小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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中国が秘める覇権への思惑

投稿者: hangyosyufu01 投稿日時: 2005/02/15 00:49 投稿番号: [178935 / 232612]
「吾が意を得たり」とばかり熱情的に東アジア共同体構想を推進する側に立った中国。

その熱意は尋常ならざる政治的思惑を秘めている。

フランシス・フクヤマが批判したように「各国の思惑とは別に中国が特別の覇権的思惑を抱いてこの話を進めようとしている」ことは明らかである。

基本的な疑問も湧いてくる。
いったい東アジア共同体は将来、”アジアのEU”となりうるのか。EUとの差違はあまりにも大きいのではないのか。

西欧諸国はEEC誕生以来、45年の討論を経て、しかも国民投票にかけてEUを結成した。それでも統一通貨「ユーロ」への加盟国はまだ十カ国でしかない。EU諸国はキリスト教で文化的基盤が同一の上、王族はみな親戚同士である。政治経済体制に加えた文化的宗教的同一性がアジアとは根本的要素を異にする。

EUは、言語さえも基本的には同じ言語系統に属するものが多く、まして政治システムは民主主義で共通している。
 
トルコは参加申請しているもののイスラム教であり、文化的にも人類学的にもEUと共通性がない。

しかしアジアでは基本の政治システムが同一ではない。

中国は全体主義独裁であり、専制国家はほかにも北朝鮮、ベトナムなどがある。シンガポールも言論の自由が薄く、どうみても民主国家とは言えまい。宗教はバラバラであり、たとえば韓国、台湾、香港ではキリスト教が強く、フィリピンは主流がカソリックなのに南部諸島はイスラム、マレーシア、インドネシアは穏健イスラムだが、仏教、ヒンズー教が混在している。

冷戦が終わってみれば、全欧州で復活したのは「神聖ローマ帝国」の版図における”キリスト教倶楽部”という元の顔だった。
 
アジアはたとえ冷戦が終わって宗教の顔を復活させるとなれば、各派の混在、宗教戦争、民族戦争再燃の懸念が強くなるだろう。
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