小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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まだまだ皇統絶やさぬ道はある(産経)2/2

投稿者: rachi_yamero 投稿日時: 2006/01/16 07:14 投稿番号: [224866 / 232612]
・興味深い中井竹山の献言
  さて、先人は新井白石だけではない。たとえば江戸後期、大阪の漢学塾であった懐徳堂の学主、中井竹山がいる。
  前記の光格天皇が即位されて十年目に当たる天明八年(一七八八年)、老中(首相に相当)の松平定信が来阪し、中井竹山を召して政見を聴いた。周知のように、定信は、バブル経済であった田沼意次時代を否定し、緊縮政策を取ったいわゆる寛政の改革を推進するが、天明七年から始まったばかりであり、政策のアイデアを求めていたのである。
  竹山は定信に献言した後、その全構想を寛政三年(一七九一年)に『草茅危言』十巻として完成し、定信に献呈した。同書(「草茅」は「民間人の」。「危言」は「直言・正しい主張」という『論語』からきたことば)の内容は多方面にわたっているが、「皇子皇女ノ事」(巻之一)は主に皇統問題を論じている。
  おそらく光格天皇のできごとが念頭にあったと思われるが、当時、四宮家はあるものの、すでに一宮家は無主となっており、皇統断絶の可能性を竹山は憂えている。「尊貴ノ御身ニハ字育(子育て)ノ広カラヌコト多キモノナリ」として、どのように皇嗣を確保するかについて、当時の実情に即して約四千三百字を費やして論じている。
  その内、今回の男系問題に関連する竹山の意見はこうである。臣籍降下(皇族から離脱して臣となる)した人々を旧皇族と称するが、新宮家を多く立て(代変わりすると予算を徐々に減額)、「養子継続ノコトハ、互ニ新旧皇族ノ内ニ限リ」と述べ、続けて「他族ニハ禁アルベシ」と言う。これは重要な意見である。仮に養子(男子)を入れる場合、その人は皇族の範囲内の者に限るとし、他族の血は入れないとする。
  これを参考にすれば、現宮家の養子を認めうるし、また天皇家にも適用すれば、仮に女性天皇が誕生したとしても、その配偶者は必ず天皇家の血筋につながる男系男子に限ることによって天皇家の男系は維持できるではないか。

・拙速感拭えぬ有識者会議
  天皇家の血筋につながる男系男子−それを光格天皇以降(以前でもいい)とするならば、旧宮家を含め相当の人数となるであろう。政府の力量をもってすれば、調査可能であり、名簿を作ることができる。その人々は今は国民であるから堅実に支持されよう。
  もちろん、現皇族は可能な限り残し、女性当主の新宮家も多く立て、その配偶者は同じく右の名簿から選ぶべきである。男系のそのことを皇室典範に明記するのが最上であるが、無理であれば、皇室のことを議す皇室会議における「必ず守るべき慣行」という申し合わせ最重要事項として存続せしめる形でもよい。
  最後に。皇室は公のみの生きかたをするのが伝統であり文化であるのであって、個人の自由などはなく、無私である。男女を問わず、皇族の必要条件は、学歴・職歴・容貌・富貴などという庶民向きレベルのものではなくて、〈無私の覚悟〉である。これこそ真の品格なのである。有識者会議もその批判者も、これを忘れてはならない。
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