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黄長菀が著わす金正日の性格と政治手法1

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/09/05 20:56 投稿番号: [149966 / 232612]
このところ黄長菀の「狂犬におびえるな」(00年)を読んでいますが、随分と長編ですがある権力の傍にいたものの記述としては興味あるものでした。

その中に金正日のことを述べた箇所が幾つもありピックアップしました。

1) 金正日は絶対的な独裁者の家庭の中で、どんな統制も受けず育った。1949年に生母である金正淑が死んだあとは、誰の統制も受けなかった。金日成の後妻(金聖愛)は金正日に仕えていた女性だったため、はじめから金正日にたいして継母の立場で接したのではなく、奉る立場で接した。また、金正日も父親に、自分は継母をお母さんと呼ばず、「おばさん」と呼ぶといって承認されたという。
金正日は幼い頃から王子のようにふるまい、他の子供たちとの関係もつねに自分を最高権力者の金日成の代理人として思いのままに勝手きままに行動した。彼は成長するにつれて、自分の思うがままに行動する性癖がいっそう高じ、これが父親の権力をわがものにしようとする欲望へ固まっていったようである。

2) 活動方法と活動スタイルの面から、金正日をどのように評価できるか。
  独裁者としての性格面で、金日成と金正日を比較すると、金日成は寛容で包容力のある独裁者という印象を与えるが、金正日は先天的な独裁者のように見える。金日成が自分の政治的利益のために不可避的に独裁を行ったという印象を与えるならば、金正日は独裁自体に喜びを感じるかの印象を与える。

3) 金正日は、人々が仲良く暮らすことを好まない性格である。彼は人々を互いに争わせ、唯一自分ひとりだけに依存させる。したがって党組織生活を強化するというときは、自分に無条件服従する規律を厳格にたてる一方、会議を開いて党員たちにたがいに批判させることを主要内容としている。相互批判では金正日の思想と指示に忠実であったか、なかったかを基準とするため、相互批判が強化されて党員たちが激烈に争えば争うほど金正日の権威は高まることになる。

4) 金正日はつねに集まりがあるたびに、2つの注意事項を強調させる。その1つは党の秘密を守れというものであり、もう1つは個別の幹部にたいする幻想をもってはならないというものである。公開的なものよりも秘密裏になにかすることを好み、他人がよくできることを好まず嫉妬するのは、金正日の性格上の特徴である。
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