【北の地の追憶①】巫山税関で強制中絶 2/2
投稿者: rachi_yamero 投稿日時: 2004/07/07 16:09 投稿番号: [142161 / 232612]
平常、女性にひどい扱いをすることで有名な「ジンホ」という名の保衛指導員が彼女に近付き、名前を読み上げた。彼女の名前はキム・ウンジョン。29歳。清津出身。私と同い年で故郷も同じだった。
逃げられないように、2人ずつ足に鎖をはめ、連れて行った。私は保衛部のジープに乗り、その後を付いて行った。
体を検査するため、女性たちの服を全部脱がせた。キム・ウンジョンさんが服を全部脱いだ状態で入ってきた。規定通り、後ろ手にし、足を広げた状態で座らせたり、立たせたりを繰り返した。
脱北女性たちは中国で命懸けで稼いだドルを奪われないため、カネを飲み込んだり、肛門の中に隠すことが多く、それを確認するためそのような動作をさせていた。より恥辱的な調査方法もあるが、口に出せない。
調査を受ける人も、する人も、人間とは思えなかった。彼女は涙を流し、私も耐えられないほど辛かった。
検査を終え、脱北者の持っていたドルや所持品は保衛員のジンホに渡された。すべての品物は保衛部長を経て国会に返納されるというが、実際のところは分からない。何せ、ドルに飢えた保衛員だから。
私はその日の午後、保衛員の監視の下、女性たちを率いて郡病院へと向かった。女性たちを相手に妊娠や性病感染などを検査するためだった。妊娠した女性は想像を絶する処罰を受けることになる。中国人の子どもである場合、さらに過酷な処罰を受ける。
検査の前に食事が配られたが、脱北者には虫の浮いている汁に、ご飯のおこげがいくつか入っているものだった。
ウンジョンさんに初めて質問をした。「中国のどこにいたの?」「延吉です」ウンジョンさんは流れ落ちる汗を拭きながら、やっと答えた。女性たちは産婦人科で一人ずつ血液検査と小便検査を受けた。
逃走の恐れがあるため、一人ずつ監視をしていたが、突然ウンジョンさんは私の前で土下座をした。そして「一生のお願いです。私の代わりに小便検査をしていただけませんか」と哀願した。
そう言われてみると、彼女のお腹が少し出ていた。同じ女性として彼女を守ってあげたかった。その後、血液検査などいくつかの検査で、ウンジョンさんの妊娠が発覚した。
また、脱北者たちが送還されたという知らせを聞き、保衛部へと向かった私は、保衛部の運動場で両手に15キロの水筒を持ち、走っているウンジョンさんを見た。そのような方法で強制的に妊娠中絶をさせようとしたのだ。
30分が過ぎ、彼女は疲れのあまり倒れたが、下血はなかった。妊娠すればこうなるということを見せつけるためか、脱北女性を回りに立たせていた。
水筒ではダメと判断したか、今度は両手で耳をつまみ、アヒル歩きをさせた。ウンジョンさんの目から止め処なく、涙が流れ落ちた。
ウンジョンさんが下血を始めた。服をちぎり、やっとそれを拭いていた。見るに耐えかねた私は、中国製の生理用品を買ってきてあげた。
ウンジョンさんはそれでもマシな方だと言える。臨月の近い妊婦の場合、ひとまず子どもを産ませた後、母親の見る前で薄いビニールで赤ん坊を窒息死させる。獣よりひどい仕打ちだった。誰であろうと、中国で妊娠した子どもは、全員殺された。
私も結局、この恥辱的な税関生活を終え、脱北した。国境にいたため、中国に居住する同胞と親交があり、一般の人より簡単に脱北に成功した。
捕まったら私もウンジョンさんのような屈辱を受けると思うと、何度も身震いがした。運良く、私は逮捕されず、そのような恥辱は免れた。
今日も明日も、少なくない脱北女性たちが中国で逮捕され、北朝鮮に送還されているという。罪なき脱北者たちが北朝鮮に送還された後、このような非人道的な処罰を受けることがないよう、韓国政府と国際社会がより多くの関心と努力を注いでくれることを願う。
キム・ウネ(仮名)/女/35/巫山・チルソン税関勤務
逃げられないように、2人ずつ足に鎖をはめ、連れて行った。私は保衛部のジープに乗り、その後を付いて行った。
体を検査するため、女性たちの服を全部脱がせた。キム・ウンジョンさんが服を全部脱いだ状態で入ってきた。規定通り、後ろ手にし、足を広げた状態で座らせたり、立たせたりを繰り返した。
脱北女性たちは中国で命懸けで稼いだドルを奪われないため、カネを飲み込んだり、肛門の中に隠すことが多く、それを確認するためそのような動作をさせていた。より恥辱的な調査方法もあるが、口に出せない。
調査を受ける人も、する人も、人間とは思えなかった。彼女は涙を流し、私も耐えられないほど辛かった。
検査を終え、脱北者の持っていたドルや所持品は保衛員のジンホに渡された。すべての品物は保衛部長を経て国会に返納されるというが、実際のところは分からない。何せ、ドルに飢えた保衛員だから。
私はその日の午後、保衛員の監視の下、女性たちを率いて郡病院へと向かった。女性たちを相手に妊娠や性病感染などを検査するためだった。妊娠した女性は想像を絶する処罰を受けることになる。中国人の子どもである場合、さらに過酷な処罰を受ける。
検査の前に食事が配られたが、脱北者には虫の浮いている汁に、ご飯のおこげがいくつか入っているものだった。
ウンジョンさんに初めて質問をした。「中国のどこにいたの?」「延吉です」ウンジョンさんは流れ落ちる汗を拭きながら、やっと答えた。女性たちは産婦人科で一人ずつ血液検査と小便検査を受けた。
逃走の恐れがあるため、一人ずつ監視をしていたが、突然ウンジョンさんは私の前で土下座をした。そして「一生のお願いです。私の代わりに小便検査をしていただけませんか」と哀願した。
そう言われてみると、彼女のお腹が少し出ていた。同じ女性として彼女を守ってあげたかった。その後、血液検査などいくつかの検査で、ウンジョンさんの妊娠が発覚した。
また、脱北者たちが送還されたという知らせを聞き、保衛部へと向かった私は、保衛部の運動場で両手に15キロの水筒を持ち、走っているウンジョンさんを見た。そのような方法で強制的に妊娠中絶をさせようとしたのだ。
30分が過ぎ、彼女は疲れのあまり倒れたが、下血はなかった。妊娠すればこうなるということを見せつけるためか、脱北女性を回りに立たせていた。
水筒ではダメと判断したか、今度は両手で耳をつまみ、アヒル歩きをさせた。ウンジョンさんの目から止め処なく、涙が流れ落ちた。
ウンジョンさんが下血を始めた。服をちぎり、やっとそれを拭いていた。見るに耐えかねた私は、中国製の生理用品を買ってきてあげた。
ウンジョンさんはそれでもマシな方だと言える。臨月の近い妊婦の場合、ひとまず子どもを産ませた後、母親の見る前で薄いビニールで赤ん坊を窒息死させる。獣よりひどい仕打ちだった。誰であろうと、中国で妊娠した子どもは、全員殺された。
私も結局、この恥辱的な税関生活を終え、脱北した。国境にいたため、中国に居住する同胞と親交があり、一般の人より簡単に脱北に成功した。
捕まったら私もウンジョンさんのような屈辱を受けると思うと、何度も身震いがした。運良く、私は逮捕されず、そのような恥辱は免れた。
今日も明日も、少なくない脱北女性たちが中国で逮捕され、北朝鮮に送還されているという。罪なき脱北者たちが北朝鮮に送還された後、このような非人道的な処罰を受けることがないよう、韓国政府と国際社会がより多くの関心と努力を注いでくれることを願う。
キム・ウネ(仮名)/女/35/巫山・チルソン税関勤務
これは メッセージ 142160 (rachi_yamero さん)への返信です.