小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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>韓国の太陽政策

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/07/04 23:40 投稿番号: [207612 / 232612]
ソ連人として東欧の崩壊、ソビエト共産党の崩壊を若い自分に目撃した人の話しなのでそれなりに説得力がありました。

今の北朝鮮なんてくそ食らえで、アンタッチャブルなものだと思う僕ですが、やはりそれだけでは北朝鮮も変わらないし、拉致事件の完全解決などとても望むべくもない。

彼らには腹も立つし、金正日のどてっぱらにミサイル打ち込んでやりたいのはやまやまですが、そんな願いは織姫も牽牛も受けいれてはくれないでしょう。

坂本龍馬ではないけれど、米はあるけど金と武器のない長州と金はあるけど米のない薩摩を引き合わせる覚悟が必要なのかなと思っています。

金は貧しいままの人民の反発を恐れている。貧しい人民は反発すよりどうやったら穀物を大量に生産できるのかを知りたい。

こうした利害を上手くアレンジすることができるのチャンスを持っているのは本来なら韓国や日本。

決して冷や飯政策なんて上手くはいかない。

>ソ連あるいはロシアからみる北朝鮮というのは、同地域から東欧と付き合うのとは全く異なり、全く異和感に満ちているという書き方が多いです。
>そういうことでこのようなリポートは疑っていきたくなるのですが、内容にはそれなりに説得力があり、賛成するところが多いです。

このあたりは、本当にその通りで異なる文化、社会価値観で判断すると往々にして誤ってしまうことですね。けど、かと言って「東アジア」住人である僕も北朝鮮の社会がよくわかっていない。

いつだったか、日本の僧侶が平壌の街を見て回った感想を述べていましたが、何もかもが人工的でここで暮すにはとても気疲れすると「報道特集」で言っていました。地方をどう感じるかわかりませんが平壌に関してはそうなんだろうなと思います。

儒教と民主主義の関係に関しては「恨の法廷」や、「世界宗教講座」(いずれも井沢元彦の、10年近く前に読んだ内容)を参考にしています。なお最近読みなおして気づいたのですが井沢元彦は日本人とはなにかを考えるにあたって山本七平氏の著作をよく引用しています。

北朝鮮の行く末の手がかりを検討するにはやはり李朝末期の朝鮮の歴史ではなかろうかと思っています(呉善花氏の「韓国併合への道」などは当時の様子が詳述されていてわかり易い)。

当時と今とで大きな違いはやはり「軍」の存在でしょうか。

よく軍産官複合体などと言いますが、北朝鮮の場合は党と官はあるだろうけど産はないでしょうし、軍自身が明日の食い扶持を手配しなければならない。いわゆる「第二経済」。さらに軍は金日成、金正日神話の嘘も十分知っている。

金正日は国内の経済振興(復興ではない)と同時に軍を常に味方につけておかないと首筋がうすらさむいはずです。

被援助大国であると同時に軍事大国でありつづけることが金王朝の存続の肝心要でしょう。

そのために核・ミサイルの開発を進める。
ミサイルはかつて外貨獲得の武器でしたがPSCもあり最近は上手く行かない。

だから核とミサイルの「現在・過去・未来」を出汁にして日米からお金をふんだくろうと企んでいます。

・過去に配備したミサイルや核施設を放棄するから金を出せ(過去)。
・現在開発している長距離ミサイルや核実験施設の建設を止めるから金を出せ(現在)。
・本来独立国として権利を有するミサイル発射実験や核兵器配備を止めるから金を出せ(未来)。

米軍はもとより韓国軍も北進して来ないことは、金正日も軍部もよくわかっている。
まして自分たちが南朝鮮解放などできるわけがないことも百も承知。

軍と金を切り離して、表向き金が安心できる手立てってあるんでしょうかね。

核やミサイルを開発・配備することによる体制の保証をというのはこのあたりを指しているのだと思います。

軍を養わなければならない⇒中ソの援助はもうない⇒核・ミサイルの開発を進める⇒日米に買い取ってもらう⇒入手したお金は軍に回す

ただこれだけだと、「人民」を養うには不足している。
そこでやはり「自分のことを否定してもいいから」と金日成は言っていたとして、改革を進めなければならない。
しかしこれはやはり怖い。しかし怖がっていてはいつまでたっても人民の空腹を満たすことはできない。

北朝鮮の改革は傍目では後退しているのでは?と思えるくらいに歩みの遅いものなのでしょう。
これども20年前にくらべたら格段に改革・開放は進んでいるんでしょう。

ラニーコフは楽観的ですが、金正日が政権を握って10年近くなりますが、その過程は改革そして崩壊への牛歩の歩みを進めているのかなと、感じています(「虚構の経済」で描かれている改革に七転八倒している姿は憐れ)。
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