小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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> >オッスです(2/2)

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/03/26 23:50 投稿番号: [195807 / 232612]
  それどころか、隆家が初めて刀伊の入冦を都へ通報した際、その書状の形式が整っていないことを公家たちは問題にしました。その理由も、大宰府から飛駅(国の連絡中継所)を通して送られてきた書状というのは、本来、天皇への報告であるべきなのに、太政官(政府)への報告書の形式を取っており、それが誤りだというのです。

  これは侵略者が来襲して何人もの犠牲者が出ているという緊急報告です。それなのに公家たちはこの形式の欠陥を問題にして、少なからず時間をこの問題の討議に費やしました。

  侵略を受けたら国家が軍隊を差し向け、直ちに撃退するという、どこの世界でも「当たり前」のことが、当時の日本では違ったようです。それに当時、日本には軍隊すらありませんでした。軍隊はすでに桓武天皇が廃止していました。刀伊を撃退したのは隆家が招集した地元豪族の「私兵」でした。この「私兵」が「武士」の原形ですが、とにかく「国民を守るのが国の義務」どころか、そのための「軍隊」すらありませんでした。

  どうでしょう。武力を放棄し、国防を蔑ろにするこの姿。日本では現代だけが特別なのではなく、すでに1000年も前に経験済みなのです。

  実は日本史上最大の侵略、「元冦(モンゴル襲来)」を撃退した北条時宗にも、何の恩賞は与えられていません。もちろんこの時は鎌倉時代で、政治の実権は武士が握っていましたが、それでも朝廷は官位を与える権限は持っていました。刀伊の入冦などと比べものにならない大規模な侵略軍を撃退した武士のトップでさえ、何の勲章ももらえないという、日本は極めて珍しい国なのです。

  なぜ、貴族政治というのはこのように愚かなのでしょう。そしてその遺伝子を現代の日本人は受け継いでいるのですが、これはどうしてなのでしょう。

これについてはまた別の機会に。
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