山本七平のこと 1
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/07/09 23:32 投稿番号: [142590 / 232612]
トピ外れでありますが、山本七平のことを気ままに書きます。
経歴
1921年東京に生まれる。1942年青山学院卒業即日入営。1944年ルソン島に派遣される。1947年帰国。1958年山本書店を創立。1991年12月10日没。
+どうも元々クリスチャンだったらしいです。
彼の主な本(かってに選ぶと)
1.「空気」の研究
2.私の中の「日本軍」(上下)
3.常識の研究
4.常識の非常識
5.「あたりまえ」の研究
5.日本はなぜ敗れるのか・・・・・・これ読んでみたい
6.日本人の人生観
7.日本資本主義の精神
8.日本人とはなにか
9.日本資本主義の精神−なぜ一生懸命はたらくのか
10.勤勉の哲学−日本人を動かす原理
8.日本人とユダヤ人・・・・・・・・・・かってのベストセラー(読んでいない)
9.聖書の常識・・・・・・これ面白いです。
読み始めた動機は、10年以上も前のことであり忘れました。
おそらくたまたま本屋で『私の中の「日本軍」』という文庫本を見、私自身の中にそのようなものがあるかも知れないと思いつつ読み始めたのではないでしょうか(苦笑)。
結果論的にいえば、山本七平は私にとって以下のキーワードからなっていました。
① 日本軍のこと
② 日本人とは何か(特に「日本人は勤勉」と言われていますが、事実そうだと思います。しかしながら「何故に勤勉になったのか」の原因理由は誰もがそうそう明快に解き明かしていないのではないでしょうか。
もう一つは、日本人と宗教。
<余談>
いわゆる日本人論というのはいつの世にもたくさん出ていますが、なぜ西欧社会のプロテスタンティズムと比肩されうるほどの勤勉さを持つに至ったのかは、七平さんの本を読んでも、未だ私にとって疑問であります。
注意しなければならないのは、この勤勉(diligence)(=よく働くこと、小まめに働くこと)は日本・欧米では評価されても、アラブ世界では必ずしも評価されないということらしいです。
③ キリスト教関係−彼自身キリスト教学の大家さんらしく、自ら経営する「山本書店」から売れそうも無いキリスト教関係の本が多数出版されています。
これはこれで個人的に興味あり。
ただし、彼の死後、山本書店発行の本を注文したことがあるのですが、連絡さえもつかなかった(どうなったのかな?)
後は<独断と偏見>による全くの余談であります。
① 彼は比国での戦争で敗れジャングルを彷徨い飢餓の辛酸をなめ、ついに米軍捕虜になり帰国したときの体験がその後の彼の<日本人論の考え方の原点>になったのではないかと思います。
よく日本軍はlogistic=兵站&情報を軽視といわれますが、そのことは彼も他の者もよく指摘しているところであります。
それよりもハットしたのは、そもそも当時の<日本大帝国>は<大東亜共栄圏>構想のなかで比国の統治について甚だ頼りないことを指摘しています。
詳細は忘れましたが、例えば比国ではおそらく当時タガログ語が話されていたと思いますが、そのタガログ語を話す日本人軍人が全くいなかったというかことです。
これでは占領統治も大東亜共栄圏もないわけで、一体どうして戦争を始めたのかということを痛烈に指摘しているのが印象的でした。
④ 捕虜になり日本に帰る米軍の船の甲板上で、思わぬことに<味噌汁>が出たときのこと。
密林の中での飢餓からの死線を彷徨い捕虜になっても弱ることもなかった日本の<豪の者・兵隊達>も、これには皆が一斉に涙を流し、感極まってすすり泣いたということです。
実は私自身もよく似た経験があります(ますます余談になってきました−苦笑)
通常は味噌汁は好物ではないので、海外で半年経過しても何ともありませんし、ほしいとも思わないです。
(それよりも○○スープの方が良い、ただしご飯は1日も欠かせない)
ところがですね、日本に帰って味噌汁を久しぶりに味わうと、これが美味しくて思わず涙がでてきた経験があります。
こんなに美味しいものだったかと、思いを新たにするわけです。
(ただし翌日からはこの感動なし)
<心では忘れていても舌が覚えていた>ということでしょうか、大の大人が甲板の上で流した涙もこれだったのかなと思う次第です。
これは体験者でないと語れないことでありましょう。
(next→)
経歴
1921年東京に生まれる。1942年青山学院卒業即日入営。1944年ルソン島に派遣される。1947年帰国。1958年山本書店を創立。1991年12月10日没。
+どうも元々クリスチャンだったらしいです。
彼の主な本(かってに選ぶと)
1.「空気」の研究
2.私の中の「日本軍」(上下)
3.常識の研究
4.常識の非常識
5.「あたりまえ」の研究
5.日本はなぜ敗れるのか・・・・・・これ読んでみたい
6.日本人の人生観
7.日本資本主義の精神
8.日本人とはなにか
9.日本資本主義の精神−なぜ一生懸命はたらくのか
10.勤勉の哲学−日本人を動かす原理
8.日本人とユダヤ人・・・・・・・・・・かってのベストセラー(読んでいない)
9.聖書の常識・・・・・・これ面白いです。
読み始めた動機は、10年以上も前のことであり忘れました。
おそらくたまたま本屋で『私の中の「日本軍」』という文庫本を見、私自身の中にそのようなものがあるかも知れないと思いつつ読み始めたのではないでしょうか(苦笑)。
結果論的にいえば、山本七平は私にとって以下のキーワードからなっていました。
① 日本軍のこと
② 日本人とは何か(特に「日本人は勤勉」と言われていますが、事実そうだと思います。しかしながら「何故に勤勉になったのか」の原因理由は誰もがそうそう明快に解き明かしていないのではないでしょうか。
もう一つは、日本人と宗教。
<余談>
いわゆる日本人論というのはいつの世にもたくさん出ていますが、なぜ西欧社会のプロテスタンティズムと比肩されうるほどの勤勉さを持つに至ったのかは、七平さんの本を読んでも、未だ私にとって疑問であります。
注意しなければならないのは、この勤勉(diligence)(=よく働くこと、小まめに働くこと)は日本・欧米では評価されても、アラブ世界では必ずしも評価されないということらしいです。
③ キリスト教関係−彼自身キリスト教学の大家さんらしく、自ら経営する「山本書店」から売れそうも無いキリスト教関係の本が多数出版されています。
これはこれで個人的に興味あり。
ただし、彼の死後、山本書店発行の本を注文したことがあるのですが、連絡さえもつかなかった(どうなったのかな?)
後は<独断と偏見>による全くの余談であります。
① 彼は比国での戦争で敗れジャングルを彷徨い飢餓の辛酸をなめ、ついに米軍捕虜になり帰国したときの体験がその後の彼の<日本人論の考え方の原点>になったのではないかと思います。
よく日本軍はlogistic=兵站&情報を軽視といわれますが、そのことは彼も他の者もよく指摘しているところであります。
それよりもハットしたのは、そもそも当時の<日本大帝国>は<大東亜共栄圏>構想のなかで比国の統治について甚だ頼りないことを指摘しています。
詳細は忘れましたが、例えば比国ではおそらく当時タガログ語が話されていたと思いますが、そのタガログ語を話す日本人軍人が全くいなかったというかことです。
これでは占領統治も大東亜共栄圏もないわけで、一体どうして戦争を始めたのかということを痛烈に指摘しているのが印象的でした。
④ 捕虜になり日本に帰る米軍の船の甲板上で、思わぬことに<味噌汁>が出たときのこと。
密林の中での飢餓からの死線を彷徨い捕虜になっても弱ることもなかった日本の<豪の者・兵隊達>も、これには皆が一斉に涙を流し、感極まってすすり泣いたということです。
実は私自身もよく似た経験があります(ますます余談になってきました−苦笑)
通常は味噌汁は好物ではないので、海外で半年経過しても何ともありませんし、ほしいとも思わないです。
(それよりも○○スープの方が良い、ただしご飯は1日も欠かせない)
ところがですね、日本に帰って味噌汁を久しぶりに味わうと、これが美味しくて思わず涙がでてきた経験があります。
こんなに美味しいものだったかと、思いを新たにするわけです。
(ただし翌日からはこの感動なし)
<心では忘れていても舌が覚えていた>ということでしょうか、大の大人が甲板の上で流した涙もこれだったのかなと思う次第です。
これは体験者でないと語れないことでありましょう。
(next→)
これは メッセージ 142479 (komash0427 さん)への返信です.