金正日伝説集2
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2006/02/18 23:45 投稿番号: [226383 / 232612]
●縮時法
こんな伝説もある。白頭山ろくの住民が森に迷い込むと16人の神仙が降りてきた。これまた16日とのこじつけにすぎないけれど、神仙は丸木小屋に最敬礼する。その小屋を護衛する将帥の手にしていた剣が筆に変わり、エゾマツに文字が浮かび上がる。<朝鮮よ、白頭光明星の誕生を告げようぞ>。また、この年は暖かく、山頂の湖の氷が割れ、水柱が上がり、竜が空へ飛んでいったという。かと思えば、天女が舞い降りてきたとも。
そして、金正日少年は時間を縮める「縮時法」を身につけ、竜馬に乗って空をも駆ける超能力の持ち主だった、と描かれている。いまは日本でもおなじみ、焼き肉を包んで食べるサンチュ、父の好物だったこのサンチュは高地の白頭山では育たなかったが、金正日少年が種をまくと、あら不思議、芽を出したりもする。そんなたわいのない伝説もあるにはある。
●道教の影響
で、伝説集にあしらわれた挿絵がまた古色蒼然(こしょくそうぜん)、雲上で神仙がなにやら思案したりしている。現代の国家指導者の誕生からして、こんなふうでいいのかしら。語るのは大阪市立大の野崎充彦教授(朝鮮古典文学)。「中国や朝鮮では昔から王が神秘化されてはいましたが、朝鮮王朝も後期になれば、さすがに合理化されてきたんですがねえ。この伝説集では神を玉皇上帝と呼んでいますが、これは道教の最高神です。中国の北宋時代に朝鮮に入ってきた道教思想が共産主義を標榜(ひょうぼう)する北朝鮮の民衆レベルで息づいているのはおもしろい。朝鮮時代の小説、洪吉童(ホンギルドン)伝には土地の距離を縮める縮地法が出てきますが、この伝説集にある縮時法はそれをイメージしていますね」
ということは、キム・ウギョンさん、それなりに朝鮮民族の伝統を踏まえて創作したというわけである。だが、伝説集を貫いているのはズバリ、反日思想である。
たとえば、金総書記の誕生を境にして日本各地で火山が噴火したというのである。それも驚くべきことに阿蘇山から、桜島、三原山、富士山など50余の火山が続けざまに爆発、地震も頻発する。これに恐れをなした天皇は白頭山に現れた光明星のしわざに違いない、と現地に大軍を派遣するものの、巨大な盾と無数のやりで全滅してしまう。
また、日本軍が抗日パルチザンを率いる金日成(キムイルソン)将軍を追跡したものの、大きな足跡にできた水たまりにはまって部隊は壊滅する。生き残った大将が双眼鏡で白頭山を見ると、金日成将軍と幼い息子がにらみつけ、次の瞬間、空から火の玉が落ちてくる。その年、大日本帝国は滅ぶ。
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これは メッセージ 226382 (sofiansky2003 さん)への返信です.
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