>日経読者の9割弱が(2/2
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/08/10 22:36 投稿番号: [211126 / 232612]
2連敗の後、政治生命にもかかわる3度目の敗北覚悟だったあの総裁選での勝利。国交のない北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へ乗り込んでの金正日総書記との首脳会談。犠牲者が出れば即、責任問題に発展するイラクへの自衛隊派遣。政治的に極めて高いリスクと背中合わせの局面で、小泉は常に打って出る決断の連続で活路を切り開いてきた。運などではなく、天性の特異な勝負勘、としか言いようがない。
96年3月のことだ。船出して間もない当時の橋本龍太郎政権は住宅金融専門会社(住専)処理への6850億円の公的資金投入問題を抱えて激しい批判にさらされ、支持率が低落の一途をたどっていた。国会は小沢一郎党首が率いる新進党が衆院予算委員会にピケを張って長期空転、政局は行き詰まっていた。この時、自民党で「ただちに解散に打って出るべきだ」とただ1人、主張したのが無役だった小泉である。
世論は住専処理に非難の嵐で、与党には選挙恐怖症が蔓延していた。なのに小泉は「決断を先送りすれば、橋本はますます追い込まれるだけだ」と主戦論を唱えた。「もし自分が橋本なら」と小泉は言った。「座して待てば総辞職だ。今なら解散を打つ余力がある。総選挙で勝てば続投できるし、負ければ潔く退陣すりゃいい。勝つ可能性がある限り解散を選ぶ。勝負はやってみなけりゃわからない」。この時も独特の「政治的な勘」が働いたのだろう。今の小泉にもそっくりそのままあてはまるセリフだ。
「票読み」発言にスポットが当たった20日の講演。実際の小泉は民主党批判に多くの言葉を費やしている。「あれほど官主導を民主導に転換しろと言ってきた民主党が郵政民営化に反対するのが不思議なんです。抵抗勢力と一緒になって反対するんだからわけわかんない」。内輪の会話でも「民主党が反対に回ったのは最大の戦略ミスだ」と断じている。民主党に負けるとは思わない、それが小泉の勝負勘らしい。
参院可決でも解散?
6月に閣議決定した構造改革の基本方針「骨太方針2005」を開いて見る。「小さくて効率的な政府」の大目標のもとに郵政民営化、官業を入札で民間開放する「市場化テスト」の法制化、国・地方を通じた公務員の総人件費の削減、社会保障費の抑制と言ったメニューが並ぶ。実は官公労に依存する民主党を「大きな政府」路線だと際だたせ、総選挙で対決する事態に備えた仕掛けでもあったのである。解散すれば「骨太」はそのまま「小泉自民党」のマニフェスト(政権公約)の骨格になるはずだ。
「次から次にいい候補者が出てくる」。自民党の選挙対策を統括する二階俊博総務局長は周囲に聞こえよがしに武部勤幹事長とこんな会話を交わす。解散になれば、造反組は選挙公認せず、新人の対立候補を容赦なく擁立する。補欠選挙で実績を上げつつある候補者公募にも手応えがある。小泉の腹を読んだ党執行部からは「かくなるうえは処分を断行して『民族浄化』せざるをえない」と物騒な声すら漏れてくる。
もはや「否決解散」だけではない。郵政民営化法案が際どく成立しても、衆院だけで51人もの「反小泉」造反勢力を抱え込んだまま、円滑な政権運営を続けるのは難しい。小泉が「死に体」化を回避しようとすれば、「参院可決でも解散」と言う究極の選択肢も視野に入ったと見るほかはない。
6月3日の衆院郵政特別委員会。こんな応酬があった。
小沢鋭仁(民主党)「あなたは空想と現実がわからなくなったドン・キホーテだ」
小泉首相「実は私はドン・キホーテは好きなんですよ。『ラ・マンチャの男』は大好きなミュージカルの一つであります。『夢みのりがたく、敵あまたなりとも、我は勇みて行かん』」
思い切り揶揄したつもりの小沢だったが、小泉はここぞとばかり偏愛する音楽に引っかけて切り返した。「ラ・マンチャの男」の劇中で歌われる名曲中の名曲「見果てぬ夢」。「敵あまたなりとも…」はその冒頭の一節である。小泉がそらんじて見せた歌詞はこんな風に続く。
「道は極めがたく 腕は疲れ果つとも 遠き星を目指して 我は歩み続けん これこそは我が宿命」
「如何に望み薄く 遙かなりとも やがていつの日か光満ちて 永遠の眠りに就く時来たらん」
「参院本会議決戦」まで、あと2週間。「どっちでもいい」そこから先の政局シナリオはひとえに解散権を握る小泉の気力と体力次第である。=文中敬称略
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読み手が気恥ずかしくなるような文章ですね。
96年3月のことだ。船出して間もない当時の橋本龍太郎政権は住宅金融専門会社(住専)処理への6850億円の公的資金投入問題を抱えて激しい批判にさらされ、支持率が低落の一途をたどっていた。国会は小沢一郎党首が率いる新進党が衆院予算委員会にピケを張って長期空転、政局は行き詰まっていた。この時、自民党で「ただちに解散に打って出るべきだ」とただ1人、主張したのが無役だった小泉である。
世論は住専処理に非難の嵐で、与党には選挙恐怖症が蔓延していた。なのに小泉は「決断を先送りすれば、橋本はますます追い込まれるだけだ」と主戦論を唱えた。「もし自分が橋本なら」と小泉は言った。「座して待てば総辞職だ。今なら解散を打つ余力がある。総選挙で勝てば続投できるし、負ければ潔く退陣すりゃいい。勝つ可能性がある限り解散を選ぶ。勝負はやってみなけりゃわからない」。この時も独特の「政治的な勘」が働いたのだろう。今の小泉にもそっくりそのままあてはまるセリフだ。
「票読み」発言にスポットが当たった20日の講演。実際の小泉は民主党批判に多くの言葉を費やしている。「あれほど官主導を民主導に転換しろと言ってきた民主党が郵政民営化に反対するのが不思議なんです。抵抗勢力と一緒になって反対するんだからわけわかんない」。内輪の会話でも「民主党が反対に回ったのは最大の戦略ミスだ」と断じている。民主党に負けるとは思わない、それが小泉の勝負勘らしい。
参院可決でも解散?
6月に閣議決定した構造改革の基本方針「骨太方針2005」を開いて見る。「小さくて効率的な政府」の大目標のもとに郵政民営化、官業を入札で民間開放する「市場化テスト」の法制化、国・地方を通じた公務員の総人件費の削減、社会保障費の抑制と言ったメニューが並ぶ。実は官公労に依存する民主党を「大きな政府」路線だと際だたせ、総選挙で対決する事態に備えた仕掛けでもあったのである。解散すれば「骨太」はそのまま「小泉自民党」のマニフェスト(政権公約)の骨格になるはずだ。
「次から次にいい候補者が出てくる」。自民党の選挙対策を統括する二階俊博総務局長は周囲に聞こえよがしに武部勤幹事長とこんな会話を交わす。解散になれば、造反組は選挙公認せず、新人の対立候補を容赦なく擁立する。補欠選挙で実績を上げつつある候補者公募にも手応えがある。小泉の腹を読んだ党執行部からは「かくなるうえは処分を断行して『民族浄化』せざるをえない」と物騒な声すら漏れてくる。
もはや「否決解散」だけではない。郵政民営化法案が際どく成立しても、衆院だけで51人もの「反小泉」造反勢力を抱え込んだまま、円滑な政権運営を続けるのは難しい。小泉が「死に体」化を回避しようとすれば、「参院可決でも解散」と言う究極の選択肢も視野に入ったと見るほかはない。
6月3日の衆院郵政特別委員会。こんな応酬があった。
小沢鋭仁(民主党)「あなたは空想と現実がわからなくなったドン・キホーテだ」
小泉首相「実は私はドン・キホーテは好きなんですよ。『ラ・マンチャの男』は大好きなミュージカルの一つであります。『夢みのりがたく、敵あまたなりとも、我は勇みて行かん』」
思い切り揶揄したつもりの小沢だったが、小泉はここぞとばかり偏愛する音楽に引っかけて切り返した。「ラ・マンチャの男」の劇中で歌われる名曲中の名曲「見果てぬ夢」。「敵あまたなりとも…」はその冒頭の一節である。小泉がそらんじて見せた歌詞はこんな風に続く。
「道は極めがたく 腕は疲れ果つとも 遠き星を目指して 我は歩み続けん これこそは我が宿命」
「如何に望み薄く 遙かなりとも やがていつの日か光満ちて 永遠の眠りに就く時来たらん」
「参院本会議決戦」まで、あと2週間。「どっちでもいい」そこから先の政局シナリオはひとえに解散権を握る小泉の気力と体力次第である。=文中敬称略
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読み手が気恥ずかしくなるような文章ですね。
これは メッセージ 211125 (komash0427 さん)への返信です.