>>拉致被害に関する調査法①
投稿者: komash0427 投稿日時: 2004/09/11 23:10 投稿番号: [150688 / 232612]
レス遅くなりました。こんばんは、rachi_yameroさん
>拉致が疑われる不審失踪者捜索に関する特別措置法』とでも名付けますか。
>捜査には国家機密を含む全ての情報を自由に収集できる強力な強制捜査権限が必要でしょう。FBIとCIAを併せたような強力な秘密捜査機関と、国家安全保障の危機に対応するアメリカの国家保安省のような新しい省庁の創設を提案します。
ちょっとばかし長くなりますが、「拉致と強制収容所」(北朝鮮による拉致被害者の救出に取り組む法律家の会 編)の中の荒木さんの寄稿の一部を引用します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「明らかになった拉致被害者は氷山の一角ではないか」
私たちの手元にある特定失踪者約400人のリストの中に曽我ひとみさんが入っていたら、我々はどう考えたろうか。もちろん、未認定拉致被害者の問題は北朝鮮が曽我さんのことを明らかにしたために大問題になったのだから現実にはあり得ないのだが、仮に北朝鮮の発表なしで私たちのリスとの中にあったとすれば、我々は曽我さんのケースについて拉致の可能性は低いと思っただろう。高敬美・剛姉弟のような特殊な例を除けば母子でいなくなっているケースはない。そのほかさまざまな状況を勘案しても、400人の中では可能性の低い方にとらえていたはずだ。
横田めぐみさんにしても、他の失踪者と比べて考えると中学校一年生の女の子だから、それはやらないだろうと考えていたかもしれない(実際には拉致時点のめぐみさんより年少の失踪者は何人もいるのだが)。逆にいえば横田めぐみさんや曽我ひとみさんより以上に「拉致らしい」失踪事件が多数あるということであり、まさに政府認定の15人というのは北朝鮮からすれば「運悪く見つかった」氷山の一角に過ぎないということだ。
しかし現状では「多数の拉致が行われている」という前提で、その被害者が誰なのか調べる機関はないといって言い。それが可能な機関は現時点では警察だけなのだが、警察というところは証拠を積み重ねて犯人を逮捕し後は検察が法廷の場で争うというところであって、長い時間が経過している拉致事件について証拠の積み重ねの段階でさまざまな困難を伴う。
現在帰国している5人もそうだが、拉致被害者のほとんどは北朝鮮の影のない、ごく普通の人々である。したがっていなくなったときに家族も警察も北朝鮮による拉致だと疑っていない。大部分は家出人捜索願を受け取っておしまいである。
捜査をしたとしても北朝鮮による拉致の疑いは念頭になく、市かも日本の警察の宿痾とも言える県警と県警の間の壁、最初に届けが持ちこまれる生活安全課と公安の意思疎通の悪さなどから、家庭内の不和や職場の使い込みなどを調べられるだけである。当然なにもわからない。そう言う状態で20年、30年と日にちがたっていくとどうなるかというと、証拠もなにも残らないのだ。
これまではこのやり方でしか拉致問題を見ていなかった。そして、運良く証拠がそろい(公開できるかどうかは別として)、しかもマスコミや世論が騒いだケースだけが拉致被害者と認定されたのである。また、外務省が日朝交渉で提示するのは基本的には認定された拉致被害者だけである。ということは、現状を続ける限り拉致問題の完全解決は絶対にありえないということだ。もっとはっきり言えば今のままでは大部分の拉致被害者は私たち(政府機関も一般国民も含めて)に見殺しにされて北朝鮮で死んでいくしかないということだ。
前述のように曽我ひとみさんの失踪を北朝鮮が発表する前に拉致であると解明できなかったことについて、警察を初めとする政府機関の幹部で誰も責任を取ったものはいない。今のままでいればこの状況は変わらないから、仮に今度曽我さんのように北朝鮮が自ら拉致しましたと言って出してきた場合も、「よかったですねぇ」でおしまいだろう。
(続く)
>拉致が疑われる不審失踪者捜索に関する特別措置法』とでも名付けますか。
>捜査には国家機密を含む全ての情報を自由に収集できる強力な強制捜査権限が必要でしょう。FBIとCIAを併せたような強力な秘密捜査機関と、国家安全保障の危機に対応するアメリカの国家保安省のような新しい省庁の創設を提案します。
ちょっとばかし長くなりますが、「拉致と強制収容所」(北朝鮮による拉致被害者の救出に取り組む法律家の会 編)の中の荒木さんの寄稿の一部を引用します。
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「明らかになった拉致被害者は氷山の一角ではないか」
私たちの手元にある特定失踪者約400人のリストの中に曽我ひとみさんが入っていたら、我々はどう考えたろうか。もちろん、未認定拉致被害者の問題は北朝鮮が曽我さんのことを明らかにしたために大問題になったのだから現実にはあり得ないのだが、仮に北朝鮮の発表なしで私たちのリスとの中にあったとすれば、我々は曽我さんのケースについて拉致の可能性は低いと思っただろう。高敬美・剛姉弟のような特殊な例を除けば母子でいなくなっているケースはない。そのほかさまざまな状況を勘案しても、400人の中では可能性の低い方にとらえていたはずだ。
横田めぐみさんにしても、他の失踪者と比べて考えると中学校一年生の女の子だから、それはやらないだろうと考えていたかもしれない(実際には拉致時点のめぐみさんより年少の失踪者は何人もいるのだが)。逆にいえば横田めぐみさんや曽我ひとみさんより以上に「拉致らしい」失踪事件が多数あるということであり、まさに政府認定の15人というのは北朝鮮からすれば「運悪く見つかった」氷山の一角に過ぎないということだ。
しかし現状では「多数の拉致が行われている」という前提で、その被害者が誰なのか調べる機関はないといって言い。それが可能な機関は現時点では警察だけなのだが、警察というところは証拠を積み重ねて犯人を逮捕し後は検察が法廷の場で争うというところであって、長い時間が経過している拉致事件について証拠の積み重ねの段階でさまざまな困難を伴う。
現在帰国している5人もそうだが、拉致被害者のほとんどは北朝鮮の影のない、ごく普通の人々である。したがっていなくなったときに家族も警察も北朝鮮による拉致だと疑っていない。大部分は家出人捜索願を受け取っておしまいである。
捜査をしたとしても北朝鮮による拉致の疑いは念頭になく、市かも日本の警察の宿痾とも言える県警と県警の間の壁、最初に届けが持ちこまれる生活安全課と公安の意思疎通の悪さなどから、家庭内の不和や職場の使い込みなどを調べられるだけである。当然なにもわからない。そう言う状態で20年、30年と日にちがたっていくとどうなるかというと、証拠もなにも残らないのだ。
これまではこのやり方でしか拉致問題を見ていなかった。そして、運良く証拠がそろい(公開できるかどうかは別として)、しかもマスコミや世論が騒いだケースだけが拉致被害者と認定されたのである。また、外務省が日朝交渉で提示するのは基本的には認定された拉致被害者だけである。ということは、現状を続ける限り拉致問題の完全解決は絶対にありえないということだ。もっとはっきり言えば今のままでは大部分の拉致被害者は私たち(政府機関も一般国民も含めて)に見殺しにされて北朝鮮で死んでいくしかないということだ。
前述のように曽我ひとみさんの失踪を北朝鮮が発表する前に拉致であると解明できなかったことについて、警察を初めとする政府機関の幹部で誰も責任を取ったものはいない。今のままでいればこの状況は変わらないから、仮に今度曽我さんのように北朝鮮が自ら拉致しましたと言って出してきた場合も、「よかったですねぇ」でおしまいだろう。
(続く)
これは メッセージ 149619 (rachi_yamero さん)への返信です.