土台人のスパイ活動
投稿者: ahoahoaonecemore80 投稿日時: 2004/05/29 23:08 投稿番号: [133583 / 232612]
週刊文春 2002年10月10日号)
あなたがたが「拉致」を知らなかったはずはない。そして罪は「拉致」だけではない
朝鮮総連が揺れている。これまで拉致を捏造と主張し事実を認めなかった総連が、首脳会談の後、初めて機関紙に謝罪を掲載した。だが本当に総連は何も知らなかったのか。十年以上前にパチンコ疑惑や拉致被害をスクープした小誌だけが知る、朝鮮総連の「罪と罰」。
それはまさに「玉音放送」だった、と朝鮮総連の人間は言う。
日朝会談が行なわれた九月十七日。東京・干代田区にある朝鮮総連中央本部をはじめ全国の総連支部では、祝賀の記者会見、宴会、金正日への祝電を打つ予定がたてられていた。ところが、
「拉致を認める発言が報じられた途端、テレビの前に陣取っていた職員の雰囲気が、祝賀ムードから一転、葬式みたいになりました。総連中央や朝鮮大学校の電話がひっきりなしに鳴りだし、『今まで騙してきたな!』という在日同胞たちの怒りの声を浴びせられたのです」(総連関係者)
訪朝の十日後、総連機関紙は、〈これまで読者のみなさんに誤った事実を伝え、そのことによって言葉では言い尽くせないご迷惑を与えたことについて、この場を借りて率直に謝罪する次第です〉とようやく表明したが、いまだに総連幹部たちは同胞の反発に真摯に応えようとせず、「総連は当事者ではない」と言ってのける幹部もいるという。
しかし…。総連が北朝鮮の工作活動にまったく関与していない、と言い切れるだろうか。長年にわたり、小誌は朝鮮総連の諸問題を報じてきた。旧社会党との癒着である「パチンコ疑惑」や、裏部隊による工作活動、刑事事件に発展した朝銀信組事件。すべて軍事独裁政権を裏で支えてきた活動であった。
工作員を支援する「土台人」
「各地区に動員人数が割り当てられ、波状攻撃と称し午前と午後にわけて集団で押しかけるのです。二度と組織のことを報道させないための作戦でした」(元総連関係者)
小誌がパチンコ疑惑を報じた平成元年当時も、のべ数百人が連日抗議に訪れ、応接すると無断で小誌デスクや編集長の写真を撮り、翌日の機関紙に載るということさえあった。しかし、彼らは本当にそれが正しい行動と思ってきたのか。本気で総連中央の「大本営発表」を真実と思ってきたのか。
「薄々、矛盾に気が付いていた連中は多い。でも、組織の上から言われることを信じるしか、生きようがなかった」
在日同胞の人権を守るというスローガンのもと、朝鮮総連こそ同胞を苦しめてきたのではないか、と彼らは振り返る。昭和三十年の組織結成から四十七年。総連は何を行なってきたのか。その裏面史を辿る…。
警察庁が拉致問題について作成していた内部資料に、興味深い記述がある。平成九年五月一日、総連の実質上のトップ、許宗萬・責任副議長が元工作員・張龍雲氏(故人)に電話で話した内容だ。その中で許氏はこう言っている。
「この(拉致)事件は頭が痛い。金正日総書記に拉致した人間を解放したらどうかなどと、そんなことが言えるわけがないことくらい、お前も知っているやろ」
中略
現役の総連活動家が言う。
「拉致は、金日成時代に首領様(金正日)が指揮した部隊がやったことです。当時総連には二つの戦略が打ち出されました。一つは在日同胞を擁護するための合法的活動。もう一つが、日本海を渡って上陸する工作員の支援でした」
総連の元財政局副局長・韓光煕氏の証言により、北海道泊村から鹿児島県佐多町まで全国三十八力所の工作船着岸ポイントが明らかになっている。今回、小誌が取材した関係者の中にも、「総連から佐渡島の海岸線の撮影を依頼され、実際に撮りに行った」と言う人物がいた。写真撮影は、工作員が着岸する「接線」地点をつくるためだ。
上陸した工作員は、米軍基地の飛行機発着調査や、総連の監視も行なった。
「ほかにも、メリケン粉(麻薬のこと)や偽ドルを持ち込んだり、辛光沫のような工作員を更に監視するスパイもいました」(別の元総連関係者)
工作員を手引きする日本側の人間は「土台人」と呼ばれた。土台人は、総連の非公然組織「学習組」のさらに裏の特殊任務であるため、総連でもその存在は知られていない。
あなたがたが「拉致」を知らなかったはずはない。そして罪は「拉致」だけではない
朝鮮総連が揺れている。これまで拉致を捏造と主張し事実を認めなかった総連が、首脳会談の後、初めて機関紙に謝罪を掲載した。だが本当に総連は何も知らなかったのか。十年以上前にパチンコ疑惑や拉致被害をスクープした小誌だけが知る、朝鮮総連の「罪と罰」。
それはまさに「玉音放送」だった、と朝鮮総連の人間は言う。
日朝会談が行なわれた九月十七日。東京・干代田区にある朝鮮総連中央本部をはじめ全国の総連支部では、祝賀の記者会見、宴会、金正日への祝電を打つ予定がたてられていた。ところが、
「拉致を認める発言が報じられた途端、テレビの前に陣取っていた職員の雰囲気が、祝賀ムードから一転、葬式みたいになりました。総連中央や朝鮮大学校の電話がひっきりなしに鳴りだし、『今まで騙してきたな!』という在日同胞たちの怒りの声を浴びせられたのです」(総連関係者)
訪朝の十日後、総連機関紙は、〈これまで読者のみなさんに誤った事実を伝え、そのことによって言葉では言い尽くせないご迷惑を与えたことについて、この場を借りて率直に謝罪する次第です〉とようやく表明したが、いまだに総連幹部たちは同胞の反発に真摯に応えようとせず、「総連は当事者ではない」と言ってのける幹部もいるという。
しかし…。総連が北朝鮮の工作活動にまったく関与していない、と言い切れるだろうか。長年にわたり、小誌は朝鮮総連の諸問題を報じてきた。旧社会党との癒着である「パチンコ疑惑」や、裏部隊による工作活動、刑事事件に発展した朝銀信組事件。すべて軍事独裁政権を裏で支えてきた活動であった。
工作員を支援する「土台人」
「各地区に動員人数が割り当てられ、波状攻撃と称し午前と午後にわけて集団で押しかけるのです。二度と組織のことを報道させないための作戦でした」(元総連関係者)
小誌がパチンコ疑惑を報じた平成元年当時も、のべ数百人が連日抗議に訪れ、応接すると無断で小誌デスクや編集長の写真を撮り、翌日の機関紙に載るということさえあった。しかし、彼らは本当にそれが正しい行動と思ってきたのか。本気で総連中央の「大本営発表」を真実と思ってきたのか。
「薄々、矛盾に気が付いていた連中は多い。でも、組織の上から言われることを信じるしか、生きようがなかった」
在日同胞の人権を守るというスローガンのもと、朝鮮総連こそ同胞を苦しめてきたのではないか、と彼らは振り返る。昭和三十年の組織結成から四十七年。総連は何を行なってきたのか。その裏面史を辿る…。
警察庁が拉致問題について作成していた内部資料に、興味深い記述がある。平成九年五月一日、総連の実質上のトップ、許宗萬・責任副議長が元工作員・張龍雲氏(故人)に電話で話した内容だ。その中で許氏はこう言っている。
「この(拉致)事件は頭が痛い。金正日総書記に拉致した人間を解放したらどうかなどと、そんなことが言えるわけがないことくらい、お前も知っているやろ」
中略
現役の総連活動家が言う。
「拉致は、金日成時代に首領様(金正日)が指揮した部隊がやったことです。当時総連には二つの戦略が打ち出されました。一つは在日同胞を擁護するための合法的活動。もう一つが、日本海を渡って上陸する工作員の支援でした」
総連の元財政局副局長・韓光煕氏の証言により、北海道泊村から鹿児島県佐多町まで全国三十八力所の工作船着岸ポイントが明らかになっている。今回、小誌が取材した関係者の中にも、「総連から佐渡島の海岸線の撮影を依頼され、実際に撮りに行った」と言う人物がいた。写真撮影は、工作員が着岸する「接線」地点をつくるためだ。
上陸した工作員は、米軍基地の飛行機発着調査や、総連の監視も行なった。
「ほかにも、メリケン粉(麻薬のこと)や偽ドルを持ち込んだり、辛光沫のような工作員を更に監視するスパイもいました」(別の元総連関係者)
工作員を手引きする日本側の人間は「土台人」と呼ばれた。土台人は、総連の非公然組織「学習組」のさらに裏の特殊任務であるため、総連でもその存在は知られていない。
これは メッセージ 133576 (fabyoon_oyaji さん)への返信です.