金正日は改革開放できない理由2
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/10/17 07:00 投稿番号: [155049 / 232612]
トウ小平のいない北朝鮮
では、中国が改革・開放政策に突き進めたのに、なぜ、北朝鮮は動けないのだろうか――。決定的に異なるのが指導者だ。
中国共産党にはトウ小平という国民の期待を幅広く集めたリーダーがいた。彼が保守派から権力を奪い改革・開放政策を大胆に進めた後、確かに西側の情報が流入した。そして、知識層の民主化運動が起きた。だが、飢餓を経験した普通の中国人は「豊かになるにはトウ小平について行こう」と彼を熱狂的に支持し、政治体制の変更までは望まなかった。彼には、50年代の保守派による大躍進運動で疲弊した中国経済を立て直した実績がすでにあったのだ。
半面、北朝鮮には国民の広範な支持を集める開明的リーダーはいない。毛沢東亡き後の中国共産党に、様々のリーダーが復活、あるいは登場したのと異なり、北朝鮮は「1人独裁」のままだ。
仮に、金正日総書記が体制崩壊のリスクをかけて突然、「開明派に変身した」と宣言し、本当に改革・開放政策にまで動いても、国民が素直についていくかは疑問だ。亡命者などの証言で明らかなように、北朝鮮の国民の多くは「金正日時代になって飢餓に直面した」と認識し、彼への怨嗟と不信感を根強く持つ。北朝鮮の普通の国民はすぐには政治的な自由は求めないかもしれない。しかし、改革・開放で行動の自由度が増せば、中国や韓国への亡命の道を選ぶ人が続出するに違いない。それは北朝鮮の崩壊を意味する。
金正日総書記の不人気を一番知っているのは本人だろう。だからこそ、自身の神格化運動を必死で進める一方、苛酷な弾圧体制を敷いている。そして、これが現体制への反発をさらに高めるという悪循環をもたらしてきた。
6か国協議が再開されても、交渉で問題が解決する可能性は低い。仮に、いったんは「平和的に解決」しても、前回同様に核問題はいずれ再燃するだろう。「金正日政権は核開発を続けない限り、永続できない」という困った現実を見据えないと、この問題の本質を見誤ることになる。
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suzuoki/20031119n56bj000_19.html
これは メッセージ 155048 (sofiansky2003 さん)への返信です.
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