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A.ナチオス−「北朝鮮 飢餓の真実」

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/07/27 21:16 投稿番号: [145229 / 232612]
‘A.ナチオス−「北朝鮮   飢餓の真実」(02年12月)の本のことは全く知りませんでした。

http://kodansha.cplaza.ne.jp/mgendai/200301/index.html

komash0427 さんは、本体をお読みのようですが、
私の場合、食べ物のことに興味があると言いつつも、取りあえず以下の書評で満足します。
それにしても、このトピで人道上食糧援助すべきかどうか討論があったのですが、なかなか難しいことです。
特に北朝鮮の場合は!

<書評>
アンドリュー・ナチオス『北朝鮮 飢餓の真実』扶桑社

北朝鮮では1990年代の食糧危機で300万人もの死者が出たと言われる。北朝鮮政府は1995年に大規模な水害を理由として国際社会に援助を求め、アメリカ、韓国、日本などがそれに応じた。最悪の時期は過ぎたと言われるが、援助が必要な状況はまだ続いている。
北朝鮮は飢餓の実態について正確な事実を公表しておらず、援助機関によるモニタリングも絶えず規制されているため、食糧危機の実態はよく分かっていない。一方、核開発疑惑や拉致問題によって北朝鮮と援助国との関係は繰り返し緊張しており、人道援助に対して強い反対論がある。
アンドリュー・ナチオス氏は、NGO「ワールド・ビジョン」の副会長として北朝鮮への人道援助に携わり、北朝鮮国内や中朝国境で飢餓の実態を調査するとともに、飢餓の初期段階からアメリカで援助の必要性を訴えてきた。現在は国際開発局(USAID)の局長を務めている。本書はそのような立場から食糧危機の実態や援助をめぐる論争を解説するものだ。食糧危機に関して出版された日本で初めての本でもある。
著者は1990年代の飢饉を三つの段階に区分する。第一段階は1990年から1994年まで、第二段階は1995年から1997年まで、第三段階は1998年から2000年までである。この時期区分は1995年の水害から飢饉が始まったという北朝鮮政府の見解とは異なる。1990年から1994年までの第一段階では、配給量が削減され、東北部への食糧補助が停止されたという。東北部が切り捨てられていたというのは驚くべき事実だが、中央政府は1997年まで東北部へのWFPの援助を認めず、地方の役人がWFPに直接援助を求めることさえあったという。飢饉がもっとも激しかったのは1995年から1997年までの第二段階で、農民は食糧を退蔵し、党幹部は横流しをしたために食糧価格が高騰した。1998年以降の第三段階では配給制度が完全に機能しなくなり、同時に飢饉も終息へと向かった。
飢饉の第一段階が始まった原因としてはソ連・東欧の崩壊が指摘される。北朝鮮の食糧生産は1980年代から低下していたが、ソ連や中国からの援助でカバーされていた。しかしソ連・東欧の崩壊により状況は一変し、問題が顕在化することになったという。ソ連からの石油援助も1989年の50万トンから1992年の3万トンへと落ち込み、北朝鮮の工業部門を直撃した。
しかし北朝鮮政府は国際社会に対して援助を要請した後になっても飢饉の実態を隠そうとした。その理由を示唆するのが1996年12月の金正日の演説である。
人民軍は適切な食糧の供給を受けていない。我々が一時的な困難に直面していることを見て、敵は我々の社会主義も崩壊するのだと言いたいことを言っており、我々を侵略するあらゆるチャンスを狙っている。もし彼らが我々の軍隊に食糧が行き渡っていないことを知ったら、アメリカ帝国主義はすぐにでも我々に襲いかかるかもしれない。
著者はこれを飢饉を隠す理由を示すものとして引用しているのだが、これは同時に援助食糧が軍隊に優先的に配分されることを示唆してもいる。
援助団体が訪問する都市はきれいにお膳立されることも指摘されている。援助団体が訪れる都市はきれいに清掃され、浮浪者は排除される。「他人に見せられる靴や服を持っていて健康に見えない限り、路上に留まるべきではない」という放送が聞かれたこともあるという。

(後略)

http://www.asiavoice.net/nkorea/20030120.html
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