人工衛星 !
投稿者: dd_qq_d 投稿日時: 2004/09/23 08:11 投稿番号: [152079 / 232612]
98年に上映された米国映画『エネミー・オブ・アメリカ』(Enemy
of
State)。黒人弁護士ディーンが、国家安全保障局(NSA)の殺人劇に巻きこまれるところまではただのアクション映画だ。ところがNSAがディーンを捕えるために衛星を使うシーンは一味違う。 どこに行こうが衛星は目標の一挙手一投足を監視してディーンを縛りつける。
映画は「衛星システムがあんなに発達しているのか」という感嘆と「ジョージ・オーウェルの『1984』と変わらない」という恐ろしさを同時に与える。こういった映画は「米国衛星不敗」の神話を作りあげる。米国の衛星はすべてのものを知っているという神話だ。だが科学者は「雲がかかって障害物が広がる地上を、衛星で見るというのは映画の虚構だ」という。
空軍戦闘発展団の「イラク戦争」なる冊子には、03年のイラク戦争に数多くの衛星が使われたと書かれている。高度35万786キロメートルの上空から12秒ごとに目標地域のミサイルを監視する「早期警報衛星」、高度500キロメートルから秒速8キロで1日に地球を14周する偵察衛星「KH−12」「ラクロス衛星」がそれぞれ3機あり、さらに解像度がモノクロで0.6メートル、カラーで2.4メートルの商業衛星「クイックバード」(Quick Bird)などがある。
これらを使えばすべてが分かるようにも思えるが、実際にはそうでもない。 03年3月27日、イラク国内の海兵隊司令部が緊急事態となった。アバビルミサイル基地で化学防護服を着たイラク兵士を無人偵察機が撮影したのだ。専門家は、化学ミサイルがクウェートを狙い、4000人が犧牲になると分析した。B−52爆撃機が離陸した。だが、攻撃の3分前に状況が変わった。誤報だった。無人偵察機プレデターから送られて来た最初の写真を衛星が確認したが、別の無人偵察機の情報から結局「違う」と結論を下したのだ。衛星だけでは不十分だったという話だ。
先日の「両江道(リャンガンド)爆発騒ぎ」には「米国衛星不敗」の神話がひそんでいる。政府関係者によれば、情報交流協定によって米国から14日まで送られてきた衛星写真は、政府が確保した衛星写真のように雲だけが写っており、15日になって実際に地表が写った写真が送られてきたという。数点の特殊衛星による写真もあるが、それは提供しない。しかし一部では「米国と歩調が合わず、衛星写真をもらうことができなかったため、政府が右往左往した」と何度か非難の声があがった。
衛星写真は、他の偵察装置や情報を総合的に検討してこそ正確に分析される。米国の衛星写真も例外でない。 その点で「米国衛星不敗」の神話にばかり依存すれば、別の対立が生まれるおそれがあるというのが今回の騒動から得られる教訓ではないだろうか。
(韓国紙より)
安成奎(アン・ソンギュ)政治部次長
2004.09.20 20:15
映画は「衛星システムがあんなに発達しているのか」という感嘆と「ジョージ・オーウェルの『1984』と変わらない」という恐ろしさを同時に与える。こういった映画は「米国衛星不敗」の神話を作りあげる。米国の衛星はすべてのものを知っているという神話だ。だが科学者は「雲がかかって障害物が広がる地上を、衛星で見るというのは映画の虚構だ」という。
空軍戦闘発展団の「イラク戦争」なる冊子には、03年のイラク戦争に数多くの衛星が使われたと書かれている。高度35万786キロメートルの上空から12秒ごとに目標地域のミサイルを監視する「早期警報衛星」、高度500キロメートルから秒速8キロで1日に地球を14周する偵察衛星「KH−12」「ラクロス衛星」がそれぞれ3機あり、さらに解像度がモノクロで0.6メートル、カラーで2.4メートルの商業衛星「クイックバード」(Quick Bird)などがある。
これらを使えばすべてが分かるようにも思えるが、実際にはそうでもない。 03年3月27日、イラク国内の海兵隊司令部が緊急事態となった。アバビルミサイル基地で化学防護服を着たイラク兵士を無人偵察機が撮影したのだ。専門家は、化学ミサイルがクウェートを狙い、4000人が犧牲になると分析した。B−52爆撃機が離陸した。だが、攻撃の3分前に状況が変わった。誤報だった。無人偵察機プレデターから送られて来た最初の写真を衛星が確認したが、別の無人偵察機の情報から結局「違う」と結論を下したのだ。衛星だけでは不十分だったという話だ。
先日の「両江道(リャンガンド)爆発騒ぎ」には「米国衛星不敗」の神話がひそんでいる。政府関係者によれば、情報交流協定によって米国から14日まで送られてきた衛星写真は、政府が確保した衛星写真のように雲だけが写っており、15日になって実際に地表が写った写真が送られてきたという。数点の特殊衛星による写真もあるが、それは提供しない。しかし一部では「米国と歩調が合わず、衛星写真をもらうことができなかったため、政府が右往左往した」と何度か非難の声があがった。
衛星写真は、他の偵察装置や情報を総合的に検討してこそ正確に分析される。米国の衛星写真も例外でない。 その点で「米国衛星不敗」の神話にばかり依存すれば、別の対立が生まれるおそれがあるというのが今回の騒動から得られる教訓ではないだろうか。
(韓国紙より)
安成奎(アン・ソンギュ)政治部次長
2004.09.20 20:15
これは メッセージ 152072 (dd_qq_d さん)への返信です.