小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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6カ国協議と北朝鮮

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/09/07 22:21 投稿番号: [214565 / 232612]
小泉首相が1度目の訪朝を米国に直前まで伏せてまで敢行しようとした理由はわかりません。恐らく米国へ事前に相談すれば反対されると判断したのでしょう。

強大な同盟国に秘密にしてまで訪朝計画を立て、そして国交樹立をしようと考えた基本的な戦略は、北朝鮮と正式な国家関係を結べば、武器に手をかけがちな米国を抑制して、日本の安全保障を足固めできると考えたということ。

ただ1度目の訪朝の際には米国から北朝鮮による合意違反(高濃縮ウラン開発計画)を伝達されていたたわけですから、訪朝後の国交交渉はこの核問題をどう進めるつもりでいたのでしょうかね。見ざる、聞かざる、知らざるとは行かなかったでしょうね。高濃縮ウラン開発計画は日朝国交交渉そのものをも葬りました。

拉致事件をめぐる北朝鮮の不誠実極まりない態度によって国交樹立は当面の間、外交日程には上がりませんが、6カ国協議という安全保障体制もどきな会合は、現在まで辛うじて首の皮がほんの数枚つながっている状況とはいえ、小泉首相の当初の思惑通りに進んでいます。

日本が欲した6カ国協議に出てこない北朝鮮に対して米国は爆撃機や空母などを動かして圧力をかけています。あるときは棍棒を振り回し、またあるときは「ミスター」と猫なで声で呼びかけ。

日本も同様に協議に出てこない北朝鮮に対して日本海側で演習をしたり、制裁をするぞと脅すことなどで圧力をかけたりすることができるでしょうし、国内に数百人いるとされる工作員の何割かを逮捕するなどして圧力をかけることもできます。

日本側から見たら6カ国協議の場は大変貴重な機会ですから日本の制裁を口実に北朝鮮が協議に出てこなくなったらどうするのだという指摘もありますが、実は北朝鮮にとっても6カ国協議の場は、日本以上に貴重な機会です。

北朝鮮が恋焦がれる米国は北朝鮮と2国間で協議するつもりもなく、中国も米朝問題には関わりたくはありませんでしたから、北朝鮮核問題はあっさりと国連の場へ持ち込まれます。

6カ国協議は保険の役割を北朝鮮に果たしています。

北朝鮮は今までのところ何とか時間を稼いで協議を引き延ばしにし、それこそ一刻も早くブッシュ政権の任期が切れることを一日千秋のごとく待ち焦がれていることでしょう。

いたずらに引き延ばせば、この5月から7月まで日本や米国、韓国、中国に駆け巡った核実験準備疑惑報道が氾濫したのように米国あたりから、穴熊のように閉じこもって出てこない北朝鮮に対して燻りだし作戦が実施されます。

その6ヶ国協議の効力も限界に近づいてきているでしょう。次回協議が再開されないとか、再開しても協議では合意に至らなければ、米国も説得はあきらめざるを得ないでしょうし、そうなれば小泉首相も協議継続をあきらめざるを得ないでしょう。

北朝鮮は大切な日本の恩人の支持を失うことになりますが、それは自業自得というものです。
(つづく)
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