朝日首脳会談の成果と今後>重村に聞く
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/06/13 23:47 投稿番号: [138049 / 232612]
もう古いかな
ソースも?
重村智計・早稲田大学教授に聞く
朝日首脳会談の成果と今後
日本見下した北の「完全勝利」
国交正常化は拉致問題解決後に
(前略)
前例つくった「拉致と食糧の交換」
まず今回の朝日首脳会談の成果と問題点を整理すると。
日本側が得たものは、5人の拉致被害者家族が戻ってきたことだけ。それに対し北朝鮮は食糧25万トン、医薬品1000万ドル、国交正常化交渉再開と経済制裁をしないという約束を取り付けた。日本にしてみれば最大限の譲歩で最小限の成果しか上げられなかったといえる。そういう意味では北の「完全勝利」だ。5人が帰ってきたことだけで十分だと評価する声もあるが、それでは北朝鮮側の思うツボだ。
日本側の問題点としてはまず第1に、北朝鮮との日程の詰め方。外務省同士でやるのが首脳会談の基本なのにブローカーとかエージェントとか称される人たちを通じてやった。北朝鮮側に立っている人たちを通じてやったものだから北の立場を全面的に受け入れることになり、また日本の情報が北朝鮮側に筒抜けになって足元を見られる結果となった。
そして第2に、北朝鮮側の日本に対する外交上の扱い。そもそも北朝鮮国内では今回、小泉首相は「謝罪しにきた」ことになっている。拉致被害者5人を帰さなかった約束を破ったことへの謝罪だ。出迎えで北は外務官僚の低いレベルの人物を送ってきた。日本を完全に見下した対応だ。小泉首相は飛行機から出ずに帰ると言って駆け引きをすればよかったのに、完全に北の思惑に乗っかってしまった。会談場所が国家元首を招く百花園迎賓館ではなく通常の会談を行う大同江迎賓館だったことも低い扱いだ。
交渉自体も2回行う予定だったのに1回、約1時間半で打ち切られた。安否不明10人の話が出た途端に金正日総書記は席を立とうとしたという。そのとき日本側も「帰る」と言って毅然とした態度で突っぱねるべきところを、話に応じるようになだめた。日本のこうした対応は、拉致は国家主権の侵害であり犯罪だという国家としての原則を捻じ曲げるもの。交渉の手法も失敗だった。
今回の首脳会談で金総書記のどんな意図がはっきりしたか。
拉致問題はこれ以上やりたくないということ。最悪でも10人の情報を出して終わりにしたいと思っている。そして日米関係を揺さ振ろうとしていること。さらに拉致問題は食糧と交換できるという前例をつくったので、今後いくらでも食糧援助を要求できると思うようになったことなどだろう。日本側から首脳会談の話がきたとき、北朝鮮側は内部で大分もめたようだ。会談をするなら拉致問題を幕引きにすること、国交正常化交渉を再開させて経済協力を前倒しすること、食糧支援をすることなどを前提条件に付けたというが、結局、食糧支援だけが認められた。金総書記にしてみれば、体制維持があやうい状況でコメは是が非でも手に入れたいものだ。
会談には朝鮮総連も関わったといわれる。
今年2月頃に小泉首相が北朝鮮に6月20日ごろに首脳会談をしたいと伝え、返事が来て以降、政治的な理由から会談を早めようとする動きがあり、日程が2回変更された。その過程で総連の最高幹部クラスがつなぎ役をしたようだ。総連としては固定資産税の問題があるため、外交機関であるという立場を主張したいのだろう。総連の工作がこんなおおっぴらな形で首相官邸まで入り込んできたのは初めてではないか。
今後、日本は北朝鮮外交をどう展開すべきか。
曽我ひとみさんの夫であるジェンキンス氏をはじめ拉致被害者家族が戻らなければ、また安否不明の10人の問題が解決しない限り食糧支援はしないと言べきだろう。しかし拉致問題解決を他の交渉の前提にするのか、それとも同時進行させるのか、はっきりしていない。それと平壌宣言をよく持ち出すが、この宣言には拉致やミサイル・核の問題を完全に解決するとは書かれていない。早期の国交正常化を促すなど、日本よりはむしろ北朝鮮の方が使い出がある。目くらましのような部分があるから、気を付けないといけない。
今月23日に北京で予定されている6カ国協議の見通しを。
核開発の全面放棄を求める米国の態度は変わっていないし、北朝鮮側も依然として核の平和利用は問題ないとする立場だ。また11月の大統領選挙が終わるまではこの問題を大きくしたくないという米国と、朝米2国間協議に応じる可能性が高いケリー候補の当選を期待する北朝鮮の思惑もあって、いまのところ両者の溝は埋まらず平行線で終わる可能性が高い。
http://www.onekoreanews.net/20040609/seiji20040609002.htm
ソースも?
重村智計・早稲田大学教授に聞く
朝日首脳会談の成果と今後
日本見下した北の「完全勝利」
国交正常化は拉致問題解決後に
(前略)
前例つくった「拉致と食糧の交換」
まず今回の朝日首脳会談の成果と問題点を整理すると。
日本側が得たものは、5人の拉致被害者家族が戻ってきたことだけ。それに対し北朝鮮は食糧25万トン、医薬品1000万ドル、国交正常化交渉再開と経済制裁をしないという約束を取り付けた。日本にしてみれば最大限の譲歩で最小限の成果しか上げられなかったといえる。そういう意味では北の「完全勝利」だ。5人が帰ってきたことだけで十分だと評価する声もあるが、それでは北朝鮮側の思うツボだ。
日本側の問題点としてはまず第1に、北朝鮮との日程の詰め方。外務省同士でやるのが首脳会談の基本なのにブローカーとかエージェントとか称される人たちを通じてやった。北朝鮮側に立っている人たちを通じてやったものだから北の立場を全面的に受け入れることになり、また日本の情報が北朝鮮側に筒抜けになって足元を見られる結果となった。
そして第2に、北朝鮮側の日本に対する外交上の扱い。そもそも北朝鮮国内では今回、小泉首相は「謝罪しにきた」ことになっている。拉致被害者5人を帰さなかった約束を破ったことへの謝罪だ。出迎えで北は外務官僚の低いレベルの人物を送ってきた。日本を完全に見下した対応だ。小泉首相は飛行機から出ずに帰ると言って駆け引きをすればよかったのに、完全に北の思惑に乗っかってしまった。会談場所が国家元首を招く百花園迎賓館ではなく通常の会談を行う大同江迎賓館だったことも低い扱いだ。
交渉自体も2回行う予定だったのに1回、約1時間半で打ち切られた。安否不明10人の話が出た途端に金正日総書記は席を立とうとしたという。そのとき日本側も「帰る」と言って毅然とした態度で突っぱねるべきところを、話に応じるようになだめた。日本のこうした対応は、拉致は国家主権の侵害であり犯罪だという国家としての原則を捻じ曲げるもの。交渉の手法も失敗だった。
今回の首脳会談で金総書記のどんな意図がはっきりしたか。
拉致問題はこれ以上やりたくないということ。最悪でも10人の情報を出して終わりにしたいと思っている。そして日米関係を揺さ振ろうとしていること。さらに拉致問題は食糧と交換できるという前例をつくったので、今後いくらでも食糧援助を要求できると思うようになったことなどだろう。日本側から首脳会談の話がきたとき、北朝鮮側は内部で大分もめたようだ。会談をするなら拉致問題を幕引きにすること、国交正常化交渉を再開させて経済協力を前倒しすること、食糧支援をすることなどを前提条件に付けたというが、結局、食糧支援だけが認められた。金総書記にしてみれば、体制維持があやうい状況でコメは是が非でも手に入れたいものだ。
会談には朝鮮総連も関わったといわれる。
今年2月頃に小泉首相が北朝鮮に6月20日ごろに首脳会談をしたいと伝え、返事が来て以降、政治的な理由から会談を早めようとする動きがあり、日程が2回変更された。その過程で総連の最高幹部クラスがつなぎ役をしたようだ。総連としては固定資産税の問題があるため、外交機関であるという立場を主張したいのだろう。総連の工作がこんなおおっぴらな形で首相官邸まで入り込んできたのは初めてではないか。
今後、日本は北朝鮮外交をどう展開すべきか。
曽我ひとみさんの夫であるジェンキンス氏をはじめ拉致被害者家族が戻らなければ、また安否不明の10人の問題が解決しない限り食糧支援はしないと言べきだろう。しかし拉致問題解決を他の交渉の前提にするのか、それとも同時進行させるのか、はっきりしていない。それと平壌宣言をよく持ち出すが、この宣言には拉致やミサイル・核の問題を完全に解決するとは書かれていない。早期の国交正常化を促すなど、日本よりはむしろ北朝鮮の方が使い出がある。目くらましのような部分があるから、気を付けないといけない。
今月23日に北京で予定されている6カ国協議の見通しを。
核開発の全面放棄を求める米国の態度は変わっていないし、北朝鮮側も依然として核の平和利用は問題ないとする立場だ。また11月の大統領選挙が終わるまではこの問題を大きくしたくないという米国と、朝米2国間協議に応じる可能性が高いケリー候補の当選を期待する北朝鮮の思惑もあって、いまのところ両者の溝は埋まらず平行線で終わる可能性が高い。
http://www.onekoreanews.net/20040609/seiji20040609002.htm
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.