>北朝鮮の農業を取り巻く諸事情+おまけ
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/08/29 18:25 投稿番号: [149393 / 232612]
自然科学というか農業・工業の場にイデオロギ−(政治)を持ち込むとろくでもないことになるとう見本みたいな気がします。
イデオロギーを持ち込むと自由な創意工夫が生まれ無くなくなり、もの言わぬ人々(=奴隷)となり硬直化し官僚主義に走ってしまう。
>1960年から1970年にかけて、一連の有名なスピーチの中で、金日成は4つの原則に基づく国の農業開発の骨格を発表した。機械化、化学化、灌漑、電化の4つの原則は、レーニンがロシア農業の処方箋として述べたものをそのまま採用したものだった。
当時としては必ずしも間違っていなかったと思います。
ただし間違いがあれば修正していく柔軟性が必要かと。
現時点から考えるなら、有機質肥料のことが問題かと思いますが、当時日本でもそのような認識はなかったのでは?
>西側の農業はもうすでに長い間収穫を上げるために二期作、転作、二毛作といったいくつもの方法を取り入れ、農地を定期的に休ませて、病気や害虫に強い改良された品種の種子を利用するなどの工夫をしてきた。
ここの部分に1つだけ疑問があります。
<農地を定期的に休ませて>とは<畑>を前提にしていることであり(いかにも西側専門家らしい)、稲作を前提とする水田(=たんぼ)では、稲作を継続する限り連作の障害はなく、極端に言えば同じ水田で1000年連続で稲作しようが問題ないということです。
(おそらく日本のどこかでは1000年以上稲作をしている田があると思います)
農業技術の問題は戦後特別に西側の技術が優れていたわけではなく、紆余曲折しながら進歩してきたのに、北朝鮮は主体農業とかで一度指導を受けたことは、状況が変わっても党官僚が許さずそれを継続していかなければならないところに停滞・後退をみます。
以下、スイスの牧草地の話でちょっと有名らしく以前にも新聞にも出ていたのですが、黄氏のおまけ報告です。
<おまけの1>
1996年のスイス大使は、金正日の中学校の同級生で書記室で働いていた人だった。
彼が金正日に「スイスでは草だけを食べさせて牛と羊を立派に育てている」という資料を報告し、食糧事情が困難な北朝鮮でスイスの経験を見習うのがよいとの意見を提出した。
金正日はスイス駐在大使の報告資料を私たちに秘書に見せ、対策を立てよと課題を与えたのである。
秘書たちは「これこそが偉大な金正日将軍様のもうひとつの天才的創案」だと騒ぎながら、ただちに秘書たちがひとりづつの道を担当して飼料に使う草原を作る活動を指導しようと提起した。
たくさんの人々が山のように飢え死にしており、人民は食べられないものまで食べている状況で、肉を食べるための草原造成が話になるのか。
このとき慈江道党責任秘書が党中央に来て、自分の道ではあまりにも食べるものがなくて、住民たちに泥炭まで食べさせているといった。
このような状況で草原を造成する土地があり、労働力があるのなら、トウモロコシ一本でも多く植えて、豚の餌の豚芋(豚に食べさせる芋で、2度凍らせると毒が抜けて人も食べられるという)を1株でも多く植えるべきではないか。
飢え死にする人々が、どうして肉を食べたいと願うのか。
飢え死にする人たちについては考えもせず、肉をもっと食べることだけを考えている人々を、どうして正気な人間といえるのか。
にもかかわらず、「偉大な金正日将軍様」は人民の慈愛に満ちた父だというのである。
<おまけの2>−官僚主義
党中央で田植えを6月20日までに終えろと指示を与えると、道党では10日繰り上げて6月10日までに植えろと指示を出し、郡党ではまた10日を繰り上げて5月末までに終えろと指示を出す。
すると里党では農場員たちに5月20日までに田植えを終えろと指示を出す。
すべての問題がこうなると、過重な負担と苦役、無権利にあえぐのは大衆である。
イデオロギーを持ち込むと自由な創意工夫が生まれ無くなくなり、もの言わぬ人々(=奴隷)となり硬直化し官僚主義に走ってしまう。
>1960年から1970年にかけて、一連の有名なスピーチの中で、金日成は4つの原則に基づく国の農業開発の骨格を発表した。機械化、化学化、灌漑、電化の4つの原則は、レーニンがロシア農業の処方箋として述べたものをそのまま採用したものだった。
当時としては必ずしも間違っていなかったと思います。
ただし間違いがあれば修正していく柔軟性が必要かと。
現時点から考えるなら、有機質肥料のことが問題かと思いますが、当時日本でもそのような認識はなかったのでは?
>西側の農業はもうすでに長い間収穫を上げるために二期作、転作、二毛作といったいくつもの方法を取り入れ、農地を定期的に休ませて、病気や害虫に強い改良された品種の種子を利用するなどの工夫をしてきた。
ここの部分に1つだけ疑問があります。
<農地を定期的に休ませて>とは<畑>を前提にしていることであり(いかにも西側専門家らしい)、稲作を前提とする水田(=たんぼ)では、稲作を継続する限り連作の障害はなく、極端に言えば同じ水田で1000年連続で稲作しようが問題ないということです。
(おそらく日本のどこかでは1000年以上稲作をしている田があると思います)
農業技術の問題は戦後特別に西側の技術が優れていたわけではなく、紆余曲折しながら進歩してきたのに、北朝鮮は主体農業とかで一度指導を受けたことは、状況が変わっても党官僚が許さずそれを継続していかなければならないところに停滞・後退をみます。
以下、スイスの牧草地の話でちょっと有名らしく以前にも新聞にも出ていたのですが、黄氏のおまけ報告です。
<おまけの1>
1996年のスイス大使は、金正日の中学校の同級生で書記室で働いていた人だった。
彼が金正日に「スイスでは草だけを食べさせて牛と羊を立派に育てている」という資料を報告し、食糧事情が困難な北朝鮮でスイスの経験を見習うのがよいとの意見を提出した。
金正日はスイス駐在大使の報告資料を私たちに秘書に見せ、対策を立てよと課題を与えたのである。
秘書たちは「これこそが偉大な金正日将軍様のもうひとつの天才的創案」だと騒ぎながら、ただちに秘書たちがひとりづつの道を担当して飼料に使う草原を作る活動を指導しようと提起した。
たくさんの人々が山のように飢え死にしており、人民は食べられないものまで食べている状況で、肉を食べるための草原造成が話になるのか。
このとき慈江道党責任秘書が党中央に来て、自分の道ではあまりにも食べるものがなくて、住民たちに泥炭まで食べさせているといった。
このような状況で草原を造成する土地があり、労働力があるのなら、トウモロコシ一本でも多く植えて、豚の餌の豚芋(豚に食べさせる芋で、2度凍らせると毒が抜けて人も食べられるという)を1株でも多く植えるべきではないか。
飢え死にする人々が、どうして肉を食べたいと願うのか。
飢え死にする人たちについては考えもせず、肉をもっと食べることだけを考えている人々を、どうして正気な人間といえるのか。
にもかかわらず、「偉大な金正日将軍様」は人民の慈愛に満ちた父だというのである。
<おまけの2>−官僚主義
党中央で田植えを6月20日までに終えろと指示を与えると、道党では10日繰り上げて6月10日までに植えろと指示を出し、郡党ではまた10日を繰り上げて5月末までに終えろと指示を出す。
すると里党では農場員たちに5月20日までに田植えを終えろと指示を出す。
すべての問題がこうなると、過重な負担と苦役、無権利にあえぐのは大衆である。
これは メッセージ 147308 (komash0427 さん)への返信です.