主体式農業=段々畑が北鮮の国土を潰す2
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2006/03/25 21:33 投稿番号: [227327 / 232612]
【段々畑の開発−トウロモコシの作付け】
「当局者が自慢してやまない「主体式農業」とは、全国土段々畑化といった農業政策にあるといってよい。」
↑これはどうも70年代に当局がどんどん進めたものらしい。
簡単に言えば、当時農業者を中心に、にほんでいうところの中山間地よりももっと険しい山麓の木々を伐採し、人力によって段々畑を造成した。
そこに毎年トウモロコシの作付けを開始した。
段々畑は一般的には悪いものではなく日本を含めアジア各地で見られる。
ところが、これには守らなければならない条件があることを著者は言っている。
①降雨による土砂の流失を防止する装置=石垣、水路、畦(あぜ)
それでも完全には土砂の流出は避けられない。
②段々畑で作付けする作物は、限定される。
日本の場合は、永年性作物=お茶・果樹(木の代わりに果樹を植えたと思えばよ
い)
ところが、北朝鮮の場合、ここに単年性作物である、トウモロコシを作付けした。
おそらく単位面積当り最もカロリーが取れると欲張ったからであろう。
しかもトウロモコシは連作すると徐々に収穫高が落ちていくのは避けられない。
<段々畑開発の被害−その1>
◎段々畑の山々に降雨があると、平地では洪水になりやすく、田畑は土砂で荒れる
段々畑の山と木々が生い茂っていた山では、降雨時の保水能力が全く違う。
一般に森林と草地の保水能力は10倍と言われている。
つまり降雨による雨水は、段々畑の場合、短時間に谷間にあふれ出すことになり、それが山々の土砂を容赦なく平地に運ぶことなる。
その結果、川底は土砂であふれ(天井河川)、洪水は起きやすくなり、トウモロコシを植えている段々畑の流出とともに、平地の田んぼには、岩石があふれることなる。
過去にTVの映像で線路に荒々しく流出した土砂はその風景だったし、92年における拉致被害者の死亡したとされる人びとの墓が流出して分からなくなったとの現場の風景は、新しそうな岩石の山であったが、このことを指していると思う。
(ただし、被害者の墓がそこにあるとか、ないかとかは別のことだが)
著者の報告では、河川にほとんど堤防がないようで、川のすぐ傍まで田畑があり、作付けされていることに大きな疑問を寄せている。
このことの問題は大きく深刻である。
①洪水が発生しやすいこと
(黄長菀が平壌での洪水のことを書いているがこのことに起因しているのではないか)
②田畑が常に洪水の被害を受け作物の収穫のみならず、普及に多大の手間を要すること。
③深刻なのは、これを防ぐ有力な手段がないこと。
堤防を作っても河床はせり上がるだけ。とても追いつかない。
ダムを作っても、ダム湖にはすぐに岩石で埋め尽くされるだろう。
植樹でもして元に戻すことが最適だと思うが、これには数十年要することになる。
<段々畑開発の被害−その2>
◎河川の河口を土砂で埋め尽くし、港湾はその機能なくす。
日本海側の数少ない良港である元山がそうなっている。
(元山港は68年1月のプエブロ号が現在もいるところ)
著者はこの港が、3千トン以上の船舶は、4〜5kmの沖合でしか停泊することができず、はしけによる陸揚げ作業をしなければならないとしている。
さらに港にある桟橋は使用していないとしている。
港が浅くなれば浚渫すればよいと思うが、北朝鮮にはそれほどの力量もないのでしょう。
(next)
「当局者が自慢してやまない「主体式農業」とは、全国土段々畑化といった農業政策にあるといってよい。」
↑これはどうも70年代に当局がどんどん進めたものらしい。
簡単に言えば、当時農業者を中心に、にほんでいうところの中山間地よりももっと険しい山麓の木々を伐採し、人力によって段々畑を造成した。
そこに毎年トウモロコシの作付けを開始した。
段々畑は一般的には悪いものではなく日本を含めアジア各地で見られる。
ところが、これには守らなければならない条件があることを著者は言っている。
①降雨による土砂の流失を防止する装置=石垣、水路、畦(あぜ)
それでも完全には土砂の流出は避けられない。
②段々畑で作付けする作物は、限定される。
日本の場合は、永年性作物=お茶・果樹(木の代わりに果樹を植えたと思えばよ
い)
ところが、北朝鮮の場合、ここに単年性作物である、トウモロコシを作付けした。
おそらく単位面積当り最もカロリーが取れると欲張ったからであろう。
しかもトウロモコシは連作すると徐々に収穫高が落ちていくのは避けられない。
<段々畑開発の被害−その1>
◎段々畑の山々に降雨があると、平地では洪水になりやすく、田畑は土砂で荒れる
段々畑の山と木々が生い茂っていた山では、降雨時の保水能力が全く違う。
一般に森林と草地の保水能力は10倍と言われている。
つまり降雨による雨水は、段々畑の場合、短時間に谷間にあふれ出すことになり、それが山々の土砂を容赦なく平地に運ぶことなる。
その結果、川底は土砂であふれ(天井河川)、洪水は起きやすくなり、トウモロコシを植えている段々畑の流出とともに、平地の田んぼには、岩石があふれることなる。
過去にTVの映像で線路に荒々しく流出した土砂はその風景だったし、92年における拉致被害者の死亡したとされる人びとの墓が流出して分からなくなったとの現場の風景は、新しそうな岩石の山であったが、このことを指していると思う。
(ただし、被害者の墓がそこにあるとか、ないかとかは別のことだが)
著者の報告では、河川にほとんど堤防がないようで、川のすぐ傍まで田畑があり、作付けされていることに大きな疑問を寄せている。
このことの問題は大きく深刻である。
①洪水が発生しやすいこと
(黄長菀が平壌での洪水のことを書いているがこのことに起因しているのではないか)
②田畑が常に洪水の被害を受け作物の収穫のみならず、普及に多大の手間を要すること。
③深刻なのは、これを防ぐ有力な手段がないこと。
堤防を作っても河床はせり上がるだけ。とても追いつかない。
ダムを作っても、ダム湖にはすぐに岩石で埋め尽くされるだろう。
植樹でもして元に戻すことが最適だと思うが、これには数十年要することになる。
<段々畑開発の被害−その2>
◎河川の河口を土砂で埋め尽くし、港湾はその機能なくす。
日本海側の数少ない良港である元山がそうなっている。
(元山港は68年1月のプエブロ号が現在もいるところ)
著者はこの港が、3千トン以上の船舶は、4〜5kmの沖合でしか停泊することができず、はしけによる陸揚げ作業をしなければならないとしている。
さらに港にある桟橋は使用していないとしている。
港が浅くなれば浚渫すればよいと思うが、北朝鮮にはそれほどの力量もないのでしょう。
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これは メッセージ 227326 (sofiansky2003 さん)への返信です.