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田口八重子さん兄、家族の苦悩つづる

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/05/10 06:30 投稿番号: [124680 / 232612]
拉致被害者、田口八重子さん兄、家族の苦悩つづる

20年以上の戦い記録、中旬出版


  北朝鮮による拉致被害者の田口八重子さん=拉致当時(二二)=の兄で、「家族会」副代表を務める飯塚繁雄さん(六五)が五月中旬、著書「妹よ〜北朝鮮に拉致された八重子救出をめざして」(日本テレビ出版部)を出版する。田口さんが失踪(しっそう)した状況から、大韓航空機爆破事件(昭和六十二年)の際の取材攻勢に対する家族の苦悩など、二十年以上にわたる戦いの日々が赤裸々につづられている。

  田口さんは昭和五十三年六月ごろ、東京・高田馬場のベビーホテルに、子供二人を預けたまま行方不明となった。大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫(キムヒョンヒ)元北朝鮮工作員の証言から北朝鮮による拉致であることが判明。しかし、平成十四年九月十七日の日朝首脳会談では「死亡」とされた。

  田口さんが拉致された後、飯塚さんは田口さんが残した子供二人のうち、長男の耕一郎さん(二七)を引き取って養子縁組し、自らの子供として育ててきた。耕一郎さんは今年二月、田口さんの子供として記者会見、母の救出に向けた思いを述べた。

  飯塚さんが著書出版を思い立ったのは、拉致問題に対する国民の意識を盛り上げ理解を得るとともに、事件の経過をしっかりと記録しようと考えたため。田口さんが帰国を果たした際、「今まで忘れずにしっかりと対応してきたんだよということを正確に伝える」(飯塚さん)という思いも込められている。

  著書では飯塚さんや田口さん兄妹の生い立ちから、田口さんが行方不明になったときの状況、田口さんの実名を公表し、家族会に参加するまでの経緯、拉致問題の全面解決に向けた決意まで、飯塚さんの戦いの日々が描かれている。

  飯塚さんは「事件にかかわった私たち家族のなみなみならぬ苦労をみなさんに伝えたい」と話している。同書は四六判ハードカバーで二一八ページ。定価千三百円(税込み)。
(05/10)

http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_14_1.htm
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