教育塔①
投稿者: mutekinozerosen 投稿日時: 2004/12/10 22:28 投稿番号: [162779 / 232612]
大阪市内の大阪城公園の一隅、NHK大阪局近くの大手前広場の端に、「教育塔」という塔の建っていることを知っている人は、教育界でもそう多くはないかもしれない。
この教育塔とは、1936年10月に落成した平面積約330平方メートル、高さ約36メートルの堂々たる記念塔で、1872年の「学制」公布以来現在にいたるまでの間に、学校での公務執行中に殉職した教職員、および殉難した学生・生徒・児童を合祀しているものである。
(佐藤秀夫『学校ことはじめ事典』)
塔建設の直接的な契機となったのは、1934年9月、関西・中国・四国地方一帯を襲った、いわゆる「室戸台風」により、多くの教職員と子どもが犠牲になったことである。
その風水害記念碑を建設するという大阪市教育会の発議が帝国教育会に受けとめられ、全国学校教員・生徒からの募金に、皇室と文部省からの下賜金・補助金などを合わせて築造された。
(『学校ことはじめ事典』前出)
http://www.sakuramo.to/profile/student007.html
壁面に嵌め込まれる浮き彫り図案は、東京の長谷川義起のものが応募二七点の中から選ばれた。
その図案は、整列した生徒の前で女教師が校長の訓示を受けているもの、暴風雨の中、教師が生徒を避難誘導しているもの、の二図であった(長谷川義起「浮彫設計の意図」「教育塔」所収)。
前者は「教育者奉公精神ノ象徴」、後者は「児童愛純美ノ象徴」と呼ばれた。
この二図のうち「教育者奉公精神ノ象徴」の図は、後に考案者の意図を離れ、教育勅語奉読の図といわれた。そうでないことは、考案者の言葉で明らかであるが、もう一つ、整列している生徒が頭を垂れていないことからも判明する。勅語の奉読の時は、既述したように、上体を少し前にまげて頭を垂れ、慎みの意を表すべし、とされていたのである(「国民礼法」)。
http://www.sakuramo.to/profile/images/2002/stu0204_b.jpg
これは メッセージ 162742 (ringo_pie04 さん)への返信です.
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