拉致被害者問題の整理
投稿者: otoineppu02 投稿日時: 2002/11/04 10:46 投稿番号: [17519 / 232612]
○
被害者を一旦返すべきだという意見
A.交渉の過程での約束を守らないのは信義に反する
B.「政府or家族」の意思で、被害者の意思に反して日本に留めるのは不正義
C.被害者が子供に会いたい気持ちを尊重すべき。彼らには向こうでの24年の人生がある。
一旦帰って家族で相談の上、自分たちで決めさせよ。
( 代表的な意見を切り分けるとこんなぐあいかな?整理して考えましょう。)
Aについて 自分が「完全に正義」でなければ何の主張もできないという考え(例えば「汝らの
うち、まず罪なきものから石を投げよ」的な考え)は、国際的な交渉事では通常あり得ない。こちら
に「瑕疵」があるとしても、向こうには「すねにでかい傷」がある。対等な立場からの信義違反なら
交渉に支障がでるかもしれないが、これによって交渉遅延の責任を日本に押し付けるのは強弁である。
(家族との話し合いが、なぜ「北朝鮮」において行われるべきかの理屈が、全く提示されていない)
Bについて まず、被害者の複雑な感情は軽々に推し量れるものではない。現時点で、政府・家族
の意思は明らかにマスコミから伝わってきているが、被害者の真意なるものは断片的に推測するしか
ない。帰らせてくれと「狂乱」し、押さえつけられて「悲嘆」にくれているのではない事は事実だ。
そこで、一旦彼らの意思の問題という点を置いて考えてみる。まず、日本政府は家族の意を汲んで
被害者を「拘禁」しているわけではない。問題が収拾していく過程で、本人の帰国の意思が固ければ
いずれ北朝鮮に行くことは可能だ。単に、今現在の北朝鮮の意思に反しているだけである。
しかも彼らは、拉致事件の被害者であると同時に「重要な証人」であることも確かだ。事件が事件
としてある以上、本人の意思だけで問題を語ることはできない。捜査権は日本にあり、責任追及・再
発防止のためにも証人の身柄は確保しておく意味がある。
Cについて 被害者の意思が軽んじられているという意見は、一見もっともだ。そして、交渉相手
の意に背けば交渉が長引き、彼らの家族に会いたい気持ちが蔑ろにされるという意見もよく聞く。だ
がちょっと待って欲しい。まず彼らの意を最大限に尊重という意見で、本当に彼らの意見が反映され
ているものかどうか、本当のところはわからない。次に、本当のところ彼らの意見がそうだったとし
て、それでもなお彼らは「ただの市民」でもなければ「単なる被害者」でもない。軽々に国益などと
いう言葉は使いたくないが、少なくとも拉致事件の再発防止は、単に北朝鮮の将軍様が「もうやらな
い」と口先で述べただけでは保障されるものではない。これはわれわれ一人一人に関わる可能性のあ
る「事件」である。交渉が進展し、家族が日本に来た時点で「捜査・調査」が本格的になるであろう。
被害者のためというよりは、冷静にみればわれわれのために「人質なしで」証言していただきたいと
いうこともあるのだ。司法手続きにおいて、「個人の意思」とは別に身柄が一時的に不自由になる事
は通常あり得ること。(例えば交通事故などで「急いでるから」といって現場検証に立ち会わないと
か、警察に出頭しないとか、それはできないこと)
これは国家的犯罪という「非常に重要で大きな事件」であり、無差別にわれわれの誰かが被害者に
なりうることでもある。お気の毒ではあるが、交渉が進むまで今しばらく被害者の方には待っていた
だかなくてはならない。
(おまけ)
A 日本人妻の一時帰国というのがつい先ごろあった。しかし、日朝交渉が中断されると、第二次
の日本人妻の一時帰国はなくなった。北朝鮮は「不誠実な交渉をした日本に対する批判のため、彼女
たちが自主的に渡航拒否をしている」と説明。あまりにも不自然だろ? こういう前歴から、簡単に
北朝鮮に「重要な証人」は返せないということになる。
C 拉致後の24年間の人生を重視し、それなりの幸せを続けさせてあげたい、とおっしゃる方は、
今までどうり「拉致などなかった」ことにして、それで彼らのささやかな幸せが続いていた方がよか
ったという意見なのだろうか? 今や事件は明白なものとなり、むしろわれわれのために有耶無耶に
できないものとなっていると、俺は思う。
A.交渉の過程での約束を守らないのは信義に反する
B.「政府or家族」の意思で、被害者の意思に反して日本に留めるのは不正義
C.被害者が子供に会いたい気持ちを尊重すべき。彼らには向こうでの24年の人生がある。
一旦帰って家族で相談の上、自分たちで決めさせよ。
( 代表的な意見を切り分けるとこんなぐあいかな?整理して考えましょう。)
Aについて 自分が「完全に正義」でなければ何の主張もできないという考え(例えば「汝らの
うち、まず罪なきものから石を投げよ」的な考え)は、国際的な交渉事では通常あり得ない。こちら
に「瑕疵」があるとしても、向こうには「すねにでかい傷」がある。対等な立場からの信義違反なら
交渉に支障がでるかもしれないが、これによって交渉遅延の責任を日本に押し付けるのは強弁である。
(家族との話し合いが、なぜ「北朝鮮」において行われるべきかの理屈が、全く提示されていない)
Bについて まず、被害者の複雑な感情は軽々に推し量れるものではない。現時点で、政府・家族
の意思は明らかにマスコミから伝わってきているが、被害者の真意なるものは断片的に推測するしか
ない。帰らせてくれと「狂乱」し、押さえつけられて「悲嘆」にくれているのではない事は事実だ。
そこで、一旦彼らの意思の問題という点を置いて考えてみる。まず、日本政府は家族の意を汲んで
被害者を「拘禁」しているわけではない。問題が収拾していく過程で、本人の帰国の意思が固ければ
いずれ北朝鮮に行くことは可能だ。単に、今現在の北朝鮮の意思に反しているだけである。
しかも彼らは、拉致事件の被害者であると同時に「重要な証人」であることも確かだ。事件が事件
としてある以上、本人の意思だけで問題を語ることはできない。捜査権は日本にあり、責任追及・再
発防止のためにも証人の身柄は確保しておく意味がある。
Cについて 被害者の意思が軽んじられているという意見は、一見もっともだ。そして、交渉相手
の意に背けば交渉が長引き、彼らの家族に会いたい気持ちが蔑ろにされるという意見もよく聞く。だ
がちょっと待って欲しい。まず彼らの意を最大限に尊重という意見で、本当に彼らの意見が反映され
ているものかどうか、本当のところはわからない。次に、本当のところ彼らの意見がそうだったとし
て、それでもなお彼らは「ただの市民」でもなければ「単なる被害者」でもない。軽々に国益などと
いう言葉は使いたくないが、少なくとも拉致事件の再発防止は、単に北朝鮮の将軍様が「もうやらな
い」と口先で述べただけでは保障されるものではない。これはわれわれ一人一人に関わる可能性のあ
る「事件」である。交渉が進展し、家族が日本に来た時点で「捜査・調査」が本格的になるであろう。
被害者のためというよりは、冷静にみればわれわれのために「人質なしで」証言していただきたいと
いうこともあるのだ。司法手続きにおいて、「個人の意思」とは別に身柄が一時的に不自由になる事
は通常あり得ること。(例えば交通事故などで「急いでるから」といって現場検証に立ち会わないと
か、警察に出頭しないとか、それはできないこと)
これは国家的犯罪という「非常に重要で大きな事件」であり、無差別にわれわれの誰かが被害者に
なりうることでもある。お気の毒ではあるが、交渉が進むまで今しばらく被害者の方には待っていた
だかなくてはならない。
(おまけ)
A 日本人妻の一時帰国というのがつい先ごろあった。しかし、日朝交渉が中断されると、第二次
の日本人妻の一時帰国はなくなった。北朝鮮は「不誠実な交渉をした日本に対する批判のため、彼女
たちが自主的に渡航拒否をしている」と説明。あまりにも不自然だろ? こういう前歴から、簡単に
北朝鮮に「重要な証人」は返せないということになる。
C 拉致後の24年間の人生を重視し、それなりの幸せを続けさせてあげたい、とおっしゃる方は、
今までどうり「拉致などなかった」ことにして、それで彼らのささやかな幸せが続いていた方がよか
ったという意見なのだろうか? 今や事件は明白なものとなり、むしろわれわれのために有耶無耶に
できないものとなっていると、俺は思う。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.