救う会全国協議会ニュース(2004.06.17)-1
投稿者: chootabang001 投稿日時: 2004/06/18 00:08 投稿番号: [138767 / 232612]
佐藤勝巳・救う会会長が現代コリア研究所所長名で「世界週報」(16.06.22号)に
書いた論文を掲載いたします。
■≪解決せぬ日本人拉致問題≫ 『身代金』を支払った小泉首相の責任
なぜ家族会が怒ったのか
5月22日拉致された蓮池・地村両家5人の子供達が北朝鮮から帰ってきた。救出
運動にかかわってきた者の一人として、心から祝賀しなければならないのに、なぜか
その気になれないでいる。
子供たちが帰って来たその時、風邪をこじらせ、出迎えの現場には立ち会うことが
できなかったが、テレビはよく見ることができた。
会談結果に、あの温厚な横田滋家族会会長が「考え得る選択肢の中で最悪のもの
だ」と声を震わせて言った。飯塚繁雄副会長は表情をこわばらせ、「子供の使いより
悪い」と言い放った。増元照明事務局次長は、「人間としてプライドがあるのか」と
小泉首相の交渉に批判の矢を放った。
数年間、一緒に運動をやってきた人たちの無念さが一直線に伝わってくる。
なぜ家族会が怒ったのかである。5人の子供は首相と一緒に帰ってきた。その代償
として「人道支援」という名の「身代金」に食糧25万トン(最も安い国産米でトン
当たり20万円として500億円相当)プラス医薬品11億円、合計511億円を支
払う。帰って来た1人につき約100億円相当の身代金ということにならないのか。
トウモロコシなら70億円。1人16億円となる。
曽我ひとみさんの家族は、日本に帰さず第三国で面会させるとして、北京が候補地
に挙がった。しかしその後、曽我ひとみさんが家族再会の場を北京にすることに同意
せず、結果は流動的になってきている。
安否不明者10名については、「前回の調査を白紙撤回して、再調査を約束した」
というものである。子供たちが帰ってきた2家族はうれしいことであろうが、安否不
明者の10家族は、内閣総理大臣が2度も平壌を訪問して、消息の一つも持ち帰らな
いとは、「何だ!」と怒りをぶつけるのは当然過ぎるほど当然なことだろう。テレビ
を見ながら私は、思わず「ひどい」と口走った。
しかし、次に私の頭に浮かんだのは、平成15年7月31日「国交正常化交渉に関
する関係閣僚会議・専門幹事会(拉致問題)第7回会合」での決定である。
この決定は「今後の多国間協議がうまく進めば、日朝の話し合いの糸口が生まれる
ものと期待しています。その際、当面、5人の家族の被害者のご家族、すなわちそれ
ぞれの被害者のお子様とジェンキンス氏の計8人の速やかな帰国の実現をはかること
を最優先課題として取り組むことにしますが、これは国交正常化交渉再開までに実現
すべきであり、これを実現する上で、北朝鮮側からあり得べき代償要求、例えば、拉
致問題の幕引き等々には一切応じないということを基本とすべきであると考えており
ます」というものであった。
我々の目の前に現れた小泉訪朝の結果は、前述のように自らが決めた「代償」要求
に「一切応じない」という決定を平気で踏みにじって、1人最低20億相当「代償」
を支払うというのである。
さらに日朝交渉再開前に曽我ひとみさんの夫ジェンキンス氏も子供2人も日本に取
り戻す決定であったが、実現していない。これも明白な決定違反である。
書いた論文を掲載いたします。
■≪解決せぬ日本人拉致問題≫ 『身代金』を支払った小泉首相の責任
なぜ家族会が怒ったのか
5月22日拉致された蓮池・地村両家5人の子供達が北朝鮮から帰ってきた。救出
運動にかかわってきた者の一人として、心から祝賀しなければならないのに、なぜか
その気になれないでいる。
子供たちが帰って来たその時、風邪をこじらせ、出迎えの現場には立ち会うことが
できなかったが、テレビはよく見ることができた。
会談結果に、あの温厚な横田滋家族会会長が「考え得る選択肢の中で最悪のもの
だ」と声を震わせて言った。飯塚繁雄副会長は表情をこわばらせ、「子供の使いより
悪い」と言い放った。増元照明事務局次長は、「人間としてプライドがあるのか」と
小泉首相の交渉に批判の矢を放った。
数年間、一緒に運動をやってきた人たちの無念さが一直線に伝わってくる。
なぜ家族会が怒ったのかである。5人の子供は首相と一緒に帰ってきた。その代償
として「人道支援」という名の「身代金」に食糧25万トン(最も安い国産米でトン
当たり20万円として500億円相当)プラス医薬品11億円、合計511億円を支
払う。帰って来た1人につき約100億円相当の身代金ということにならないのか。
トウモロコシなら70億円。1人16億円となる。
曽我ひとみさんの家族は、日本に帰さず第三国で面会させるとして、北京が候補地
に挙がった。しかしその後、曽我ひとみさんが家族再会の場を北京にすることに同意
せず、結果は流動的になってきている。
安否不明者10名については、「前回の調査を白紙撤回して、再調査を約束した」
というものである。子供たちが帰ってきた2家族はうれしいことであろうが、安否不
明者の10家族は、内閣総理大臣が2度も平壌を訪問して、消息の一つも持ち帰らな
いとは、「何だ!」と怒りをぶつけるのは当然過ぎるほど当然なことだろう。テレビ
を見ながら私は、思わず「ひどい」と口走った。
しかし、次に私の頭に浮かんだのは、平成15年7月31日「国交正常化交渉に関
する関係閣僚会議・専門幹事会(拉致問題)第7回会合」での決定である。
この決定は「今後の多国間協議がうまく進めば、日朝の話し合いの糸口が生まれる
ものと期待しています。その際、当面、5人の家族の被害者のご家族、すなわちそれ
ぞれの被害者のお子様とジェンキンス氏の計8人の速やかな帰国の実現をはかること
を最優先課題として取り組むことにしますが、これは国交正常化交渉再開までに実現
すべきであり、これを実現する上で、北朝鮮側からあり得べき代償要求、例えば、拉
致問題の幕引き等々には一切応じないということを基本とすべきであると考えており
ます」というものであった。
我々の目の前に現れた小泉訪朝の結果は、前述のように自らが決めた「代償」要求
に「一切応じない」という決定を平気で踏みにじって、1人最低20億相当「代償」
を支払うというのである。
さらに日朝交渉再開前に曽我ひとみさんの夫ジェンキンス氏も子供2人も日本に取
り戻す決定であったが、実現していない。これも明白な決定違反である。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.