『大日本帝国の真実』
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/07/17 02:29 投稿番号: [208613 / 232612]
黄文雄(扶桑社)
ご存じ黄文雄節、本書でもこれまで以上に高らかに冴え渡る。
小生が高校生時代、新聞広告に林房雄『大東亜戦争肯定論』を見いだしたとき、なぜか体が震えたことを奇妙に思い出す。戦争を肯定する人がいる、教科書で悪とおそわった世代の一員として、素直に興奮した。最初は恐ろしいという違和感だった。
大学へ入って、左翼暴力学生の横暴を目の前で目撃したとき、小生のあたまのなかでガラス細工のように構築されていた平和、概念としての平和、空虚な念仏としての平和は、音立てて崩れ去った。そのとき林房雄の『大東亜戦争肯定論』を読み直した。そしてようやく理解できた。
あの戦争は正しかった、欧米列強の植民地支配に立ち上がった日本人は、なんと世界史的な勇気を発揮し、世界秩序を白人の優位から解放し、しかし武運つたなくいくさには敗れたものの、もののふの精神は残った。亜細亜各国は独立を果たし、日本に感謝した。
黄さんの本書は日本人に勇気を与えてくれる。林さんの延長線上にある史観が展開されているが、本書の肯綮は以下の部分であろう。
「大日本帝国興起の世界史的意義は、それまで大陸から見れば東方海上のさいじの島、栗散(ぞくさん)の国であり、『半人半獣』の東夷として文化的にさげずまれてきた日本のような国でも、近代化を遂げて国民国家となれば、富強をはかることができるということを、世界の諸民族に知らしめたことである。
大日本帝国は英米との世界新秩序構築を賭けた闘いで敗れ、崩壊はしたものの、ここまで西欧列強の対抗勢力として奮戦した日本という「衝撃」は、非西欧文明圏の諸民族に大きな自信をもたらし、世界植民地体制は打ち崩され、二百におよぶ主権国家によって構成される今日の国際社会が出来上がったのである。大日本帝国によって、世界史は新局面を迎えたのだ」。
そして戦後しばらく中華帝国は沈みつつけ、「華夷秩序」が逆さまの「夷華秩序」になった。それに我慢できない中華思想が再び、アジア各地で、狂気の扉を開いた。(宮崎正弘)
これは メッセージ 208612 (hangyosyufu さん)への返信です.
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