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編集長は若い極東通

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/04/22 01:13 投稿番号: [201252 / 232612]
タイムズ紙の現編集長は二〇〇二年に就任したロバート・トンプソン氏。同氏は一九六一年生まれのオーストラリア人で、フィナンシャル・タイムズ記者時代に北京と東京で特派員生活を経験した極東通だ。妻は中国人。東アジアへのかかわりが深いことが、当然編集内容にも反映されているのだろう。

トンプソン氏は創刊二百十七年を誇るタイムズ紙の歴史で初めて英国人以外から抜擢された若き編集長であり、英国社会における伝統的な観念や枠組みを超えようとしている。

昨年、紙面サイズを従来のブロードシート(大判)から徐々にタブロイド判に切り替えて成功。編集哲学としては「知的自由主義」を標榜(ひょうぼう)し、「政治的リベラル」「寛容さ」「大西洋間を結ぶ」「自由市場」を柱にしている。

英国のほとんどの大手新聞が大衆タブロイド紙も含めて、対前年比で購読部数を軒並み減らしている中で、タイムズ紙は4・63%増、インディペンデント紙は9・35%増、と部数を伸ばしている。

両紙は従来の固定観念を打破し、柔軟思考で社会の動きをキャッチし、リードしようとしている点で共通しており、これが読者から受け入れられている。柔軟さ、寛容さの路線は社会モラルや家庭倫理、宗教的価値観に対する相対化という問題を招いてはいるものの、両紙は確実に時代の潮流に乗っている。(ロンドン・行天慎二・世界日報)
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