中国の未来
投稿者: mutekinozerosen 投稿日時: 2004/12/18 19:26 投稿番号: [165518 / 232612]
中国の未来
岡田) 江沢民が共産党総書記となって、中国の次の皇帝になった。あの人は上海の党組織の出身で、しかも党内の序列は非常に低かったんです。それがいきなり総書記になった。当然、党内で波風が立った。江沢民なんて、聞いた事がないという人が多かった。そういう無理な人事が出来たのは訒小平という強烈な人格があったからです。
訒小平は毛沢東に次ぐ強情な性格なんです。周恩来は実務的なタイプで、毛沢東に言われたことを忠実にやってのけるタイプだったけど、トップになれない性格だった。訒小平は毛沢東がへたくそな詩を発表した時、そっぽを向いていた。そういう独立不羈な人格を持っている。これは中国人の中では珍しい。彼が少数民族である客家である事と関係があるかもしれない。
そうした強い人格のために公職を退いた後も、訒小平が生きている間は、彼が任命した江沢民の命令にみんな従った。江沢民の正統性の根拠は、訒小平に任命されたことです。でも彼は指導者としてあまりに下品です。これから起こりやすい事とは、強硬策をみんなが主張する。チベット、台湾、アメリカ、日本に対して、もっと強硬な態度に出る可能性が高い。中国内でみんながそれを競争する。
岸田) するとかつての日本軍と同じですね。
岡田) 完全に分裂症ですね。とんでもないことになるだろうと思います。
岸田) 作戦会議では、非現実的で馬鹿げていても、一番強硬で勇ましい作戦を強引に主張した人が議論に勝ったわけですからね。
岡田) 戦艦大和の最後と同じです。
岸田) 大和の場合、むなしく沈没しましたけど、中国の場合どうなりますかね。
岡田) 経済的な崩壊になりますね。つまり、経済はどこまでも政治に従属するものです。ところが中国では政治は不安定です。しかもいま中国経済は非常に悪い状態にある。食糧の自給がついに出来なくなった。今自給率は98%です。これからどんどん減ってゆく。耕地が減っているし、工業化による環境破壊が進んでいる。中国の一番の泣き所ですが、資源が少ないということもある。それに、日本と違って良港はない。インフラストラクチュアーが出来ていない。しかもトランスポーテーションの費用がやたらとかかる。だから、日本の真似をして輸出ドライブをかけているけど、やればやるほど自滅してゆく。
じつは、毛沢東がキッシンジャーを受け入れて、ベトナムを裏切ってまでアメリカに歩み寄った理由は、毛沢東ですら先行き真っ暗だということを認めざるを得なかったからです。あの時点で中国は行き止まりだということを感じていた。訒小平は、社会主義市場経済という名前で、今のうち、お前たち、地位を利用して稼げるだけ稼いでおけ、いずれ中国が倒産したとき、お前たちだけでも生き残れるようにしろという政策を取った。訒小平一族は、南カリフォルニアに土地を買っているんです。中国も立派に自閉的共同体なんですね。
岸田) すごい結論になった。
『対話 起源論』 岸田秀 ※岡田=岡田英弘(東洋史学者)
>今のうち、お前たち、地位を利用して稼げるだけ稼いでおけ、いずれ中国が倒産したとき、お前たちだけでも生き残れるようにしろ
この教訓は今でも生きているんでしょうね。
岡田) 江沢民が共産党総書記となって、中国の次の皇帝になった。あの人は上海の党組織の出身で、しかも党内の序列は非常に低かったんです。それがいきなり総書記になった。当然、党内で波風が立った。江沢民なんて、聞いた事がないという人が多かった。そういう無理な人事が出来たのは訒小平という強烈な人格があったからです。
訒小平は毛沢東に次ぐ強情な性格なんです。周恩来は実務的なタイプで、毛沢東に言われたことを忠実にやってのけるタイプだったけど、トップになれない性格だった。訒小平は毛沢東がへたくそな詩を発表した時、そっぽを向いていた。そういう独立不羈な人格を持っている。これは中国人の中では珍しい。彼が少数民族である客家である事と関係があるかもしれない。
そうした強い人格のために公職を退いた後も、訒小平が生きている間は、彼が任命した江沢民の命令にみんな従った。江沢民の正統性の根拠は、訒小平に任命されたことです。でも彼は指導者としてあまりに下品です。これから起こりやすい事とは、強硬策をみんなが主張する。チベット、台湾、アメリカ、日本に対して、もっと強硬な態度に出る可能性が高い。中国内でみんながそれを競争する。
岸田) するとかつての日本軍と同じですね。
岡田) 完全に分裂症ですね。とんでもないことになるだろうと思います。
岸田) 作戦会議では、非現実的で馬鹿げていても、一番強硬で勇ましい作戦を強引に主張した人が議論に勝ったわけですからね。
岡田) 戦艦大和の最後と同じです。
岸田) 大和の場合、むなしく沈没しましたけど、中国の場合どうなりますかね。
岡田) 経済的な崩壊になりますね。つまり、経済はどこまでも政治に従属するものです。ところが中国では政治は不安定です。しかもいま中国経済は非常に悪い状態にある。食糧の自給がついに出来なくなった。今自給率は98%です。これからどんどん減ってゆく。耕地が減っているし、工業化による環境破壊が進んでいる。中国の一番の泣き所ですが、資源が少ないということもある。それに、日本と違って良港はない。インフラストラクチュアーが出来ていない。しかもトランスポーテーションの費用がやたらとかかる。だから、日本の真似をして輸出ドライブをかけているけど、やればやるほど自滅してゆく。
じつは、毛沢東がキッシンジャーを受け入れて、ベトナムを裏切ってまでアメリカに歩み寄った理由は、毛沢東ですら先行き真っ暗だということを認めざるを得なかったからです。あの時点で中国は行き止まりだということを感じていた。訒小平は、社会主義市場経済という名前で、今のうち、お前たち、地位を利用して稼げるだけ稼いでおけ、いずれ中国が倒産したとき、お前たちだけでも生き残れるようにしろという政策を取った。訒小平一族は、南カリフォルニアに土地を買っているんです。中国も立派に自閉的共同体なんですね。
岸田) すごい結論になった。
『対話 起源論』 岸田秀 ※岡田=岡田英弘(東洋史学者)
>今のうち、お前たち、地位を利用して稼げるだけ稼いでおけ、いずれ中国が倒産したとき、お前たちだけでも生き残れるようにしろ
この教訓は今でも生きているんでしょうね。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.