小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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核問題への関与⑧

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/03/20 09:13 投稿番号: [193764 / 232612]
  尊厳の問題、つまり朝鮮人のいう「体面」もまた危機にさらされていた。閉鎖的な北朝鮮の体制において、それはとてつもなく思い意味合いを持っている。「われわれにとって体面を守るのは命と同じくらい大事なことだ」と、アッカーマン米下院議員の平壌訪問中、北朝鮮の高官は語ったが、北朝鮮の専門家は、それは必ずしも誇張ではないと言う。「特別査察」は平壌の計画の不整合性を解明できそうにはなかった。とはいえ、それによって以下の点がはっきりするのはほぼ間違いなかった。つまり、北朝鮮はIAEAに核施設についてすべての真実を語っておらず、しかも虚偽の報告を包み隠そうとしてきたということである。国際世論の法廷で、北朝鮮はその沽券に関わる非難に直面するだろう。平壌にとってこういう見とおしは耐えがたかった。緊張が高まるにつれ、北朝鮮の原子力エネルギー相は、IAEA査察官に語った。「それをした(IAEAをだました)としても、われわれは決して認めない」と。


<このあたりの北朝鮮の思惑、反応、そして感情は10年後の現在の偽遺骨提出などをみているとまったく進歩がない。 By komash0427>

  IAEAと北朝鮮との対立が頂点に達した92年11月、州知事のビル・クリントンが米大統領選挙で現職のジョージ・ブッシュを破った。去り行く政権は、北朝鮮と交渉したり、核の問題で不服従に対応したりといった長期的な政策を寝る意思をなくしていた。また1993年1月20日の就任から数ヶ月間は、発足したばかりの政権にとっても組織的な政策の立ち上げは無理だった。ソウルでも同じく、金大中に対する最終段階での「アカ叩き」が巧を奏して、金泳三が12月半ばの大統領選挙で勝利し、2月25日に就任する。しかし、直面する危機に対処できる体制とはとてもいえなかった。


  ――1993年2月26日――
  IAEAはしかし、ワシントンとソウルの新政権が落ち着くのを待ち切れず、最後通牒を押しつけた。IAEA理事会が二つの施設に対する強制的な「特別査察」要求を公式に承認した翌日の26日、ブリクスは北朝鮮の金永南外相にテレックスを送り、IAEA査察官が論議の的となっている二つの場所を検査するため3月16日に寧辺訪問を許可するよう求めた。ブリクスは国連安保理にも通達し、北朝鮮が応じなかったら、安保理による要求の強制という事態になると説明した。

  北朝鮮に緊張の時が訪れた。3月9日は米韓軍事演習チームスピリットの再幕開けだった。今回は前より小規模とはいえ圧倒的な7万の韓国軍と5万の米軍部隊が参加することになっていた。そのうち米軍は海外から1万9千の部隊が上陸し、沿岸では米航空母艦インディペンデンスが展開する予定だった。

  演習の前日、北朝鮮は、軍の最高司令官になって1年ほどたつ金正日の命令を発表した。金正日は、チームスピリットが「国の北半分に対する奇襲、先制攻撃を狙った核戦争の実験だ」との観点に立ち、全国民と全軍に対して「戦争準備態勢に入るよう」命じたのである。

  ――1993年3月12日――
  北朝鮮は、最高国家利益を守るというNPT条約の免責条項を引用して、核拡散防止条約からの脱退を宣言した。2つの理由があげられている。1つは「核戦争の演習」に他ならないチームスピリットが、核拡散防止条約並びに南北非核協定の精神を侵犯したことである。もう一つはIAEAによる2つの疑惑施設の特別査察要求が、北朝鮮に言わせれば「北朝鮮を武装解除させ、北朝鮮の社会主義体制を絞め殺すことを狙ったなりふりかまわぬ強力な軍事行動」であるからだ。条約の既定では、脱退が発効するには3ヶ月間の待機期間を経なければならないことを北朝鮮政府は認識していた。6月12日にもしこれが発効すれば、北朝鮮は、この条約からの世界で最初の脱退国となるはずであった。

  北朝鮮のNPT脱退を示唆する兆候がたくさんあったにもかかわらず、北朝鮮をめぐる核の状況をチェックしてこなかった多くの当局者はそれに気づかなかった。ほとんどの国の政府と国民にとっては寝耳に水の話しだった。NPTからの脱退宣言は、理解できない挑戦的な行動、北朝鮮が核兵器製造にとりつかれた不吉なしるしとして受けとめられた。世界重が衝撃と落胆を覚えるなか、北朝鮮の核計画は突然、国際問題の頂点に踊り出たのである。
(終わり)
以上は「二つのコリア」(ドン・オーバードーファー)からの引用です。

核査察と偽遺骨での北朝鮮の反応はとても共通していました。

いい加減な報告をして、それでも相手にはばれないだろうとたかをくくって。
そこで矛盾や大嘘がばれてしまうと、死んでも守らなければならない「面子」のために逆切れして国際社会や相手を恐喝する。

日本には6カ国協議に参加する資格がないといったけれど、北朝鮮に対しては、そもそも協議をする必要性が、ない。
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