小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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『世界は腹黒い』

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/01/10 17:40 投稿番号: [169698 / 232612]
高山正之(高木書房刊)

『週刊新潮』や『テーミス』の名物コラムでおなじみの高山さんが過去に産経新聞に書いたコラムの集大成。二段組で384ページもある浩瀚だが、はじめからおわりまでぎっしりと、とびっきりの辛口コラムで埋め尽くされていて、しかもページをめくるのが惜しいほど、毎編毎編が面白いのである。
 
大手マスコミの偏向を正面からでなく、実例と冷厳なる国際常識に基付いてばっさりと斬るスタイルも、おなじみの読者が多いだろう。これを「快刀乱麻を断つ」という程度の四元熟語で片つけてしまいたくない。
 
この本には別の読み方という愉しみが付帯している。
それは読むたびに批判精神の首題をはなれた、意外な情報が与えられるので、国際情勢に賢くなれることだ。
 
日本軍が中国人女性を庇護している写真がある。それを江沢民は「拉致され強姦されて殺された中国人女性」と改竄した。嘘もおおきくつくと真実に見える、とヒトラーは言ったが。。
 
クリントンはアーカンソー州知事時代にホテルにポーラ・ジョンソン嬢を呼んでセクハラに及んだが、訴訟社会の米国で200万ドルの訴訟を起こされた。ポーラはやがて和解に応じ、85万ドルをせしめた。
そこまでは知っていた。しかし爾後に弁護士がそこから60万ドル持っていったことは知らなかった。本書で学んだのである。

そういう弁護士が全米に90万人。だからマッチ・ポンプもアンンビュランス・チェイサーもいる。一番ふところが豊かとみられて日本企業はかれらの訴訟攻勢にやられ、いいカモとなった。高山さんの批評には、こうした法律万能米国にしてやられた日本企業の実例と、警告が多い。
 
アフガニスタンの手前に開けるペシャワールという町では、密造武器のほかに麻薬が簡単に手に入る。ここはアフガン難民キャンプがあって、その難民の人口だけでも20万とも30万ともいわれた。その先が密輸で儲けた軍閥、マフィアの豪邸が建ち並ぶ。
 
ペシャワールから一歩先、すなわち「踏切の向こう」は無政府状態の暗黒街で、日本のヤクザさえ、多少高くてもペシャワールで麻薬や武器を調達しても、けっして踏切の向こうへは行かない。
ヤクザでも、いや本業だからこそ、危険地帯を皮膚感覚で知っている。

ところが、テレビの「猿岩石」が強盗に襲われなかったのは、汚い身なりで「カモ」とは思われなかったから(爆笑)と高山さんはこの地を取材して克明に書く。
 
米国の不条理と自分たちの身勝手の論理の押し売りはいまも続いている。
嘗ては捕鯨王国だった米国が、捕鯨の油が不要となるや、日本の捕鯨を糾弾し、禁酒法時代と彷彿とさせる禁煙権を世界に押し売りする。

ロシア、中国は米国同様に紛争地域に勝手に売りつけた地雷はそのまま放置し、あまつさえ先日まで実験してきた核兵器をインドやパキスタンが保有したら「保有はまかりならん」と言う。
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