小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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小泉外交_16

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/08/28 20:35 投稿番号: [213424 / 232612]
  「一家再会」参院選前に固執

  7月1日、ジャカルタで行われた日朝外相会談は、2年前のブルネイでの会談以上に友好的だった。

  北朝鮮の白南淳外相は「以前会った時より若くなったように見えます」と川口外相に語りかけた。川口も笑って、「あなたもそう見えます」と応じた。

  二人が明るかったのは当然だった。5月の首脳会談で積み残しとなった曽我ひとみ一家の再会を、インドネシアで実現することで合意できたからだ。

  川口は「ニ女のブリンダさんの誕生日を一家揃ってお祝いさせてあげた」として、誕生日の7月23日までに再会がじつげんするよう求めた。白は「早ければ早いほど良い」と答えた。外務省は「日付と場所は今後、調整する」と説明した。

  実はこの時、「再会場所はジャカルタで決まっていた」と政府筋は明かす。

  舞台裏はこうだ。

  5月31日、曽我が北京での再会を拒否する談話を発表した。新たな再会場所として、政府は、米国と犯罪人引渡し条約を結んでいないインドネシアに目をつけた。ハッサン外相は、飯村豊インドネシア大氏の打診を快諾した。「バリ島やスマトラ島はどうか」と再開場所を提案した。

  曽我の夫の米軍脱走兵、チャールズ・ジェンキンスの扱いをめぐり、米国との調整が必要となった。外務省の藪中三十二アジア大洋州局長が6月5日、急きょ訪米した。米側はジェンキンスを訴追する方針は崩さなかったが、第三国での面会には強く反対しなかった。

  「米国の真意は、『我々の手の届かない場所でうまくやって』という黙認。あうんの呼吸だ」と、外務省幹部は解説する。

  6月下旬、川口はハッサンに書簡を送った。

  「米国と調整しており、帰国に迷惑をかけることはない」

  6月24日、参院選が公示された。自民党は岡田新代表が率いる民主党に苦戦していた。世論調査結果を見た飯島勲首相秘書官は外務省幹部に打診した。

  「7月4日に再会させることはできないか」

  幹部が、米国の独立記念日であることを理由に異を唱えると、飯島は「それもそうだな」とあっさりうなずいた。ただ、「7月11日投票の参院選前の適当な時期」の再会には固執した。

  インドネシアの飯村にも受けいれ準備を急ぐように指示が飛んだ。大使館から遠いバリ島などでは準備が間に合わない。そこで首都ジャカルタが急浮上した。

  日朝外相会談の2日後の7月3日、川口に同行していた藪中はジャカルタ市内のホテル2件をひそかに下見した。「出入り口が多いほうが報道陣の目を避けやすい」として、インターコンチネンタル・ホテルに決めた。宿泊費の値下げ交渉も行った。

  残る懸案は、再会の日時だった。7月5日に北朝鮮から来た返事は「9日」、投票の2日前だった。細田官房長官は記者会見で謝意を表した。

  「ひとえに北朝鮮側の協力によるところが大きい」

  ぎりぎりまでじらせてからカードを切るのは、北朝鮮外交の常套手段だ。ただ、協力姿勢の一方で、一筋縄ではいかない相手であることを、その後、日本側はあらためて思い知らされる。

  (敬称略、肩書きは当時)



今夜はここまで。
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