですよね。
佐藤
そこで何がポイントかと言うと、イランの「シャハブ3」というミサイルがノドンのコピーであるという「公然の秘密」に関係します。つまり、日本がODA(政府開発援助)やアザデガン油田開発でイランに落とす金が、北朝鮮のミサイルを向上させることに使われる可能性があるわけです。ですからイランから石油を買う場合でも、それが大量破壊兵器の拡散につながらないという言質をとりながらやらなければならない。
手嶋
その点で注目すべきは、「X55」というウクライナ製の巡航ミサイルです。実はアメリカの巡航ミサイル「トマホーク」のコピーです。ノドンのコピーがシャハブという構図です。ロシアの最高首脳が、実はウクライナのX55のうち、少なくとも6基ずつがイランと中国に流れていることを認めている。しかし、12基のうち幾つかが、最終的に北朝鮮に流れているかどうかは未解明です。さらに別のルートでも流れていますから、北朝鮮にわたっている可能性はさらに高い。
佐藤
まさにこの問題なんです。これはつい最近ある小説で聞いた"メロディー"なんです。どういうことかというと、NHKに長らくおられた記者が書いた『ウルトラ・ダラー』という小説があって、これはまったくの小説であるという話しなんですが、イランと中国に流出したX55のエンドユーザーがわからない、と。北朝鮮に流れているのではないか。それを偽札で購入しているというカラクリがあるのではないか。こういう小説があるんです。これは全く偶然の一致でしょう(笑)。
しかし、6月30日にロシアのイワノフ外相がその事実を明らかにしました。日本でベストセラーになった『ウルトラ・ダラー』のインパクトをロシアも知っていますからね。プーチンが賢いのは、隠しおおせない事実は全部明らかにする点です。早く平場に出しておくんです。もちろん、ロシアが本当のところ、何をやっているかわからないですよ。
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これは メッセージ 229094 (komash0427 さん)への返信です.
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