米中 雑感
投稿者: dakko_milk_nenne 投稿日時: 2006/04/03 21:54 投稿番号: [227544 / 232612]
重村氏ご推薦の「米中奔流」を読んだことがあります。
原題は「About
Face」。直訳すると「政策転換」を意味するらしいです。
ニクソン大統領が訪中しカーター政権時に国交樹立を実現し、中国共産党を正式な国として米国は承認したわけですが、米国が国を挙げて熱烈歓迎をしたわけではなく、共和党右派や民主党リベラル派は中国に非常に懐疑的であったようです。
国交樹立以降、歴代の大統領は就任後しばらくは、中国よりも台湾関係を重視しているのですが、何年かするとその姿勢が逆転してしまって、いつのまにか中国寄りに「政策転換」してしまいます。
ひとえに中国の市場規模が大きく、沿海部だけに限っても数千万から1億人規模のマーケットがあるというのは、米系多国籍企業にとってはさながら新大陸「発見」に匹敵するボリュームがありますから、この市場に参入できるかできないか、成功できるかできないかは企業の命運を大きく左右いたします。当然、大企業は当然政治家や外交官を通じて、中国へ進出を図ります。
日本の場合、政治家や官僚と企業とのつながりはどうしても胡散臭いといいますかダーティーなイメージがついて回りますが、かの米国ではそのあたりはあっけらかんとしているといいますか、大っぴらで一企業の私益のために政治家が支援をいたしますがそれは公のこととして認知されているように見えます。まったく恥でもなくごく当たり前の行動。
そうした政治文化的差異や価値観の違いというものがあることを留意する必要はあろうかと思います。
しかしながらこの本は米国人ジャーナリストの手によるものなのですが、同じ米国人から見ても、歴代米政権が中国には甘すぎたと批判的に捉えています。
とはいえ、過去もそして現在も米国社会がおしなべて「親中」かというとそうではありません。
(つづく)
これは メッセージ 227511 (ivy_v2 さん)への返信です.
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